固有受容覚と前庭覚
幼児期に発達する感覚でとても大事なものに 固有受容覚と前庭覚があります。いずれも身体の深いところ(深部)で司られるものです。
固有受容覚は電車など揺れる状態でも転ばずに立ち続ける。階段を下りる。バランスを崩しても持ちこたえる。…等。足の裏などで感じた信号を神経回路を経て脳へ伝えて体制を持ちこたえるなどするための反射的な動作を自覚のないうちにでも行うものです。
前庭覚は平衡感覚やスピード感を担う感覚です。内耳と神経回路と脳そして身体の末端部が連動して、感じたバランスやスピード感に対応して反射や反応して動作につながるものです。
前置きが長くなりました。昨日のスキーが固有受容覚の覚醒にもってこいのあそびならば。今日 年長青バッチグループと年中黄バッチグループが行った坂滑りは 前庭覚の覚醒にもってこいのあそびです。
なんでも小難しく説明すれば良い訳ではありませんが、知らず知らずのうちの子どもが楽しむあそびの中で幼児期に大事な発達が保障されているんです。
2013年2月7日 4:04 PM | カテゴリー:保育の軌跡 | 投稿者名:どんりゅう