小学校見学

今日は 月寒小学校の運動会への取組みを 年長青バッチグループのお友だちが見学に出かけました。

お友だちと手をつなぎ 安全を確認しながら小学校までの道のりを歩きました。途中 桜の花吹雪やお花がきれいなお庭を眺めました。

 

 

 

 

 

 

教頭先生のご配慮で 中休みに体育館で行っていた 赤組の応援練習もみせていただきました。元気のよいエール交換に思わず同調して拳をあげる子どももいましたよ。

 

 

 

 

 

 

今回も とても良い経験をさせていただきました。月寒小学校の児童のみなさん先生方ありがとうございました。

卒園生が何人も 「あっ 園長先生!!」となにげなく気軽に声をかけにきてくれました。

幼稚園の園庭の八重桜がやっと満開になりました。

 

 

 

 

 

 

ゆるやかな でも かたい 確信

先週 岩手県大槌町のおさなご幼稚園に伺ったことはこのブログでもお知らせしました。

今回の訪問で一番心に響いたのは 北は北海道 南は鹿児島 全国から激励に集まった園長先生たちに おさなご幼稚園の箱山園長先生が講演された中のことばでした。

「日本という国は いのちさえあれば 見ず知らずの人々だろうとだれだろうと いろいろなかたちで助けてくれる、助け合う国です。そして 他の国からの助けも受け入れられる国です。 だから どんなに絶望的な状況になっても とにかく いのちさえあれば やりなおしができるのですよ この国は…」

大槌町の旧市街地は 今なお 大津波に襲われさらわれたままの状態です。

この町で生活する人々の困難さは 私たちの想像が及ぶ範囲のものではないでしょう。

箱山先生は81歳。震災の年の正月 会食した同級生の中で津波の襲来を知りながら 逃げずに自宅にとどまりお亡くなりになられた方がいらっしゃる。その方は なぜ 逃げようとしなかったのか 今でも思いをよせることがある。余命短くとも いのちの限り生き 次の世代に何かをつなぐことはできるのに(できたのに)…との思いが 箱山先生にはつのっているのだそうです。

「この国は いのちさえあれば かならず助けてくれる。 やりなおしができる。」

 その ゆるやかで たしかな確信は 箱山先生が我々に伝えようとされた いちばんの思いでした。

【園長 東 重満】