保育の軌跡

今年度12回目のお誕生会

今日の3月うまれの誕生会で 今年度、幼稚園のマンスリーの誕生会は最終回となりました。

 

 

 

 

 

みんなが 心待ちにしている誕生会。そういえば お母さんへのインタビューで「2ヶ月も前からこの日を楽しみにして ワクワク ドキドキ していた…」とおしえてくれたこともありました。

クラスでは誕生日当日(休日に誕生日が来たお友だちは直近の保育日)にお祝いしているけれど 幼稚園のお友だちみんなにお祝いしてもらうのは やっぱり特別なのかな。

3月うまれのお友だち お待たせしましたね。

 

つくりつくられて

先週の保育記録を読んでいて 年長青バッチグループの記録の中に

「年長グループで幼稚園での生活をふりかえり自分の思いを発表し合っていると 『いまはなかよしだけどいっぱいケンカしたこともあった…』「ともだちはきらいだったけど…』と語っている子どもの姿に成長の跡を感じた…」

という保育者の記述がありました。

この保育者の記録を読みながら 今年の年長も 毎日の生活やあそびで 友だち 保育者 自然 出来事 など さまざまな出会いを通して自分と他者との双方向の具体のやりとりの中で それぞれの「わたし」「ぼく」をかたちづくってこれたと確信しました。

「ともだちがきらいだった」子どもは 友だちとコミュニケーションをとることがとても苦手でした。でも今はみんなのことが大好きではないかも知れないけれど 大嫌いではないと自覚しています。そして 気持ちが通う友だちと過ごす心地よさを知り 仲良くあそぶことを楽しんでいます。

この子は 人生を通してとても大事な事を受け入れ獲得することができました。

このようなことは 保護者や保育者が一方的に押し付けたり強要したところで 子どもは本当の意味で身につけられるものではありません。

毎日の生活で 人間関係ばかりでなくあらゆる状況の中に対話(最近のはやりの言葉で言えばインタラクティブな関係)がまもられていることで 自分も自分のまわりも 「つくりつくられる」ことの積み重ねがうまれ その過程の中で子どもの社会性や創造性が育まれます。

卒園を目前にしたこの時期の子どもたちの話し合いに 「自分の成長の軌跡」が自然に出てくることは 成長の証であり 本当に素敵なことです。

先週 水ぼうそうとインフルエンザに罹患した子どもが目立ちましたが 金曜日にはほぼ終息した感があります。いよいよ今週の金曜日が卒園式、終業式です。

最終の保育日まで 子どもたちの育ちを支える保育に徹します。

 

楽しい、おわかれ会

今日は子どもたちのおわかれ会。でも お母さん方の出し物や和やかな昼食会もあって楽しい集いの会でした。

まずは なんっといってもお母さん方が嗜好をこらした出し物は まるばつゲーム形式でとっても楽しかったですね!

 

 

 

 

 

先生やバスの運転手さん そしてお母さん方が特技?で参加して なかなかの出し物になりました。

一年間を歌でふりかえり 年少・中さんからの言葉と素敵なプレゼント。 そして ホールでみんなで給食をいただきました。

 

 

 

 

 

おわかれ会担当のお母様方 参観にこられたお母様方にテーブルと椅子の準備や配膳をお願いしました。本当にありがとうございました。

 

ごめんなさい

本日 各家庭にお手紙を配布しました。もう一度 精・皆勤賞授与式を行うお知らせです。

昨日の精・皆勤賞授与式で園長を含めた保育者のミスで 一人の園児に授与することができませんでした。

本人にも保護者にも あやまりましたが 取り返しのつくことではありません。本当にごめんなさい。

私の判断で昨日の保育中に 欠席して受賞できなかった園児も含め 全員でもう一度 精・皆勤賞の授与を行うことにしました。

あやまちや間違えは はじめからきちんとやりなおすこと。

ご理解ください。

園長 東 重満

 

いつもの一日に

こころとからだを整え 幼稚園や学校 仕事にのぞむ。

そして 一日の業をおえて お家にかえりくつろぐ。

そんないつもの一日の積み重ねの貴さを 3月11日に実感します。

卒園・修了式に先立ち 今日 精・皆勤賞授与式を行い 園長からの挨拶でそのことを子どもたちに伝えました。

幼稚園を信頼して「子どもの命を託す」 ということは 生き死にだけのことではないでしょう。私たち保育者は子どもの存在(消息)を絶えず意識し 自らの実感の中で関係を織りなすことをこころして保育しなければ…。

私たちは まだまだ至らず今日も大きな反省の一日となりました。

しかし 前への歩みは絶やさずに 一日一日努力を重ねて行きます。

そう どんな一日もないがしろにせず 一歩一歩前に歩みを進めたいと思います。

園長 東 重満

 

精皆勤賞

ドンリュウは昨晩遅くに東京に移動して 今日は朝から川崎市の宮前幼稚園さんで砂場をフィールドにした研究の予備調査と打ち合せ会議をしていました。

今週末に卒園式を控えた子どもたちは 晴れてはいたものの肌寒いお天気の中でも園庭でいきいきとあそんでいました。

昨夜は千歳に向かえば向かう程 雪の降り方が強くなり この様子だと飛行機は欠航になるかも知れないと思いましたが 運良く乗る飛行機をキャンセル待ちで変更することができ 遅れはしたものの羽田空港に到着することができました。

札幌も朝方まで大雪で 朝の除雪や通園バスの運行が大変だろうと心配していました。昨日のブログが悪かったのか…。幼稚園前の道路はこの雪でまた状態が悪くなっていなければ良いのですが…。

しかし 札幌は例年3月一ヶ月間で約1mの降雪がある街です。春の日差しが雪解けを進めてくれるでしょう。

明日は精勤賞、皆勤賞の授与式です。

 

 

 

 

 

 

 

 

賞状には子どもたちの名前が記され 園長印も捺印され 明日それぞれに渡されるのをまっています。

幼稚園での精・皆勤賞は 子どもが体調の不調をおして無理に登園することを促しかねないのでやめた方が良い という考え方があります。私も間違えではないと思います。

また 幼稚園自体 行きたい時に行けば良い という考え方もあります。それも ある意味間違えではないと思います。

そもそも 通院や療育との平行通所 家庭の事情等で 毎日幼稚園に通わない子どももいます。

美晴幼稚園では賞状ほしさに 短い時間だけ幼稚園に顔をだして出席扱いにするようなことは皆無です。みんな自然体で日々生活し その一年を通した積み重ねが 精勤賞 皆勤賞につながっています。

年長になると年度当初から 自ら精・皆勤を目標にして過ごしている子どもの話をよく聴きます。幼稚園での毎日の出会いを大切に生活することの意味は 子ども自身が理解しているのでしょう。

実は 賞状に園長印を捺印している時 「この子が!!」と意外に感じる子どももいます。

精・皆勤賞は子どもと家庭(特にお母さんお父さん)の共同作業?でなし得るものともいえるのでしょうね。

そして クラスでは担任の保育者から全員に一年間共に過ごして成長したことを認めて賞が贈られます。みんなこの一年間 しっかりじっくり成長したね!!

 

今シーズン最終の雪あそび

今日で平和公園での雪あそびはおしまいになりました。

 

 

 

 

 

 

雪山や木立とも いったんお別れですね。年長青バッチは最後となりました。

 

 

 

 

 

 

使い終わったスコップを これでもか という位きちっと箱につめている年長青バッチのお友だちがいました。

卒園/修了進級まで 残り2週間となりました。

 

お楽しみ会

PTA会で資源回収や特別会計での食材販売の収益で 年に一度のお楽しみ会を開いていただきました。

今回はお楽しみ劇場ガウチョスさんが美晴幼稚園に来てくださいました。

 

 

 

 

 

演目は チンドンのリズムと音色にのった大道芸のナンキン玉すだれと ぶんぶく茶釜の人形劇でした。

 

 

 

 

 

 

ホールからお部屋に帰る時 とても精緻な操り人形にふれさせてもらいましたね。

ガウチョスさん素敵な公演ありがとうございました。

みはるんのお友だちも楽しんでいましたね。

 

 

 

 

 

 

 

おひなまつり会

今日は桃の節句。幼稚園でおひなまつりの会をしました。

 

 

 

 

 

 

おひなさまの云われや桃の節句のお話しを聴いた後に 恒例のおひなまつりにちなんだクイズをして答えてくれたお友だちに人雛様になってもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

普段なら ちょっと恥ずかしがったり ふざける様子がある男の子も テライ無く真摯に手おあげて答える姿は 微笑ましかったです。

ステージ幕に飾った 子どもたち制作のおひなさまも素敵でしたよ。

 

”そらのかけら”

先週の金曜日 このブログにも書いた様に ドンリュウはお誕生会が終わったその足で空港へ向かったので 午後の保育の時間は幼稚園にいませんでした。

今朝 年長青バッチの男の子が 部屋にやってきて冷蔵庫から透明のプラスチックに入れて保存していた”そらのかけら”をもってきてくれました。

 

 

 

 

 

 

そのかけらの不思議な青さは おひなまつりかいの挨拶でみんなの前に立った時 目に入ったホールの高窓からみえる空の色とまったく同じ色にみえました。

 

 

 

 

 

 

こどもたちのたおやかな感性はみごとです。

そして この週末 勉強会の講師などの仕事を終えてリラックスした時間に みんなからプレゼントされた似顔絵をじっくりとみせてもらいました。

いつも感じることですが 私がこどもたちに向けているまなざしの 万倍もの深いまなざしで子どもたちが私のことをみていることが それぞれの絵から ひしひしと伝わってきます。

そのお返しはしっかりしないとね。

みんな ありがとう。