3月2013

年度末

29日 30日と 北海道地区のSIあそびの初任者研修会が美晴幼稚園で行われ 40名程の新任予定の先生方を中心に道内各地から集まって 年少ピンクバッチグループの公開保育と講習がありました。

ドンリュウ園長は 昨日30日 東京大学で 韓国 台湾の幼児教育の政策を主導している研究者と OECDの教育局から乳幼児部門のアナリストの責任者をお招きしたシンポジウムに出席するため 29日の研修会を終えてから東京に移動しました。今日2つの会議に出席して札幌に帰ります。

札幌は まだまだ残雪深いですが 東京は桜の季節で 東大の赤門わきの桜も見事な咲きぶりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国も台湾も 幼稚園と保育所の制度改革が 幼児教育の充実という枠組みで急送に進んでいます。(残念ながら日本はすっかり取り残されています…)

日本も来年度からその検討が国でも市町村でも急ピッチに進む予定です。

今朝 ある新聞のコラムに 若くして病に倒れた母親が男の子に「いっぱいおでかけにつれていってもらうんだよ」という走り書きを残したエピソードが書かれていました。

家族が共に暮らし それぞれの家庭らしい楽しく過す営みが あたりまえにまもられる制度改変であることを望みます。

そして 保育者の一人として そのためにできる事を 職員全員で協力して取組みたいと思います。

今日は 年度末 一年間ありがとうございました。

 

答えは 子どもの中に

昨日は 卒園式のあと 卒園児の保護者の皆さん主催の謝恩会にお招きいただきました。

素敵な会場でおいしいお料理と飲み物をいただきながら 和やかに歓談させていただきました。

会の中で 幹事のおかあさん方から 「感謝状」をいただきました。

そこに綴られたことは 私たち職員が忘れかけていた出来事も含めて ユーモアと愛情にあふれた素敵な言葉でした。

「美晴の保育者は保護者の皆さんに育てられているのだなぁ…」とあらためて気づき 感謝の念にたえません。

私たち 職員自身の努力は その一部に過ぎないのだ と思いまが みなさんのお力添えに甘えない様  倦まず弛まず研鑚を重ねたいと思います。

そして 退職職員の挨拶で生富先生が話していたように 保育の中で 行き詰まったり悩んだ時は 「子どもが答えを教えてくれる 導いてくれる…」という関係性の中で美晴の保育が営まれていることを これからも大切にしてゆきたいと思います。

卒園児の保護者の皆さん 本当にありがとうございました。 園長 東 重満

「みんなの幸せを希求して」

 卒園児と共に、進級児のしおりちゃんがお引っ越しで転園します。また、職員では生富千鶴先生が新しい生活をスタートされます。月曜日、中学校の卒業式の後、函館の高専に進学する卒園生が将来の希望を携えて訪ねてくれました。

 挑戦する。 

 勝利者でありたいと激しく熱望する。

 しかしその勝利のために、

 ひとりの敗北者も生まれない勝利だ

             <岡本太郎>

子どもたち一人一人がその人らしい生き方を実現して幸福をつかむこと。

私の希望はこの一点につきます。

このことを心の底から祈りながら今年も春日山を閉じます。

一年間ありがとうございました。

<春日山 卒園・進級号から>

開けてみなければわからない

 私が園長に就任して以来、卒園児のアルバムに綴じる文集の寄せ書きはほとんど変わりません。

新しい時代のつくりてである子どもたちには、まわりと調和しながら「自分らしさ」を大切にして自分の人生をきり拓いてほしいということ。

そして、行き詰まったときにはゆっくりと立ちどまり、気持ちを整えてから、再度勇気をもって未来に向けて歩みを進めて、というエールです。

 プレゼントの箱もおかしの箱も開けてみなければ中身はわからないものです。美晴の卒園児には、自分の可能性を信じて未知の箱をどんどん開けてゆく、意欲あふれるたくましい子どもであれと願っています。

<春日山 卒園・進級号から>

アルバム

 卒園児に渡されるアルバムとDVDは、今年もアルバム係さんが撮影から編集、台紙の制作まで、何度も幼稚園に足を運んでくださって出来上がった気持ちのこもったものです。

アルバムづくりにご参加いただいた年長はじめ年少・中のお母様方、本当にありがとうございました。また、DVDの映像の撮影や編集にはお父様のお力添えもいただきました。重ねて感謝いたします。

皆さんが本当に本当に丹精込めてつくりあげたアルバムです。ご家族で素敵な写真を加えていただき、いつまでも子どもたちの思い出と共に大切にしていただければ嬉しいです。

<春日山 卒園・進級号から>

「等身大の姿」

 年長のお友だちは卒園制作に等身大の自我像を描き、陶芸でカップをつくりました。

今年は陶芸用のチョークの発色もよく、釉薬がのったしっかりしたかたちの作品になりました。

 等身大の自我像は、きっと保護者の皆さんの想像より描き終えるまで時間を要します。実際に大きな紙の上に横になった子どもの輪郭を鉛筆でなぞり、その等身大の自分に思い思いの色をのせて自我像が完成しました。美晴で等身大の自我像を描く意図は、「6歳の自分の大きさを実感してほしい」ということです。6歳の自分は万能だとうぬぼれるほど有能感、有用感にあふれてほしいのです。そして、これからも夢は大きく描いてほしいと願います。

<春日山卒園・進級号から>

第49回卒園式・修了式

美晴幼稚園は 毎年 春分の日に卒園式ならびに修了式をおこないます。

明日から お日様が地上に顔を出している時間の方が 長くなります。 子どもたちのハレの門出には最適の日。

でも 日が長くなり始めるのは 一年で一番お日様が顔を出している時間が短い 冬至からです。

子どもの成長と同じだと思いませんか? 私たちが変化に気づくずっと前から かならず準備や予兆ははじまっているものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼稚園の生活は 子どもと おかあさんおとうさんとの同行。

共に よろこび なやみ のりこえ…。今日を迎えましたね。

そして 4月からの新しい生活に エールを送ります。

 

至らないままに…

今年度の保育も明日の卒園式・修了式を残すだけとなりました。

今日は小学校の卒業証書授与式があり ドンリュウ園長も出かけていました。お昼過ぎに幼稚園に戻り玄関ホールで雑巾掛けをしている子どもたちに出迎えられ 2階のホールに上がったところ 同じく掃除をしている子どもたちの姿と共に式幕(周囲の紅白幕)が目にはいりました。

ドンリュウにはとても違和感がありました。どうして 子どもたちが清掃や片付けを終えてから 式幕などの準備に入らなかったのか…。

我々保育者は子どもをしっかり理解した上で 保育に明確な意図をもち実践することができなければなりません。

しかし 今日の保育ではそのことが十分にできていなかった…。

卒園児も進級児もこころの内では 複雑な思いが交差した中で生活しています。そのことは何気ない言葉の端々やちょっとした振舞いににじみ出ています。

幼稚園生活を終えることや進級する意味と実感には 子どもによって温度差があります。

どうしても年度末の3月はあわただしくなりがちですが このことをしっかり踏まえて ひとつひとつの保育を丁寧に進めることで 子どもたちが 卒園や小学校への入学 進級について実感と理解をもちながら進んでいけるように導くのが 私たち保育者の重要な課題です。

些細なことかも知れませんが 今日の事も 子どもたちの清掃が終わり 幼稚園生活にいったんピリョウドをうってから 明日の準備にはいるべきでした。

最後の最後まで 至らない保育者でありました。

卒園式や入園式は 通過儀礼ではありますが 子どもたちにとっては新しい一歩のはじまりとなる大切な節目の行事です。もう一度 気持ちを入れ直して 明日の卒園式・修了式にのぞみます。

幼児体力測定結果。

昨年11月 北海道体育協会さんに協力して きたえ〜るで年長青バッチグループの子どもたちが行った体力測定の結果が届きました。(今日 お家に持ち帰りました)

 

 

 

 

 

 

 

 

左は全国平均と美晴幼稚園の測定値を比較した一覧表。右がそれぞれにいただいた個人の測定値と全国平均を比較し身体測定をあわせてコメントが付されている「幼児体力テストパーソナルデータ」の個別シート。

年長児の皆さんは 個別シートをお子様の現時点での体力測定結果として参考にしていただければと思います。年少・中児の保護者の皆さんには 4月5日の説明会でお話しさせていただいます。

とっても簡単に言えば 今回参加した他の幼稚園の園児の傾向と大きな変わりはないことと 「筋力(握力)」「瞬発力(立ち幅跳び)」「協応性(全身協調)ソフトボール投げ」「協応性(スピード)25m走」「敏捷性(反復横跳び)」「筋持久力(体支持持続時間)」「柔軟性(長座体前屈)」の7つの体力要素で 男女月齢共通して美晴の子どもたちは 敏捷性と筋持久力以外の5つの要素で全国平均を上回っています。(反復横跳びと体支持はまったく初めての動きだったので当然かもしれません)

全体として 美晴の子どもは体格でも 痩せ過ぎ 太り過ぎはいませんでした。体力測定結果も大きな課題を持っている子どもはおらず 総じて皆バランスよく育っています。

握力と25m走は 男女月齢関係なく全国平均を大きく上回る測定結果でした。

食事 睡眠 あそび。 この3つがしっかり保障されていれば 子どもは無理なくしっかり育つものです。

 

 

”これでさいご”

明後日に卒園式・修了式をひかえて 保育の中でいろいろな”これでさいご”という言葉や場面がでてきています。

英語あそびは先週が最終回の予定でしたが 臨時休園となったので今日が今年度の最終回。

 

 

 

 

 

 

クラスやグループでの記念のスナップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お引っ越しをするお友だちとのスナップも…。

 

 

 

 

 

 

あと2日。