6月2015

障害者差別解消法

今日 美晴幼稚園を不在にして 文部科学省に出張していました。

平成25年に成立した「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の施行(来年)に際して 各省の大臣は所管する事業者が適切に対応するための対応指針などの策定を義務づけられています。

今回 文部科学省が対応指針などを策定するにあたり その内容に関する具体的な検討を行う調査研究協力者会議が設置され 全日本私立幼稚園連合会からの推薦で私が委員として参画することになりました。

文部科学省が設置する調査研究協力者会議の委員の就任は3回目となりますが 文部科学省全体の法律の施行に関する様な会議の委員は初めてです。しかも 内容が障害者差別解消法に関するもので 学校教育の枠を超え 他の省庁でも並行して整備される指針の検討であるため 委員構成も多岐にわたり 今日の会議では一般傍聴者の出席も大変多く これまで経験した会議とは少し違います。

それに加え 幼児教育に関しての委員は私だけですので 責任の重大さを感じています。

任期は来年3月までですが検討会議は7月末まで集中して開催されるため 7月も2度ほど会議出席のため園を不在にしますが ご理解ください。

この会議は資料も含めて原則一般公開となっていますので このブログや 春日山の紙面で この会議で話し合われている内容について お知らせしてゆきたいと思います。

注)この件に関しては「障がい」の表記は 国の表記である「障害」としています。

園長 東 重満

 

第52回大運動会

今日は夜半からの断続的な雨の中 第52回の大運動会をおこないました。

風はなかったものの そぼ降る雨に加え 気温も低めというコンディションでしたが 開会式から閉会式まで 会場全体があたたかな雰囲気で 来場してくださった皆様の子どもたちをみつめるまなざしがやわらかでした。

終始 変わらない励ましと頑張りを認める拍手や声援が 子どもたちを元気づけていました。

子どもたちが安心して いま持っている力を存分に発揮したことは その真剣なまなざしと はじけるような笑顔の中に見て取れました。

これまでの取組みに加えて 今日 皆様からのあつい思いを感じ取った経験は それぞれの子どもの成長・発達に大きな力となると思います。

ご来場くださった皆様 本当にありがとうございました。

(雨の中 小学生やちいちゃなお友だちのみなさんの参加とってもうれしかったです)

探究心も…

日曜日の運動会にむけて 学齢別グループの活動が多くなっていますが そんな中でもひとりひとりのあそびの充実も深まっています。

写真は今週のうさぎ小屋の横の虫探しスペースでの様子を継続して撮影したもです。(写真は3枚とも別の日です)

同じ年少ピンクバッチグループの男の子が 肩から虫の図鑑を下げ いくつもの道具を持参して 継続して真剣に虫探しをしています。彼の準備の周到さとスタイルを見るだけで 真剣さがわかります。

他の学年のお友だちも どこからともなく参加して いっしょに虫探しをはじめ 互いにかかわりあいながら ドンリュウの目ではすぐに見えないくらいの小さな虫(虫の赤ちゃん)も探しだして 丁寧に観察しています。

安心がまもられている中での子どもの集中力はみごとです。

 

親子遊戯

今日は保護者の皆さんに幼稚園に来ていただいて運動会にむけて親子遊戯とかざり作りをしました。

親子で向かい合いながら ダンスをおどり戯れている様子はなんとも微笑ましいです。

当日は 親子遊戯に加えて フラフープに飾りをつけて腰ミノに見立ててクラス毎にリレーする親子競技もあります。それから 保護者 祖父母 小学生と幼稚園未就園の小さな子どもだけで参加していただく種目もあります。

今日の様子を観ていて 当日がより楽しみになってきました。

 

ノリの使い方

今日は朝方の雨でグランドがぬれていた事もあって 保育室内での活動がほとんどでした。

SIあそびは ギルフォード博士の整理した 「知の構造」にそった内容のあそびを 導入教材と各自のシートとカードを使用しておこなうものですが そのカードをシートに貼る時にヤマトノリを使います。

あの ベットリとしたノリを 自分の指を使って容器から取り出して カードの裏側に適量塗るという作業は 年少ピンクバッチのお友だちにとってはたやすい事ではありません。

とにかく あの質感が苦手という子どもも少なくありません。

でも 今日 ピンクバッチグループの保育室をのぞいたら 適量だけとるのは難しい様子もありましたが 上手にノリを使っていました。

からだと知性を一緒に使う事は大事だね!

あの葉っぱまで!

園庭のブランコの上に ケヤキの枝葉が覆い被さっています。(写真左)

子どもたちは どんどん勢いをつけてブランコをこぐことができるようになってきているので 年長青バッチの子どもの中には そのケヤキの葉っぱにつま先が触れることを目標に漕ぐ様子がみられます。(真ん中は見づらいけれど女の子が 右の写真は男の子が)

実は このケヤキの枝 幹の根元が割けていたので 切り落とそうかと思っていましたが しばらく様子をみることにしました。(もちろん 後ろでは保育者が見守っています)

 

シロツメクサ

先週あたりから 女の子を中心にシロツメクサを摘んであそぶ姿をよく見かけます。

園庭のシロツメクサは小さい花なのですが 先生に指輪を編んでもらったり 小さな花束にするなどしていますね。

美晴幼稚園の園章に描かれているのは 三つ葉とシロツメクサの花…。

たぶん クローバーは世界中 どもでも空き地や道ばたで見かけることができる だれにでもなじみのある野草ですが その草花に親しみを感じる子どもの感性は 大事に育みたいものです。

初夏

札幌は一年のなかでも 夏至の前後は一番気持ちのよい季節ですね。

昨日 朝登園してきた年長青バッチの男の子が 途中の空き地で見た蝶の姿を克明に伝えながら なんという名前の蝶か知っている? と訪ねてきました。

今朝 園庭に水を撒いていると 昨日のお友だちが語っていた通りの姿をした蝶が舞い降りてきました。撮影した写真をいっしょに見ながら 「えんちょうせんせいもしらべてみるね!」と約束しました。

どうも 「エゾスジグロシロチョウ」という名前の蝶のよう…。

子どもの視点は鋭く 記憶も確かです。そのようなまなざしは探究心を豊かにしますね。

この週末の日曜日は父の日ですね。子どもたちは それぞれ手作りのプレゼントをお父さんやおじいちゃんに持ち帰りました。

それから 午後 東海大学の学生が授業でガリバーを見学にきてくれました。ドンリュウが学生時代にお世話になり ガリバーを設計した小西さんのゼミの指導教員でもあった大野先生に久しぶりに再会できてうれしかったです。

こぐまの森ガリバーの畑のジャガイモはどんどんおがっています。

カラスの巣立ち

昨日から美晴幼稚園周辺のカラスの行動が攻撃的になっています。

昨日の夕方も良く見ると カラスの幼鳥が飛べずに幼稚園前の道路をトントンとあるいて住宅の奥に入って行きました。当然 上空から見守っていた親カラスは近づく人間を追い払おうと必死になります。

今日 平和公園で運動会の練習をしていると 忠霊塔の奥で カラスの幼鳥がトントンと歩いています。同じように親のカラスは周囲を警戒しています。

でも 人間が子カラスに近づいたとき よく見ると いつの間にか大人?のカラスが4羽 5羽と集まってきていることに気が付きます。

巣立ちまで この緊張関係は続きます。

お互いに気をつけたいものですね。

いきものへの関心

数日まえからうさぎ小屋の巣穴から うさぎの子どもが顔を出していました。

だいぶ慣れてきたところを 運転手の佐藤さんがとりだしてくれました。

ちいさな子うさぎを大事そうに抱いている様子と その様子を撮影している時 そのわきで数人の青バッチの男の子が「えんちょうせんせい たいへんだ! クモがたまごをだいてあるている…」と教えてくれました。(白い点にみえるのがたまごです)

つきることのない いきものへの関心と親しみの豊かさは 幼児期の子どもならではの素朴で貴い姿ですね。