2月2013

月寒公園坂すべり

今日は年長青バッチグループが月寒公園に坂すべりに出かけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガリバーの坂の何倍もある 月寒公園の坂を お米袋のソリとタイヤのチューブに乗って上手に滑っていました。この写真から距離感 スピード感が伝わればよいのですが…。

似顔絵を描いてもらって

今日は 学年グループの活動に入る前に 子どもたちに似顔絵を描いてもらいました。2月うまれの誕生会でクラス毎に綴じてプレゼントしてくれるそうです。

ドンリュウは明日16日に美晴幼稚園と同じ49回目の誕生日を迎えます。49年前 ドンリュウがうまれた翌日2月17日に開園時の美晴幼稚園の園舎(旧園舎)の建前(上棟式)があったそうです。当時の棟札は旧園舎の屋根裏の柱に掛けられていて 改築の解体時におろして 今も大事に保管しています。

私が創設者である両親のあと園長に就任させていただいたのは 運命というか宿命だったのかも知れません。父がこの幼稚園を開設したのは まさに父が49歳になった昭和39年です。

その49歳に自分が至った今 ほんの少しですが当時の父の気持ちがわかります。

私は幼稚園で仕事をはじめた当初 父が園児全員に似顔絵を描いてもらうのは 他の保育者の配慮のような気がして 正直あまり良いことではないなぁと感じていたことがあります。しかし 年月を重ねるにつれて 父はけっして子どもに自分の絵を描かせてひとり喜んでいたのではなく 子どもたちが担任の保育者よりは少し遠い存在の園長の似顔絵を描く時のこころもちのかわいらしさ素敵さを大事にしたいという思いがあったことが 私なりにわかってきました。

今朝 着替える時 無意識に今シーズン一度も着ていなかった 赤と紺色のボーダーのセーターを選びました。昨年も一昨年も同じセーターで似顔絵を描いてもらいました。年長の子どもは去年と同じ服だと気づいたようです。子どもの気づきと記憶の確かさは おそるべし です。

ちからためてきたから

今日は年少・中の発表会総練習。何人もの子どもが「きょうは いっぱい ちからためてきたから…」と登園してきました。おじけづくどころか 意欲が伝わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日今日はインフルエンザなどでお休みするお友だちも少なかったです。ステージにも全員元気に立つことができました。年少3歳児のお友だちは 演目に関係なくステージに立って帰ってくることができるだけで 花まるに旗が立ちます。今日の年少・中さんの子どもたちは全員 花まるに旗2本です!

年中の劇 しらゆきひめ は 年中にしては長くむずかしい台本でした。この台本子どもたちと保育者が相談しながら作製したようです。声が小さかったり動き全体がぎこちない場面が多くありましたが 台詞はあたまに入っているようですし 物語も楽しめているようです。これから当日までの取組みで セリフの声は大きくなるし 全体の動きもかわってきますが たいしたものです。

 

 

発表会をひかえて

今日は年長青バッチグループの発表会総練習がありました。総練習といっても24日に向けてまだまだ取組みは続き変化もするのですが お手伝いのお母さん方を交えた通し稽古のようなものを行いました。

 

 

 

 

 

サムネイル判は両サイドが切られてしまうので アングルからもれたお友だちごめんなさい。お母さん方もギャラリーでみえていましたが 子どもたちが保育室に戻ったあとも のんびりと井戸端会のようにお話しに花が咲いていたようですね。

ところで 今朝のバスでの子どもどうしの会話がおもしろかったので いくつか紹介します!

「きょう かあちゃんみにくるから はりきってやろう!!」「うちは ほんばんにおばあちゃんみにきてくれるから がんばるぞ!!」年長のお友だちは発表会では見てくださる人たちをしっかり意識の中において 表現する意欲が高まっていることがわかります。

「あさ いちごたべたんだよ おいしかった…」とお話ししたお友だちに「はるになると いちごはやすくなるんだよ!」と。 偶然 ドンリュウも頂き物の一粒何百円のイチゴを朝に一粒だけ食べてきました。(家人は主がいないうちに 何粒も食べたらしい。私はイチゴの種類と体調によっては口の中がかゆくなるのでどんなイチゴも一粒と決めてはいるのですが) 北海道は春から初夏にかけて地物のおいしいイチゴが出回ります。しかもお安く!? 春になると安くなると話したお友だちは年中ですが社会の出来事や親の話しに関心をよせていることがわかりますね。

「ひゃくまでかぞえられるよ いち にい さん … きゅうじゅきゅ ひゃく ひゃくじゅう」 「ひゃくのつきは ひゃくいち ひゃくに だよ…」 年少のお友だちがバスに乗り込むなり得意満面に数をかぞえ始めました。間違うことなく100まで数えた直後 101ではなく110と数えました。間髪入れず年長の2人が 100の次は101、102と続くんだよとやさしく指摘しながら教えていました。

幼児が調子をつけながら数をかぞえる数唱は 子どもの数概念の獲得に大きく寄与します。今朝100まで数唱したお友だちは 数の連なりとして 1から100まで数えられましたが、10進法の数概念の理解までは至っていないことがわかります。一方で年長の二人は すでに10進法の数概念をしっかり理解していることがわかりますね。

そういえば 添乗していた保育者が 「お風呂で数え方おぼえたの? でも100までかぞえたらのぼせちゃうかもね…」とお話ししていました。お風呂をあがる時に 湯船につかって 「◯◯まで数えて あたたまってからあがろうね…」などと言いますね。そして お母さんお父さんといっしょに声をそろえて数唱する 「い〜ち に〜い …」こんな中に子どもの学びはあるんですね。

 

平穏ってあたりまえのこと ではないと思います

この時期 週明けにインフルエンザなどの感染が広がっていないか気がかりですが 美晴幼稚園では先週からは増える事なく新しい週のスタートが切れました。

今日は今年度最終の出張で東京でした。東日本大震災で大津波の被害を受けた 宮城県 岩手県の沿岸部の幼稚園の先生方へインタビューし得られた貴重な証言の映像記録の最終会議がありました。なんとか来月はじめにはDVDが完成し各都道府県に配布されるところまで漕ぎ着きました。私はかかわらないかも知れませんが 来年度は福島県の幼稚園で震災の年から3年がかりで記録してきた映像を編集します。

被災した当事者の生の声は深く重く 会議に参加された埼玉県の園長先生の奥様は 数十年前に体験された新潟県の地震の記憶と重なり視聴されている途中で見続けることができなくなったそうです。

近頃 震災の風化があちこちで語られます。でも 被害が今なお現実のことである方々へ思いを寄せ 自らの生活をふりかえりできることに取組むことは忘れてはいけないと思います。

日常の生活で 毎日 保護者のみなさんが幼稚園に(私たちに)子どもの命をあずけてくださること。その大切な命をそこなうことなくお家にかえすこと。その意味をしっかりかみしめながら日々の保育にあたりたいと思います。園長 東 重満

 

春日山から(31号から)

【豆まき会 有難うございました】

保育参観のとき、「今のところ節分の豆まき会の鬼がたりません…」とお話ししたところ、素敵な?鬼が名乗り出て下さいました。おかげさまで多彩な鬼さんたちでおっかなくも楽しい豆まきができました。ありがとうございました。

子どもたちの中には本当に鬼が恐ろしくてたまらないお友だちがいます。年長ぐらいになると「どうせ先生たちが鬼役になっているんだ…」と思いたい気持ちが強く、本当の鬼ではない理由を真剣に探しています。「人間の髪の毛や肌が見えた」とか「あの靴は○○先生のだ」とか…。半信半疑の気持ちは幼児期の子どもたちの特権ですね。

5日は株式会社ホッカン様のご好意で提供いただている海苔と恵方巻きセットで海苔巻をこしらえて皆でいただきました。今年も一年健康で過ごせそうです。

【小学校にむけて】

1月24日には年長青バッチグループの子どもたちが月寒小学校へ出かけて、校舎内の見学と給食をいただいてきました。

校舎見学では実際に教室に入って席についたり、広い体育館で存分に身体をつかわせてもらうなどしました。女の子にとっておトイレは和式便器や薄暗い印象に戸惑う様子もあったようです。(場合によってはお出掛けした時に和式便器で用をたしてみてもよいでしょう)しかし、この頃の年長にとっては小学校への期待感が大きく膨らんでいるようで近頃は「せんせいたちとはやくさよならしてしょうがっこうにいきたいな…」なんて言葉も聞かれます。基本的に子どもは未来に向かって今を全力で生きています。      <画像は1/24のブログで>

【参観日のお話しの続き】

4つの目の質問は「何かスポーツを習わせたいと思うが何が良いですか?」。私の答えは「極端に偏った内容や指導法でない限り子どもにマイナスになることはないので何でも良い」です。

広い意味で体力をつけたいのであれば特定の競技を習うことより、子どもの意志がおもくままに思う存分あそび込むことが一番!信頼性の高い調査研究でも保育時間内に体育教室を行ったり、特定の種目を強制的に習得させる保育形態の幼稚園より、子ども自ら選択して身体を存分に使って「あそぶ環境」と「時間」が保障されている幼稚園の子どもの体力が勝っていることがわかっています。

それから、お勉強でもスポーツでも芸術でも習い事に費用対効果は絶対に求めないことです。10歳ころまでは親子で頑張れば一定結果はあらわれますが、その先は何人も保証なんかできないからです。

【最後に自慢話】

最後に自慢話?を二つしました。月寒小学校の今年度の児童会長は前後期とも美晴の卒園児だったこと。それから美晴の卒園児は自分の夢をもち目標を定めて学校生活をおくり、実現している子どもが多いと卒園児の保護者からよくお知らせいただくことです。私はひねくれ者?なので、仮に卒園児がオリンピックに出場したとか誰もが知っている賞を受賞したと知っても、それだけで喜び報告することはありません。

人生の端緒がどうか。よりも周囲との調和の中で日々どのように自分の意志にしたがって生きているか。そんなみかたで卒園後も子どもたちを見守りたいと思います。

 

等身大の自画像

美晴幼稚園では卒園制作として 等身大の自画像を描きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず 大きな紙の上に大の字に横になり その紙に鉛筆で全身の輪郭をうつします。輪郭を書き取るのは年長担当の保育者がおこないます。

つぎにその大きな紙に描かれた等身大の自分の姿に 水彩絵の具で それぞれが自分らしい色彩を入れてゆきます。

 

 

 

 

 

 

等身大の自分に向き合いながら 自分の大きさを実感しながら 幼稚園生活の最終盤を過ごしてほしいです。

固有受容覚と前庭覚

幼児期に発達する感覚でとても大事なものに 固有受容覚と前庭覚があります。いずれも身体の深いところ(深部)で司られるものです。

固有受容覚は電車など揺れる状態でも転ばずに立ち続ける。階段を下りる。バランスを崩しても持ちこたえる。…等。足の裏などで感じた信号を神経回路を経て脳へ伝えて体制を持ちこたえるなどするための反射的な動作を自覚のないうちにでも行うものです。

前庭覚は平衡感覚やスピード感を担う感覚です。内耳と神経回路と脳そして身体の末端部が連動して、感じたバランスやスピード感に対応して反射や反応して動作につながるものです。

前置きが長くなりました。昨日のスキーが固有受容覚の覚醒にもってこいのあそびならば。今日 年長青バッチグループと年中黄バッチグループが行った坂滑りは 前庭覚の覚醒にもってこいのあそびです。

なんでも小難しく説明すれば良い訳ではありませんが、知らず知らずのうちの子どもが楽しむあそびの中で幼児期に大事な発達が保障されているんです。

体感ー体幹

今日は年少ピンクバッチだけでスキーに挑戦しました。

 

 

 

 

 

 

年少はスキーを履くこともストックを持つことも苦労しますが なによりも足もとがおぼつかず不安定。それでも 転びながら尻餅をついて スキーが脱げても 何度も履きかえて起きて(お母さんのお手伝いや運転手の田中さんに助けてもらいながら) 一周80メートルほどのスクエアを2週は滑り(歩き)ました。たいしたものですよ。

 

 

 

 

 

 

不安定で重たいスキーで雪の中を滑る(歩く)ことや崩れたバランスをこらえたり立て直したりすること。コースづくりに不安定な雪面を走ったり 雪山にのぼり雪玉を投げたりするあそびは子どもの体感と体幹を無理なく育みます。

 

 

 

 

 

 

それから 今日 年長の卒園記念写真とクラス毎の進級写真(みつば組はインフルエンザでお休みしたお友だちがいたので延期しました)を撮影しました。その後 アルバム係さんが年長皆で歌を歌っているところを撮影していました。日々 卒園と進級の日が近づきます。

恵方巻き

美晴幼稚園では 恵方巻きがブームになる前から 海苔の製造販売をされている株式会社ホッカン様のご好意で 節分に近い日にお弁当箱にご飯とのり巻きの具材を持ってきて お昼ご飯に恵方巻きをこしらえて食べています。

 

 

 

 

 

 

海苔とのり巻きをつくる時のヘラと巻きすはホッカンさんが毎年提供してくださっています。

 

 

 

 

 

皆 自分でのり巻きを巻いて 今年は南南東を向いてほおばりました。

今日は お昼から満腹になったお友だちが多いかもしれません。