あそびの展開(援助と協調)

今日は こぐまの森ガリバーに出かける予定でしたが 早朝の雨のふり方と 気温があがらない予報だったので 幼稚園でちゅーりっぷの活動をすることにしました。先週までの残暑から ここ数日の気温の下がり方が急だったので 順応性にすぐれている子どもとはいえ 身体の調整機能が追いつかなく体調を崩しかねないと思いました。

それで 園舎内でのちゅーりっぷ。カプラを使ったセンターと 水の国のセンター ホールは家づくりからアスレチック(サーキットあそび)のセンターになりました。(あそびの場をコーナーといわずにセンターというのは あらためて説明します)

 

 

 

 

 

ホールでは 最初 話し合いをしたところ段ボールで家づくりをしたいということで 図面を描いてイメージを共有しながら たくましい鈴木先生に助けてもらいながら取り組んでしました。その後 アスレチック(サーキットあそび)ができるセンターをつくってあそんでいました。

 

 

 

 

 

オープンスペースになっていた みつばとつくし組の保育室では 「水の国」をつくりたいということで スズランテープを放射状に広げて たのしいスペースをつくりました。アイディアは子どもたちが中心に出しながら 細かな作業もどんどん進めましたが 中心に柱を立てることなどは こころやさしい?生富先生に手伝ってもらいながら 皆で協力して楽しい空間ができあがりました。お気に入りの子どもたちはお弁当も水の国でいただいていました。

 

 

 

 

 

すみれ組の保育室ではカプラ。入園当初は進級児がくみ上げた造形物を 体当たりしたり手で押したりしながら 崩すことを楽しんでいたお友だちも 積み方 並べ方 組み方の楽しさを実感できるようになっていて 協同作業を楽しんでいました。

カプラはフランスのごく一部の地域だけで自生している欧州松を原材料にして作られる積み木です。(同じ種類の樹でも他の地域の樹ではヤニの関係などで製造できないそう)

薄いのに何層に積んでもくるいがなく積んだり組んだりできること。幼児が扱うのには扱いやすい大きさと「軽さ」。がカプラの特徴です。そして なにより他の積み木と大きく違うのは その「音」。

この軽さと音が「崩す」「壊す」ことも楽しめる積み木である所以(ゆえん)です。どんりゅうがパリのオフシャルショップで このカプラを創作した方の弟子(素敵なマダムでしたが)から直々に研修を受けて初級指導者のライセンスをいただきましたが(たぶん美晴の職員も知らない?と思うけど…) その時 講師のマダムは日本の子どもたちには積んだり組んだりすることと同じくらいカプラの「音」も存分に楽しんでほしいと力説していました。

創造することの出発点は 大人は眉をひそめそうだけれど 実は 壊したり分解すること。

このことについては また あらためて。