”いのち”への気づき

今日 こぐまの森ガリバーで 昼食を終えバスに乗って幼稚園に戻ろうかという時間帯に 花壇に数輪咲いていた チューリップの花などを乱暴に扱う子どもがいたので 厳しく叱って幼稚園まで一緒に歩いて帰りました。

年長青バッチグループと年中黄バッチグループの その男の子3人は 花に限らず いのちあるものとどのように向き合うべきか そろそろ理屈ではなく生活経験の実感の中で 理解できる子どもたちです。

その様に いのちあるものを乱暴にあつかう子どもの姿に出会った時 私たち大人は どんなに忙しくとも 先を急いでいても 見過ごすべきではありません。 それは ちょうど 年中から年長にかけては 子どもたちに死生観が芽生える時期だからです。

担任の先生からひきはがされ バスに置いて行かれた瞬間の子どもたちは この世も終わり…といった様子でしたが。バスが見えなくなった頃には すぐに落ち着きを取り戻し 状況をしっかり理解できていました。

歩きはじめて5分くらいは 身近な動植物との付き合い方を話し合いました。 そして お父さんお母さんにとって あなたたち(それぞれの子ども)がどれだけかけがえのない大切な存在か。そのことを ”自分のまわりのいのち” にも同じように思いを寄せてほしいという 私の願いを伝えました。

その後は 道端の花を鑑賞しながら 紫色のチューリップはめずらしい とか スイセンには毒がある とか笹はパンダの好物だ 最近カラスは低空飛行が多い とか 楽しい会話を交わしながら 周囲の状況に注意をはらいながら上手に歩き横断歩道はしっかり手をあげて渡りました。

そう この子らは 規範意識がしっかり芽生えていて 自ら身を守り社会のルールもしっかり守れる子どもたちです。 だからこそ いのちの尊厳をたいせつにできる子どもに育ってほしいと願います。

幼稚園まで 4人で 30分かからずに歩ききりました。 ガリバーまで一人の帰り道は なぜか30分以上かかってしまいましたが…

今日も 樹木の花やタンポポを摘んで 子どもたちはあそんでいました。摘むことが許される花と そうではない花の一線はどこで引けばよいのでしょう? 今日のカンファレンスの課題にしてみます。(私なりの答えは明日のブログで)

ガリバーでのちゅーりっぷ

今年度 はじめてガリバーでのちゅーりっぷの活動でした。

はじめに 花壇にお花の種を蒔きました。まず 保育者から種を手のひらに分けてもらい 大事に花壇まで運んで 青バッチさんのお手本にならって 指で畑にくぼみをつくってお花の種を植えました。その後 ジョウロでお水をあげました。

こぐまの森は タンポポ イタドリ ふき リンゴやサクランボの花 紅葉の樹の花などを子どもたちはみつけあそびの素材にしていました。

イタドリはあっというまに伸びて 大人の背丈ほどになっていましたが その群落に分け入ってあそんでいました。

どのお友だちも 仲間やあそびの素材と楽しそうにかかわりながらあそんでいました。

何人もの子どもが昼食前に 「えんちょうせんい おなかすいたよ〜」とうったえに来るほど しっかりあそびこんでいたようです。