似顔絵を描いてもらって

今日は 学年グループの活動に入る前に 子どもたちに似顔絵を描いてもらいました。2月うまれの誕生会でクラス毎に綴じてプレゼントしてくれるそうです。

ドンリュウは明日16日に美晴幼稚園と同じ49回目の誕生日を迎えます。49年前 ドンリュウがうまれた翌日2月17日に開園時の美晴幼稚園の園舎(旧園舎)の建前(上棟式)があったそうです。当時の棟札は旧園舎の屋根裏の柱に掛けられていて 改築の解体時におろして 今も大事に保管しています。

私が創設者である両親のあと園長に就任させていただいたのは 運命というか宿命だったのかも知れません。父がこの幼稚園を開設したのは まさに父が49歳になった昭和39年です。

その49歳に自分が至った今 ほんの少しですが当時の父の気持ちがわかります。

私は幼稚園で仕事をはじめた当初 父が園児全員に似顔絵を描いてもらうのは 他の保育者の配慮のような気がして 正直あまり良いことではないなぁと感じていたことがあります。しかし 年月を重ねるにつれて 父はけっして子どもに自分の絵を描かせてひとり喜んでいたのではなく 子どもたちが担任の保育者よりは少し遠い存在の園長の似顔絵を描く時のこころもちのかわいらしさ素敵さを大事にしたいという思いがあったことが 私なりにわかってきました。

今朝 着替える時 無意識に今シーズン一度も着ていなかった 赤と紺色のボーダーのセーターを選びました。昨年も一昨年も同じセーターで似顔絵を描いてもらいました。年長の子どもは去年と同じ服だと気づいたようです。子どもの気づきと記憶の確かさは おそるべし です。