5月2014

年長者からの助言

今日は午前中 大阪から移動してきたので 畑に寄って幼稚園に着いたのは 降園を間近にした1:30すぎでした。

今日から つくし組とみつば組が靴箱を移動したのですが 大きな混乱はなかったようです。

玄関の「喜ぶ少女」 自然とさわっているお友だちが何人もいましたが 子どもたちは変わった玄関をどんなふうに感じているのかなぁ…。

門のところで子どもたちを見送り お迎えにこられた保護者の皆さんと挨拶を交わしていたら 通りがかりの年長者が 「さっきすれ違った子どもの前髪が目にかかっていたけれど 注意した方がいいよ。眼球にはいっていたり まつ毛にかかっていると 必ず視力が悪くなるから…」と心配そうに でも確信をもって忠告されて行きました。

先日は 平和公園の道路わきの樹木が枯れていて しかも歩道にせり出しているのでとっても危ないと忠告してくださった年長者もいらしゃいました。幼稚園の敷地ではなく公園の樹木なので 幼稚園の方で責任を持って区役所の土木センターに連絡して対処していただく旨お伝えしました。

私が確認したところ 一見樹皮がはがれて枯れかけているように見えるものの どの枝先からも芽吹いていて枯れてはいないようです。しかし その方にお答えしたように 区役所の土木センターへお電話し現地確認をお願いしました。

直接 幼稚園の関係者ではないけれど 地域の子どもたちのことを気にかけてくださり 気がついたことを私たちにお伝えしていただけることは とてもありがたく大切にしてゆきたいと思います。

お子様(特に女の子)の前髪 お家でもみてあげてくださいね。

「幼児にとっての砂場の意義」

昨日 こぐまの森ガリバーの畑耕しを終えて 先生方と自宅でランチをした後 千歳空港へ向かい日本保育学会の大会に参加すべく大阪に出かけました。

今日 午前中は札幌国際大学で学部の授業を一緒に担当させていただいている木村先生や 先週年長と年中の保護者の皆さんにお知らせしました 北海道大学の川田先生の発表を聴いて 自主シンポジウムのシンポジストとしてお話しをし多くを学ばせていただきました。

自主シンポジウムとはいえ 「幼児にとっての砂場の意義」というテーマや 企画者が保育学会の会長で国の施策にも大きな影響力のある東京大学の秋田先生であったことと 私以外のシンポジストが砂場研究で実績のある川村学園女子大学の箕輪先生と 保育所から大阪門真市のおおわだ保育園の前園長で現在は厚生労働省の保育指導専門官をされている馬場先生でいらしたこともあってか 日程の最終の時間帯にもかかわらず 満場の先生方の熱気のあるシンポジウムでした。(それからもう一人 現在検討が最終段階にきた国の子ども子育て会議の座長をされている白梅大学の無藤先生が腰痛で来場できなかったものの秋田先生と共に指定討論のコメントを寄せていただきました)

私は 公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構の縦断研究チームの一員として 研究機構で取組みはじめた砂場研究の概要と いくつかの幼稚園の実践と共に 美晴幼稚園の実践について話題提供させていただきました。

やっぱり砂場は 子どもの成長発達の場としてとっても大切な場であることを様々な角度から再発見しました。 し とっても楽しい「場」であることも振りかえりました。

美晴幼稚園の砂場も見直すことはたくさんあります。すばらしい実践や知見にいつも学ばせてもらいます。

園長 東 重満

畑耕しと玄関の改修

今日は昨夜からの 雨 風 しかも寒い日でしたが 職員総出でこぐまの森ガリバーの菜園の畑耕しをしました。

 

 

 

 

 

 

いつも仕事をしている造園の篠原さんに耕耘機(年代物の発動機)で耕していただいて 草取りをしました。

それから 創設50周年を記念と学園創立者夫婦(他界した私の両親ですが)の生誕100年、90年を記念して「喜ぶ少女」というブロンズ像を寄贈していただいたので 玄関を改修しました。(長崎の平和記念像の作者である北村西望先生の作品です。彫刻のいわれなどはまたあらためて…)

 

 

 

 

 

 

月曜日(明日 近所の栗の木子ども会のみなさんがいらっしゃいますが…)子どもたちがどんな顔をするでしょうか。靴箱の位置がかわったので少し戸惑うかもしれませんので配慮しながらみてみます。

園長 東 重満

SIあそび

今日は朝から雨…。年長青バッチグループはお散歩に出ることができませんでしたが 各グループSIあそびをしました。

 

 

 

 

 

SIあそびは各自紙のシートの教材を使いますが ドリル学習のような学びとは異質なものです。上の様子は年少ピンクバッチグループの様子ですが 保育者が手作りの導入教材を黒板に提示して 手おあげたお友だちが前へ出て自分の考えを発表します。みていたお友だちは正解は不正解かではなく 自分の考えと同じか違うか 自分の考えを確かめます。皆が同じだね となれば 発表したお友だちに拍手をおくります。そのように導入で本時のあそびから考え方を確かめてから 各自のシートに取組みます。

保育者は一貫して 正解か不正解か評価したり子どもに伝えてただすようなことはしません。大切なのは どのように教材の意味をとらえ 自分の思考をめぐらせるか です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の段から年長青バッチグループ 年中黄バッチグループ そして 下の4コマが年少ピンクバッチグループです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果にとらわれない柔軟な思考は 子どもの考える力の根っこを培います。

余談ですが このブログを更新していると みつば組の茶話会をしているアトリエの部屋からひっきりなしに楽しそうな笑い声が聞こえます。きっと和やかな茶話会なのでしょう。

 

内科検診

今日は内科の健康診断がありました。今年からサン内科外科医院で外来を担当(札幌エルム病院長)されている 金澤先生がみてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに写真は 上の段から すみれ みつば つくし 組 で 左から年長 年中 年少の順ですが 今日 出席した子どもは シャツを脱ぎたがらなかったり 保育者に抱かれている子どもはいましたが 全員しっかり検診を受けることができました。

今日 お休みしたお友だちも 来週みていただきますからね。

 

ちゅーりっぷの日

今年度 はじめてのちゅーりっぷ(全園で)の活動でした。

予定では 子どもたちが混乱しないように 2便目のバスのお友だちが到着してから園庭に出るはずでしたが 子どもたちの待ちきれない様子に少しだけ早めに園庭に出ました。2便目のバスで到着した子どもたちもスムーズにあそびに入って行きました。

 

 

 

 

 

砂場では水を使いはじめたり 飛んで来たチョウチョを追いかけたり 土をほじくって虫を探したり 花びらを集めたり…。

 

 

 

 

 

 

おにごっこや だるまさんがころんだ であそぶ様子や ブランコの足にシートをかけてお家にみたててあそんだりしました。

 

 

 

 

 

 

すみれとみつばのお部屋はパーテーションをとって 広いスペースのランチルームにして 自分が選んだ場所でお昼をいただきました。つくしのお部屋では 何人ものお友だちが ほっぺたにご飯つぶをつけながら おにぎりをもりもり食べていました。

 

 

 

 

 

昼食後は好きな絵本を借りたり絵本を読んで過ごしました。年長青バッチのお友だちが図書館の司書のように貸し出しカードを貼っていて その前にしっかり順番を待っている子どもたちの姿がありましたよ。

 

保育の原点

日曜日に移動して 昨日 今日と福島県内の幼稚園を訪ねました。

公益財団法人 全日本私立幼稚園幼児教育研究機構が3年の期間 福島県内の3つの幼稚園を断続的に映像で記録し この度 「原発事故、福島の幼稚園は~環境喪失の中で保育の原点に立ち返る~」という記録映画が完成しました。

その撮影に協力していただいた幼稚園に 財団の理事長と担当職員と共に 記録映画完成の報告とお礼に伺いました。

私が財団の研究研修委員長としての最後の一年の仕事が 文部科学省の指定研究として被災三県の幼稚園の実態調査報告と この記録映画の作成だったからです。ところが 被災地の調査を進める過程で 記録映画は最低3年程度の期間を継続的に取材した上で作成すべき との考えで 委員長退任後も私が関わらせていただきました。

それぞれの幼稚園の三年間は私がここで簡単に表現できるようなものではありません。

ただ ひとつだけ記せるのは 原発事故がもたらした放射線の影響で 幼稚園は 先が見えず めまぐるしく変化する状況と限られた環境・条件のもとにおかれた中で その現実を受け入れながら 子どもと家庭に寄り添い 保育の原点に立ち返って 一日一日保育を進めてこられたことです。

その保育の原点とは 目の前の子どもの実態を見極め 子どもがよりよく育つ環境づくりと保育者のかかわりを試行錯誤しながら地道にかたちづくると共に 子どもと家族との信頼関係を深めながら 子どもの発達を保障する ということでしょうか…。

福島県の状況は まだまだ先が見えず 不安と戸惑いが強いそうです。

しかし 私は 今週出会った福島の幼稚園の子どもたちと保育者の様子から 未来に向けた息吹きを感じました。

子どもの可能性と保育の力は どんな状況でも失われないものだということを確信した二日間でした。

先程 幼稚園にもどり 今週の子どたちの様子を聴きました。(工夫いっぱいの茶話会の様子も…)

また明日からよろしくお願いします。

園長 東 重満

八重桜

今日は 公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構の仕事で福島県の南相馬市の幼稚園と富岡町から会津若松市に避難している幼稚園を訪ねました。

途中標高が高いところにある飯館村を通ったとき 美晴幼稚園の園庭と同じように八重桜が満開でした。そして 両園とも子どもたちの笑顔と保育者の優しい眼差しがとても素敵で印象的でした。

園長 東 重満

園庭の桜が満開に

園庭の道端の桜が満開になりました。
淡いピンクの花が咲いてとってもきれいです。

今日も暑くなりそうですが ワクワクする週の始まりですね。

午後保育がはじまりました

美晴幼稚園では 昼食をいただき午後に降園する保育を「午後保育」と称していましたが 考えてみれば 午後だけ保育している様なおかしな呼び方です。でも慣れ親しんでいるので 園内では午前午後ともに行う保育をもうしばらく「午後保育」と称することにします。

さて 今週は3日だけの保育日でしたが 進級児と保護者が待ちかねていた?午後保育がスタートしました。

ところが ドンリュウは初日の7日が出張で 昨日は避難訓練後 道庁で概況報告(ヒアリング)があり外勤 今日はPTAの幹事会と園医さんとの打ち合せなどで 保育を通してみることができませんでした。

それでも 園庭の桜のつぼみがほころび レンギョウやボケの花が咲き 登園途中の道ばたではつくしやタンポポの花を摘んでくる子どもたちは 春の息吹を満喫しているようにみえます。

 

 

 

 

 

 

ホールでのあそびも子どもどうしのやりとりに深まりを感じます。

 

 

 

 

 

始まった 昼食。今日ははじめての給食でした。まったく箸をつけれなかったお友だちは一人もいなかったようです。

 

 

 

 

 

笑顔でいただき 食後は給食の食器を ”わっしょい” ”わっしょい”のかけ声をかけて力をあわせて運んでいる姿も…。

それから 日曜日の母の日に向けて学年グループ毎につくったプレゼントを持ち帰りました。(帰りぎわ ホール集会で代表のお友だちに紹介してもらいました)