春日山から(31号から)

【豆まき会 有難うございました】

保育参観のとき、「今のところ節分の豆まき会の鬼がたりません…」とお話ししたところ、素敵な?鬼が名乗り出て下さいました。おかげさまで多彩な鬼さんたちでおっかなくも楽しい豆まきができました。ありがとうございました。

子どもたちの中には本当に鬼が恐ろしくてたまらないお友だちがいます。年長ぐらいになると「どうせ先生たちが鬼役になっているんだ…」と思いたい気持ちが強く、本当の鬼ではない理由を真剣に探しています。「人間の髪の毛や肌が見えた」とか「あの靴は○○先生のだ」とか…。半信半疑の気持ちは幼児期の子どもたちの特権ですね。

5日は株式会社ホッカン様のご好意で提供いただている海苔と恵方巻きセットで海苔巻をこしらえて皆でいただきました。今年も一年健康で過ごせそうです。

【小学校にむけて】

1月24日には年長青バッチグループの子どもたちが月寒小学校へ出かけて、校舎内の見学と給食をいただいてきました。

校舎見学では実際に教室に入って席についたり、広い体育館で存分に身体をつかわせてもらうなどしました。女の子にとっておトイレは和式便器や薄暗い印象に戸惑う様子もあったようです。(場合によってはお出掛けした時に和式便器で用をたしてみてもよいでしょう)しかし、この頃の年長にとっては小学校への期待感が大きく膨らんでいるようで近頃は「せんせいたちとはやくさよならしてしょうがっこうにいきたいな…」なんて言葉も聞かれます。基本的に子どもは未来に向かって今を全力で生きています。      <画像は1/24のブログで>

【参観日のお話しの続き】

4つの目の質問は「何かスポーツを習わせたいと思うが何が良いですか?」。私の答えは「極端に偏った内容や指導法でない限り子どもにマイナスになることはないので何でも良い」です。

広い意味で体力をつけたいのであれば特定の競技を習うことより、子どもの意志がおもくままに思う存分あそび込むことが一番!信頼性の高い調査研究でも保育時間内に体育教室を行ったり、特定の種目を強制的に習得させる保育形態の幼稚園より、子ども自ら選択して身体を存分に使って「あそぶ環境」と「時間」が保障されている幼稚園の子どもの体力が勝っていることがわかっています。

それから、お勉強でもスポーツでも芸術でも習い事に費用対効果は絶対に求めないことです。10歳ころまでは親子で頑張れば一定結果はあらわれますが、その先は何人も保証なんかできないからです。

【最後に自慢話】

最後に自慢話?を二つしました。月寒小学校の今年度の児童会長は前後期とも美晴の卒園児だったこと。それから美晴の卒園児は自分の夢をもち目標を定めて学校生活をおくり、実現している子どもが多いと卒園児の保護者からよくお知らせいただくことです。私はひねくれ者?なので、仮に卒園児がオリンピックに出場したとか誰もが知っている賞を受賞したと知っても、それだけで喜び報告することはありません。

人生の端緒がどうか。よりも周囲との調和の中で日々どのように自分の意志にしたがって生きているか。そんなみかたで卒園後も子どもたちを見守りたいと思います。