感受性

今日 月寒公園でお昼をいただいた後の一こまです。

 

 

 

 

 

何の木かわからないのですが もう 葉が黄色く色づいて パラパラと落ちて地面に広がっていました。それを 長い枝を釣り竿に見立ててあそんでいた子どもたちが見つけました。

ある年長の女の子が「このハッパはきいろくなったら きからおちてくるんだよ…」と言いました。「だって さっききからきいろいハッパがおちてくるところみたもん…」

本当にその通りで 樹の幹や枝についている葉っぱはまだ緑色でした。

その子たちはジッと木をみつめていたわけではありませんでした。何気なく過ごしているようで 子どもたちは周囲の状況にアンテナを張り巡らせているのですね。

木漏れ日 ドングリ 落ち葉 黄色い色 …

それから どんりゅう園長は来客があって あとから月寒公園に追いかけていったので お昼のおにぎりを幼稚園においてゆきました。昼食の間、少しはなれたところからみていたら、子どもたちが食事をとらないどんりゅうを気にして声をかけてくれました。

後から聴いた話ですが 年長の男の子が「えんちょうせんせいのおにぎり コロコロしたのかなぁ」と話していたそうです。今日は パチパチと音を立てながら落ちてくるドングリもたくさんひろっていましたが 月寒公園の森の中や坂道で転がるドングリと「おむすびころりん」のお話しが重なったのでしょうか。

感性を刺激するものを受けとめる感受性が 豊かに育っています。