オープン クエッション

学校の先生は(幼稚園の先生を含めて) 行動主義的な閉じた問いかけ(答え)を用いた指導を得意としています。いわゆるクローズドクエッション。

例えば「公園から道路に一人でかってに出ていって よかった だめだった?」

「こまっているお友だちがいたら 助けない 助ける?」

と先生が問いかければ 「だめ」「助ける」といったように 教師が求める答えを答えざるを得ない。あるいは ○か× YES or NO  できた できない。といった答えが単純化、限定化されて閉じられている。考えなくても教師(親)の期待にそう答えを簡単に導き出してしまう。そんな、大人と子どもの関係…。

この手法は動物の調教と同じで、動物の行動特性を単純化した教授法。しかし、「この指導法だけ」では 自分らしい思いや考えをもった成熟した人間(大人や市民)には 残念ながら育たない。

幼児とはいえ一人の人間としてその思いが尊重され 多様な考えや意見を主張し合える関係を 対話を織りなす中で育み どんな考えも◯ として受け入れられる関係性を育てる 開かれた問いかけ(オープンクエッション)ができる保育を継続したい。と私は考えています。

今日は そんな一端が 子どもの対話の中でみられた一日でした。