先取りは子どもを育てない
年少さんが育てている、
ブロッコリーに付いた青虫が、
ついにさなぎから、蝶になった。
うれしくって いろんな先生に 「見てみて」
「これをどうするの?」
「飼うよー。」
何を聞いているのと言わんばかりに 口々に答えている。
ついつい大人は、
「殺してしまうから、逃がしてあげなさい。」と、
道徳的に 指導することが 多いかもしれない。
でも それでは 死の出会いはないだろう。
死に出会ってこそ
本当に「死んでしまうから」が分かるのです。
大人の先取りは 子どもの育ちには役に立たない。