12月2013

みはるにサンタがやってくる

今日はちゅうりっぷの日。みんなでクリスマスの制作をしたり まちをつくってサンタクロースがやってくるのをまちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トナカイさんとサンタクロースの一行は お手紙をもってやってきたようです。

 

ぺったんこ それ ぺったんこ

そして今日のおもちつき会。たくさんのお母さん お父さん お兄さん おじさん方にお力添えいただきおもちをしっかりつき あんもちをまるめることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして おぞうにもおいしくいただきました。

 

 

 

 

 

 

お料理してくださったお母さん方 ごちそうさまでした。

 

 

 

 

ユニバーサル

4月に幼稚園に入園した年少・中の子どもたちにとって お友だちと一本の杵をいっしょに持ってお餅をつくという動作は 簡単なことではありません。

そして かたちと大きさと触感が違う おもちとあんこという食材で あらかじめお母さん方が丸めたあんこを つきたてのおもちにくるんで あん餅をつくることも なかなか難しい作業です。

しかし 今日のおもちつき会では参加した美晴のお友だち全員 しっかりとお友だちと協力しておもちをつき あんもちをまるめることができました。

それには ちょっとしたわけがあります。

 

 

 

 

 

 

昨日 それぞれのクラスで 粘土あそびであんもちをまるめること 実際に使う杵をつかって おもちつきごっごをして 初体験の子どもによっては少し難しい作業を 予行して経験することで本番の作業にスムーズに取組むことができました。

このような支援は すべての子どもにとっても緩やかな配慮で ユニバーサルな支援といえます。

 

「わるいことしてないかなぁ とおもって…」

ドンリュウはせんせいのへあの入り口のパソコンを設置している机で仕事をしている時が多いのですが そのそばのドアは閉める理由がない時はあけっぱなしにしています。

そのドアの向こう側は遊戯室(ホール)なので あそんでいるこどもが覗きにきては 「えんちょうせんせい なにしてるの?」と聞いてゆきます。

そんなときは しているまま「パソコンでおてがみかいているの…」とか 「だいじなおてがみよんでいるの…」とかこたえます。

昨日 年中の男の子が同じように訊ね そのようにこたえたあと

「う~ん わるいことしてないかなぁ~ とおもって…」とつぶやいたそうです。(ドンリュウには聞き取れなかったのですが その子のそばにいた優子先生からその時の様子を伝え聞きました。)

きっとお家でもお母さんがおなじようなことをされているんだろなぁ とその情景が目に浮かびます。

なにか静かにあそんでいる子どもの様子が気になって 部屋を覗いた時に…

その男の子の 「わるいことしてないかな~とおもって」 に悪意は感じられません。きっとお家でのお母さんのニュアンスもそうなのでしょう。覗かれること お母さんが様子を伺いにくること を好意的に受けとめています。

こんな関係 素敵だと思いませんか?

乳歯が生えかわるまで

昨日のポートフォリオ(今日の一枚)に年長青バッチグル―プの男の子が前歯が向けたと指をさしている写真が掲載されています。

乳歯は早い子で年中くらいから 前歯から順番に生えかわって行きます。そして 奥歯まで全て永久歯に生えかわるのは 小学校3・4年生ころ。そう 10歳頃まで…。

「幼児期」と聞くと幼稚園や保育園を終えるまで 言い換えれば 小学校に入学すると もう幼児期は卒業と思いがちですが 身体や脳の発達段階からいえば おおよそ 女児で8歳 男児で10歳までは幼児期とされています。

昔 シュタイナーという人が 乳歯が生えかわるまでは幼児期として教育メソードを開発し実践されました。現在でもルドルフ学校とかシュタイナーメソードの学校として世界中でその理念やメソードに従って運営されている学校や幼稚園があります。

シュタイナーが生きた時代は今からおおよそ100年前。現在のように科学的な知見が示されていたわけではありませんが シュタイナーの見地は正しかったといえるでしょう。

小学校低学年までは人間の発達上 幼児期 と考えれば 子どもへのまなざしやかかわり方が変わってくるかも知れません。

恩師

私は教育系ないし保育系の大学で学んでいないので 系統的に保育や教育を学んだ経験がないまま幼稚園の副園長として 本学園に赴任しました。そこで園長に就任するにあたって教員免許を取得するか 大学院で幼児教育を学び研究するかで迷いながら 最終的に 当時 日本で幼児教育の専門の講座が三つの大学院でしかなく そのうちの一つであった 上越教育大学大学院に入学することにしました。

当時 上越教育大学は 兵庫教育大学と鳴門教育大学とで構成される文部省(現文部科学省)直轄の大学院大学で 現職教員の研究機関であり再教育機関でした。大学院の定員の過半数は現職教員枠として定められていて 各都道府県の教育委員会から現職の学校の教員が派遣される 特殊な大学でした。

将来 教頭や校長 あるいは教育委員会の指導主事等として活躍する人材を養成する目的の講座や 教科の専門性を高める講座 特別支援専門の講座 そして 幼児教育専門の講座があり 私は 幼児教育専攻の細井房明先生という教育哲学が専門の先生を指導教官として大学院生活を送りました。

大学院時代の恩師でる細井先生は ペスタロッチ―(1700年代から1800年代初頭にかけてスイスで活躍した社会改革者であり教育哲学者・実践者)の研究者で 一見 ベレー帽をかぶったいかにも哲学者らしい気難しそうな大御所風の先生でした。

しかし 自主ゼミや論文指導で指導いただく機会が増えてくると 東北大学の学生時代からヨット部で活躍したスポーツマンで しばしば ご自分の大学の宿舎に院生を招いて飲み会を設ける 気さくな親父でした。(今でもセーリング連盟の役員をされている現役のセーラーです)

細井先生は国立大学教官を退職した後も いくつかの大学の新設のために現役で大学教授をお勤めになられ 今年 喜寿77歳になられた現在も現役の大学教授です。

そして ペスタロッチ―研究者として 原著(翻訳まえのドイツ語を中心とした著書)にあたられ 論文を書き続けている現役の研究家です。(こんな真っ当な大学人は日本では少なくなってしまたっと思います)

大学院時代 細井先生に薫陶を受けたことが 幼児教育者として大学の教員としての今の自分に大きく影響しています。

その細井先生から先日 喜寿を機会に 「ほっておいてくれ」 というお手紙と新潟の銘酒が送られてきました。細井先生らしい絶縁状でしょうか? こんな面白い(怒られそうですが)ことをする恩師は 最近 いないのではないでしょうか…。こんなところも含めて愛すべき恩師です。

おしゃべりタイム(茶話会)ありがとうございました

今日は茶話会形式?のおしゃべりタイムがありました。

給食をいただき(試食)ながらのおしゃべりでしたが あっと言う間に2時間ほどの時間がすぎ 子どもたちが帰り支度をする時間になっていました。

お話しの中心は 子どものこと 子どもを中心とした家族(家庭)の事 でした。

どちらが どちらへアドバイス ということではないけれど それぞれのお話しを聴いて 参考にしたり 少しホッとしたり そうだよね~と思いを共に されたんじゃないのかなぁ~ と思います。

そういうドンリュウ園長も たくさんの そうか そうだよね という気づきや学びがありました。

有名な先生のお話しもいいけれど 毎日 あたりまえに真剣に子育てしている おかあさんおとうさんの素朴な語りの中に 珠玉のことばが埋まっているものです。

PTA活動のやさしいエンジン

今日 PTAの幹事会がありました。

バザーに向けて毎日の様に 幹事さんか担当のお母さんが幼稚園で仕事をされていました。 そして バザー後も休日明けの月曜日 英語あそびの保育参加の後 さっそく2階のアトリエとたんぽぽの部屋をオープンにして和やかな打ち上げをされたり 会計などの後処理をされたりと PTAの幹事さんは会務の中心として 細やかなこころ遣いをいただけるやさしいエンジンとなって 保護者全体が参加協力しているPTAの会務を推進していただいています。

そのことは 必ず保育の充実に大きな力となり 子どもたちの成長の大きな支えとなっています。子どもたち 保育者共にこころから感謝しています。

12月は お餅つき会 クリスマス会と 子どもたちがこころから楽しみにしている会が続きます。今月も皆で楽しみながら新しい年を迎えましょう。

CAPと鍵盤ハーモニカ

年長青バッチグループはCAPのワークショップ2日目でした。昨日同様2つのグループに分かれて危機に直面して助けを求める時の声の出し方など 具体的な内容が展開されています。

 

 

 

 

 

 

その後 鍵盤ハーモニカを演奏してみました。鍵盤ハーモニカは美晴の子どもたちが代々引き継ぎながら大切に使っている楽器だということ。その楽器の使い方 扱い方を保育者から伝えて 音階の違いをカードで理解しながら ♬ひげじいさん 皆で演奏していました。

2階の部屋というか 幼稚園全体に 歯切れの良いひげじいさんのメロディーが響き渡っていました。

 

 

「においがしない」

年少・中のお友だちの陶芸の中で こんなことがありました。

「においがしない!」

普段使っている粘土と陶芸の粘土は見た目も触った感じも似ていても 普段使っている油粘土には独特のにおいがあります。(昔から比べるとだいぶ軽減されていますが 幼稚園や保育園ならではのにおいのもとかもしれません)

でも 今回使った陶芸用の粘土はほとんど無臭に近かったのでしょう。粘土を手にしながらの子どもがつぶやいたことばです。

子どもたちの感性のアンテナは小さなことでもキャッチしますね。