リスペクト

今日は会津若松市で開催された 福島県私立幼稚園教員研修大会に分科会の助言者として参加しました。
担当させていただいたのは 「子どもの人権・健康・安全」の分科会…。

福島県は東日本大震災以降 津波の被害に加えて 福島第一原発事故により 目に見えない放射線による影響と絶えず向き合わなければならない状況が続いています。

日頃の保育者の苦労は計り知れませんが 今日の研修会には ほとんどの園が事前のそれぞれの分科会のテーマに沿ったレポートを提出した上で参加し 問題提起を担当された園は 二十数年の保育経験のあるベテランの保育者が子どもの姿を一年にわたって丁寧に記述したレポートに基づいて素敵な発表をされていました。

レポートの中には 原発事故への恨みのような記述は 私が読んだかぎり一つもありませんでした。

そのような厳しい状況のもとであっても 毎日 向き合っている子どもについての深い思いと保育者としての使命感に根ざした 日常の問題を丁寧に整理されていました。見事でした。

今日も尊敬の念をもって 福島県の保育者の皆さんに学ばせていただきました。