「優しい保育者」ではなくて…

美晴幼稚園ではホームクラスと学齢グループ毎に保育実践をノートしています。

週末 その週の保育記録を読むのがドンリュウ園長の大切な仕事です。

今日もその保育記録を読んでいると 「『優しい保育者』ではなくその子どもにどんなかかわりが求められているのか 発達にとって何が大切なのか しっかり整理して保育にあたりたい…」という記述がありました。

今年度 各クラス2名の担任に加えて特別支援コーディネーターおよびメンターとしてそれぞれ1名の保育者を配置したこともあって 美晴幼稚園としては異例な4名の新卒の保育者がいます。

前記の記述はその1年目の保育者によるものです。

ドンリュウも副園長として着任した1年目 卒園間近な年長児数名と話していて 「ふくえんちょうせんせいのこと みんなだいすきだよ…」といわれていい気分になっていたら たぶん悪気なく「うん でも やさしいだけだから…」と 他の女の子にサラリと言われました。

脳天を大きな鉄のハンマーで殴られたような衝撃がありました。

子どもの思いに寄り添ったつもり で なんでも受け入れているだけの大人は 本当の意味で子どもの成長・発達を支える人間ではありませんよ と 子どもたちに教えられた というか 宣言されたのでした。

手前味噌ですが 今年の新人4人はそれぞれ個性的ですが 保育者として優れた資質をしっかり持っています。

かつて 教育実践家の斉藤喜博先生は 教師の資質として

・頭が良いこと(教師として学びを怠らないこと)

・育ちが良いこと(素直で 謙虚であること)

・美人であること(人としての在り様が その人の表情をつくること)

の3つをあげています。

4人は この3つの資質を十分に兼ね備えています。

子どもの いま ここ に学びながら もっともっと大きな保育者になってもらいたいものです。