保育者の学ぶ姿勢

先週の金曜日は特別教育支援担当者の研修会があり 特別支援コーディネータの3名と織田先生 逢坂先生のあわせて5名が参加させていただきました。

講義を担当された大谷短大の吉川先生のお話しは 日本の法制度の基本から幼稚園での保育場面や家庭支援の具体例まで丁寧に示された とても分かりやすく整理された上に 日常の仕事に重ね合わせながら学べる内容でした。

この講座には園長も参加させていただいたのですが 先生方を先に降車させてから駐車場に車をとめて会場に向かったため 研修会の会場には 私の方が後に到着しました。

研修会の部屋に入ると 200席をこえる大きな講義室でしたが 既に美晴の保育者は一番前の真ん中の席に座っていました。

この頃は大学の授業でも現任者の研修会でも プロジェクターでパワーポイントなどのプレゼンテーションを使ってお話しされる場合が多く スライドも印刷して配布されることが多いですが 人の話は話し手の表情がわかる距離で聴く方が間違いなく理解は深まります。

美晴の保育者は園長が参加しない研修会でも同じように前方の席でしっかり話を聴いているようです。なぜ現場にいない私がそのことを分かっているかといえば 講師をお勤めになられた先生や運営しているスタッフから 美晴の保育者の研修会での姿勢について感想を伝えられることが多いからです。

私は保育者養成課程の授業で必ず学生に 「学生時代の成績の善し悪しは現場ではあまり関係ないけれど 学校の授業でどの様に話を聴き学んでいたかという姿勢の違いで生じた差は 現場に出てからの努力では絶対に埋められない差だよ…」と話します。

今日は保育中から3名の保育者が研修会に参加しています。外部研修では新しい知見にふれることも大事ですが 同じかそれ以上に 日頃の自分たちの保育実践に間違っている部分はないか ふり返り点検することもとても大事なことです。