9月2013

子どもの安心と安全

石巻市の日和幼稚園の裁判については 自分の考えと思いを整理してから ここに書きたいと考えています。

今日は2つの報道についてドンリュウの考えを書きたいと思います。一つは 学校での教諭の体罰について社会問題化している最中で先週末の部活動での体罰の様子がインターネットに掲載されたこと。二つ目は静岡県知事が統一学力テストの結果の下位校の校長名の公表求め教育委員会ともめていること。

ドンリュウの懸念は いずれも 子どもの教師への従順性と 教師の子どもへの権威づけの弊害です。

部活動での体罰はいわずもがな ですが 統一学力テストの上位県では 過剰な宿題(家庭学習)を課すことや 教師の生徒児童への関わりが権威的であることに支えられている実態が少なくないという現実です。

このような学校生活は 確かに狭い意味での学習成績を向上させることは出来るかも知れませんが 子どもの人格や社会性を歪めたり 創造性や自律性の芽を摘みかねません。

しかし 保護者やマスコミを含めた社会も 声だかに体罰や静岡県知事の手法に批判的な意見を寄せながら 一方でもてはやしている実態も否めません。

日曜日に ペスタロッチー・フレーベル学会のシンポジウムにシンポジストとして招かれ 保育園の園長先生と大学の研究者と席を共にしましたが 打ち合わせの席で 子どもに寄り添って丁寧な保育を長年実践されてきた現場の園長先生が 今後の保育所制度改革や保護者意識の変容への懸念の中で 保育の現場から身を引かれるようになってしまっている現実を知りました。非常に残念でなりません。

一方で 乳幼児期の発達にとって懸念される施設が急増している実態も…。

子どもが安心安全に過し 学べる環境を維持し充実させることの重大さを あらためて考えています。

「せんそう」ってなに?

13日の敬老の集いで 子どもたちからおじいちゃんおばあちゃんへの質問する時間がありました。その中で年長青バッチグループの男の子が 「せんそうってなに?」と問いかけたそうです。

そのクラスに来園してくださっていた 在園児の親戚のおじいちゃんが 幼児なりの疑問に真正面からこたえるかたちで 子どもにわかりやすいことばでお話ししてくださいました。そして 質問した子どものおじいちゃんも自らの思いをしっかりと語ってくださいました。

戦争の悲惨さ 現実に人々におよぶ苦労 そして いまもこれからも 場所をとわず発生しない事 起こさないことを希求する強い思いは 必ず子どもに伝わったことと考えます。

何よりも 子どもの素朴な疑問に きちんと向き合ってくださった事自体が 子どもたちにとっても 我々保育者や保護者にとっても ありがたいことだと思います。

園長 東 重満

 

おじいちゃん おばあちゃん ありがとう

今日は美晴幼稚園の敬老の集い。たくさんのご祖父母の皆様 ご親戚の皆様にご来園いただきました。

今日一日は美晴の子どもたち皆のおばあちゃん おじいちゃんになっていただき 親しく過ごしていただきました。おじいちゃんおばあちゃんを敬う気持ち 親しみいたわる気持ちを このような機会を通して子どもたちは感じています。子どもたちにとって貴重な時間をお与えいただき本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

これから寒い時期となりますが お身体ご自愛いただきお過ごしください。

そして いつまでもお元気で長生きしてくださいね。

 

 

敬老の集い(こころからお待ちしています)

明日13日は美晴幼稚園の敬老の集いです。たくさんのおじいちゃんおばあちゃんを幼稚園にお招きして それぞれのクラスでふれあって楽しい時間を過ごしていただきます。 どうか気楽な感じで来ていただければ嬉しいです。

そう言いながら 一つだけお願いがあります。幼稚園の子どもの中には 祖父母のみなさんと離れて暮らしているなど 普段はなかなか おじいちゃんおばあちゃんと会う事がかなわない子どもも少なくありません。明日は 我が孫(ひ孫)だけのおじいちゃんおばあちゃんではなく 幼稚園にいる時だけで結構ですので 美晴幼稚園の子どもとたち皆のおじいちゃんおばあちゃんになっていただきたいと存じます。

私は 父49歳 母40歳の時にうまれた子どもなので 人生を通して自分の祖父母と触れあうことがかないませんでした。その事は 仕方のないことなのですが 友だちが おじいちゃんおばあちゃんと親しくしている あるいは おじいちゃんおばあちゃんのお話しをしていることでさえ 正直 うらやましく思っていました。

私は 自分のないものねだりではなく 子どもにとって祖父母の存在は 会う機械の頻度ではなく 存在そのものに大きな意味があると思っています。

明日 直接会うことができなくても 子どもたちは大好きなおじいちゃんおばあちゃんを慕って お手紙を書いています。そんな絆を感じるのが 敬老の日であり 幼稚園の敬老の集いだと考えています。

おばあちゃん おじいちゃん のご来園を子どもたちと こころから楽しみにお待ちしています。

月寒小学校に出かけました(年長青バッチG)

今日 4年生が校外学習で下水道科学館へ出かけているので 幼稚園の子どもたちが実際に教室で椅子に座る体験ができる ということで 年長青バッチグループのお友だちが月寒小学校に出かけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼稚園から月寒小学校まで歩き 案内してくださった先生に挨拶をして まず体育館の広さを実感しました。それから給食室をのぞいた後に栄養教諭の先生とご挨拶。 電子黒板でお絵描きして 放送室を見せていただきました。小学生が学習している様子を見せていただき(少しだけ理科室や教室に入りました) お出かけしている4年生の教室で実際に机にすわらせていただきました。

帰りは教頭先生はじめお世話になった先生と児童に挨拶して 幼稚園に帰りました。

 

 

 

 

 

児童玄関には 美晴幼稚園の来校を歓迎する こんなに大きく素敵な張り紙が貼られていました。

この取組みは 小学校も幼稚園も通常の教育活動の時間に位置づけることなく 双方のすき間の時間を最大限活用して交流をはかるために考えだした ゼロタイムの活用です。

このような ささやかな経験を少しずつ重ねることで 子どもたちは小学校への親近感を増して行きます。

 

 

SIあそび参観と保育者研修

今日は東京からギルフォードSI教育協会の白濱洋征先生をお招きして SIあそびの保育参観と講演会を開催しました。

SIあそびは教材を用いた学齢別のグループでの設定保育なので いわゆるドリル学習と勘違いされる方もいるかも知れません。しかし、白濱先生のお話しを聴かれて 教材を利用して大人が一方的に知識を教えるものではなく 子どもが安心の中で 自ら取組むあそびに知的発達の要素を埋め込んだものであることをご理解いただけたことと思います。

午後は わんぱくタイムも預かり保育もお休みさていただき 白濱先生にご指導いただき保育者の園内研修を行いました。

子どもの自由感がベースである美晴の保育の中で より子どもたちが安心の中で集中し 共に協力し合ってあそびに向かう環境設定のあり方 保育者の子どもへのかかわりやことば掛け などを 美晴の保育のVTRや他園の保育のVTRを資料に具体的にシビアに検討しました。

白濱先生は研修の後 千歳空港から名古屋に向かわれました。 白濱先生のお話しは全国の幼稚園や保育園での実践や指導 保護者からの相談に基づいたものです。 ドキッとする内容もあったかも知れませんが 今後の子育ての参考にしていただければ と思います。

本日のご参加と預かり保育のお休みにご理解いただきありがとうございました。

こぐまの森ガリバーでちゅーりっぷの活動

今日は2学期になってはじめて ちゅーりっぷの活動(全園児での活動)を行いました。

1学期からの大きな変化は 夏休み中のディキャンプで小学生が段丘にアスレチックの縄梯子や綱をつけてくれたことです。

年長青バッチグループのお友だちは先週のお泊まり会で体験済みですが はじめて挑戦するお友だちもたくさんいます。

 

 

 

 

 

 

ドンリュウは おしゃべりタイムがあったので幼稚園で保護者の方と面談をしていました。その間 男性保育者の鈴木先生とバスの運転手の田中さん佐藤さんがサポートしてくれたようです。

ターザンブランコは座面と持ち手のところがホツレてきたので 修理しました。また楽しくあそべるね。

 

事象の目とファンタジーの目

月曜日 久しぶりにバスの添乗をしました。

美晴の通園バスは小さなバスなので ドンリュウにとっては子どもたちと他愛ない話が出来る楽しい時間。

年長の男の子が バスの壁をつたって歩いている蟻(アリ)を見つけました。その蟻がいつバスの中に入ってきたのか。どの様にして入ってきたのか…。その疑問を自問自答しながら こんなふうにつぶやきました。

「ハネがついているハネつきありじゃないから とんではこれないし…。 あっそうか バッタのせなかにのせてきてもらったんだ…」

年長らしい科学性のある事象を観る目と気づきが育ち 同時に ファンタジーの世界も広がっていることが この短いつぶやきからわかります。

子どもと過ごすと必ず素敵なプレゼントをもらいます。

年長青バッチグループの陶芸と経験画

今日は久しぶりの英語あそびを楽しみ お泊まり会の経験画を描き お泊まり会の雨天時のプログラムでもあった陶芸に取組みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ 思い思いの作品はとても素敵です!

 

地震を想定した避難訓練を行いました

先週実施できなかった地震を想定した避難訓練を実施しました。

まず 一度目の合図が地震が発生したことを知らせます。ただちに机の下に潜り込み自分の身を守ります。その30秒後に地震がおさまったという二度目の合図。その後 ただちに隣の平和公園へ避難を開始します。

 

 

 

 

 

地震が静まった合図から 点呼して避難を確認し 園長に完了報告を終えるまで 1分32秒。

来月は 北海道シェイクアウト(職場や学校の枠を超えた総合避難行動)に参加します。