小学校の運動会

今日は市内の多くの小学校で運動会がありました。皆 それぞれに全力を尽くして取り組んだ事でしょう。

運動会を控えたこの時期 通勤の通り道にある小学校や自宅前の小学校は 私が10時 11時に退勤する時でも 多くの先生が小学校で仕事をされています。

そのすべてが運動会の準備ではないでしょうが 指導方針の確認や準備のために多くの時間を費やすだけの意味がこの行事にはあるのですね。それはきっと 学校生活を進めてゆく中で 子どもたちにとっても教師にとっても大きな意味をもたらすからでしょう。

とても個人的なことですが 今日の運動会で我が家の三人の娘の11年間に及ぶ小学校での運動会が最終となるにあたって 感慨深く これまでお世話になった先生方へ敬意を感じずにはいられない思いでした。

そんな思いで運動会を見つめている中 長女が小学校に入学して2年間 お世話になった柴田校長先生の訃報が伝えられました。

入学式で柴田校長先生の凛とした姿を拝見して 我が子がこの学校で学べることは幸運だなぁ と直感したことを覚えています。

実際 学校生活の中で 私が父の会の野球部に所属していたこともあって折々にお会いする機会があり その都度 娘の学校での姿をお伝えくださり(それは私ばかりでなく全員のお父さんに対してでした…) 娘が精神性頻尿になった時は その実態を把握されたうえでの細やかなご配慮についてお声がけいただいたこともありました。

児童数がそれほど多くないとはいえ 全児童の名前を覚え その様子を把握されている校長先生の存在が 学校全体の安定をつくっていたのだと思います。その安定感は今になっても変わらず引き継がれていると思います。

柴田校長先生は この学校で退職を迎えられましたが その折 翌年度からPTA会長に就任することが内定していた私に 「周年事業がある大事な年に東さんが会長を引き受けてくれて良かった…」と思いをこめて語りかけられたことばと笑顔は 私にとって生涯の宝物です。

子どもの学校生活は 親を親として成長させる場でもあることを 今日の縁に深く深く実感しました。