平穏ってあたりまえのこと ではないと思います

この時期 週明けにインフルエンザなどの感染が広がっていないか気がかりですが 美晴幼稚園では先週からは増える事なく新しい週のスタートが切れました。

今日は今年度最終の出張で東京でした。東日本大震災で大津波の被害を受けた 宮城県 岩手県の沿岸部の幼稚園の先生方へインタビューし得られた貴重な証言の映像記録の最終会議がありました。なんとか来月はじめにはDVDが完成し各都道府県に配布されるところまで漕ぎ着きました。私はかかわらないかも知れませんが 来年度は福島県の幼稚園で震災の年から3年がかりで記録してきた映像を編集します。

被災した当事者の生の声は深く重く 会議に参加された埼玉県の園長先生の奥様は 数十年前に体験された新潟県の地震の記憶と重なり視聴されている途中で見続けることができなくなったそうです。

近頃 震災の風化があちこちで語られます。でも 被害が今なお現実のことである方々へ思いを寄せ 自らの生活をふりかえりできることに取組むことは忘れてはいけないと思います。

日常の生活で 毎日 保護者のみなさんが幼稚園に(私たちに)子どもの命をあずけてくださること。その大切な命をそこなうことなくお家にかえすこと。その意味をしっかりかみしめながら日々の保育にあたりたいと思います。園長 東 重満