バッタさん

今日、給食を食べ終わり、数名の子ども達と食器を返しに行き

「ご馳走様でした!」と挨拶をし、お部屋に戻ろうとすると、

立ち止まって動こうとしない子が一人。

どうしたのか、尋ねると壁を指さして、「バッタさんがいてるの。」とバッタを見つめています。それに気付いた周りの子ども達が

「久代先生~!とって~!!」とはしゃぎ始めました。

捕まえようとすると、翅をひろげて、跳びまわって逃げるバッタ。

そんなバッタを「待て~!」 「あっ。こっちに跳んだ!」と笑い声をあげながら追いかけ回す子ども達(^^)

そんなやり取りを何度か繰り返してようやく捕まえたバッタを部屋に持って行き、虫かごに入れて観察……。

それとなく「バッタさん、お腹すいてないのかな~。」と呟いてみると、

「なにたべるかな?」 「すいてるって!」 「葉っぱかな?」と子ども達から、色んな反応が!!

そこで、「バッタさんに聞いてみたら?」と言うと

「うん!(^o^)」と虫かごをもって、アトリエ棟の辺りまで、バッタさんの草探しに行きました。

「この可愛い葉っぱにする♪」 「この長いのは?」 「これでいい?」と自分の好きな葉っぱに決めたり、

虫かごの中にいるバッタに聞きながら楽しそうに選ぶ姿が見られました。

 

お部屋に戻って観察中の子ども達。

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「食べるかな?」 「あ。草の上に乗った!」

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「うわぁああぁ!びっくりした!ジャンプしたよ。」

と見たままの様子を興奮しながら、口々に話す子ども達。

 

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すると、虫かごを抱えて、逆さまにしたり、じーっと見つめては、考えています。

何を考えているのか聞いてみると、しばらくして、

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「これが(大きいバッタ)お母さんで、これが(中くらいのバッタ)お姉ちゃんで、これが(小さいバッタ)赤ちゃんやと思う(^^)」

と話してくれました。それを横で聞いていたお友達が「お父さんは?」「バッタさんたち仲良く遊んでるね~。」と、

どんどん会話が盛り上がりました。

そんな子ども達の姿に、じっくりと虫を観察するようになったこと、感じた事、

気づいたことを言葉で伝えられるようになったきたこと、

子どもたち同士で会話が出来るようになってきたこと、、、色んな成長が感じられ、とても嬉しく思いました(^^)