2月2013

点-線-面そして球(まるごと)

美晴幼稚園では保護者の了解のもとに(あるいは依頼に応じて) 療育機関 医療機関と連携しながら 一人一人の子どもの実態にそくした保育における特別な配慮や支援を行っています。

今週は月曜日と金曜日に 児童デイサービスで担当されている保育者の方々が来園され 幼稚園での子どもの様子を実際にみて 保育を進める上での意見(情報)交換をしたり 助言をしていただきます。

医療機関での治療(支援)はまさに必要に応じてピンポイント「点」でなされるもの。療育的支援は発達検査などによってアセスメントされた内容に応じて 一定の時間(ターム)を設定して「線」でなされるもの。といえるでしょう。いずれも非常に高い専門的知見と経験そして技術が求められます。

幼稚園や保育園で営まれる保育は 子どもの育ちを「面」でとらえ支える発達支援といえます。医療や療育程の鋭利な専門性ではありませんが 毎日継続して場(空気)を共にする皮膚感覚の直観知と経験知を大切にしながら 子どもを中心に家庭と連携し 医療機関や療育機関と連携しながら 子どもの「いま」「ここ」のあり様にピッタリ寄り添って 未来に向けた育ちを継続して支えます。

そしてなにより 家庭での生活が 絶え間なく 子どもの成長・発達を実現しています。まさにそれは 球(まるごと)の営みです。

そこに 序列のようなものはありません。 が 私はいつも専門家への敬意と 親や家族の偉大さに感動し尊敬の気持ちを抱かずにはいられません。 そして その思いが次への原動力になっているのだと思います。



春日山(園長便り)30号から

【保育参観有難うございました】

30日は今年度最後となります保育参観がありました。悪天候の中、保護者はじめご家族の皆様にご来園いただきありがとうございました。それぞれのクラスで皆で参加できるゲームを楽しみましたね。どのクラスも笑顔がいっぱいで楽しそうでした。

この頃になると3月で卒園してゆく年長のお友だちへの想いが募ります。どうしても入園当初の姿を重ねてしまいますが、残りの2カ月間、卒園の日まで一日一日大切にしっかり保育を全うさせていただきます。

【園長からのお話し】

今年も保育参観の案内に質問用紙をつけてお配りしました。3件ご質問やお願いをいただきましたので、そのことについてお答えさせていただきました。

まず、入園式と始業式を分けて入園式は週末に新入園児とその保護者で行っては?というご意見には、保育のスケジュールや小中学校の入学式との兼ね合いもあって、基本的に毎年10日を入園式に決めて早めの周知をしている旨、お話ししました。それから美晴は進級児と共に入園のお祝いができることも大事なことだと考えています。かつて進級児の始業式を前の日に行って新入園児を迎えたことがありましたが、やはり共にお祝いし同じく一年のスタートを切る方が子どもなりの気持のけじめがあるようで良いと考えています。

【親子のコミュニケーション】

父親の子どもとのかかわりについては、時間の長さとか特別な事ではなく「質」について考えてみてはどうでしょう。幼児の父親は人生の中でも仕事が忙しい時期と重なります。子どもが目覚める前に出勤し寝ついた後に帰宅したり、出張や単身赴任が多かったり…。時間の長さや特別な事にこだわるとそれだけで負担感が増すでしょう。

大事なのはありふれた子どもとの時間を「共有」すること。一緒にいるだけで互いに様々なことに気づくはずです。そして、子どもがまわりの事象をどのように意味ある世界として受けとめているか。自らかかわろうとしているか。そのことが少しでもわかると子どもの「いま」と「育ち」がみえてくるはずです。

【なによりも共感すること】

親が子どもを叱るとき、どうしても感情的になって、伝えたい事が子どもに届いているのか疑問に思われることはよくありますよね。何かうわのそらだなぁ。とか、へらへらしている。とか…。でも、子どもが大人の感情をうまく受け流せることも子どもにとっては成長の証しともいえます。

大人として気をつけたいのは、つい感情的に怒ってしまうと、伝えたいことよりも「また、おかあさんおこってる」という事の方が強化されてしまい、本当にわかってほしい大事なことが子どもに伝わらないことが多いということです。

裏返していえば、感情ほど伝わりやすいものはない。といえます。人間は命を授かった瞬間から言葉を介さないノンバーバルなコミュニケーションがはじまります。言葉を交わせないあかちゃんでも、大人ともあかちゃんどうしでも感情のやりとりができます。共感する力は生後9カ月頃から飛躍的に高まります。共感とは感情を共有すること。素朴に同じ時間と場を共にすることから共感ははじまります。紙幅がなくなりました。続きは次号で。

 

節分

2月3日の節分にちなんで 今日は豆まき会。美晴幼稚園にも鬼がやってきました。

 

 

 

 

 

鬼へ質問するお友だちは 怖がる様子もみせずに堂々とお話ししていました。

本当に怖くて怖くていたたまれないお友だちもいたね。でもがんばって豆まきできました。今年も元気で過ごせるでしょう。そして 心の中に鬼が潜んでいたら きっとその鬼退治もできました。

年長で「おになんかちっともこわくない”!」と息巻いていた男の子が 園バスの運転手さんの姿を見つけて思わず「あれっ たなかさんあすこにいるなぁ〜」とポツッとつぶやきました。どうせ鬼はニセモノで知っている誰かが扮装してるはず と思いたい気持ちと もしや という気持ちと半信半疑なところが 子どもらしくってかわいいですね。

お部屋に戻って 北海道ならではの落花生をいただきました。

札幌はまだ雪深く冬真っ盛りですが 朝夕の日差しに確かな春の兆しを感じます。