「副園長先生ですよね…」

今朝 玄関に荷物を取りに行って 受取のサインをしてペンと伝票を差し出すと 「あのー 副園長先生ですよね…」とたずねられました。

歳の頃からいってきっと卒園生だとピンと来て 「当時はね…。今は園長だけど」と答えると 「やっぱり そうですか…」  今度は私の方から「お名前は?」「◇◇けんたろうです。妹のあさみもお世話になりました。」 とハッキリと答えてくれました。

彼の事はすぐに思い出しました。子どもらしいワンパクさと繊細な優しさをもった素敵な男の子でした。平成6年度の卒園ですから 27・8歳の彼は凛凛しい好青年になっていました。

その後 お昼頃に 平成13年に他界した前園長(父)時代の園児のお母さんが仕事で来園されました。

「前の園長先生が このお店のお菓子を 子どもがプレゼントしたチョコレートのお返しにくださったので…」とロイズさんのお菓子をお土産にとさし出されました。

9月に亡くなった前園長は その年の6月の運動会が幼稚園で子どもたちの姿を見た最後となったのですが そのお母さんはその事を覚えていらして 「園長先生が最後 運動会を見る事ができて良かったですね」としみじみとお話しくださいました。

こんなことがいつでも起こり得るのが 私立の幼稚園や保育園の良さですね。