まどぎわさん

ドンリュウは23・24日 公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構の研究研修担当者会議があって京都に出かけていました。

23日の朝 会議の前に札幌から参加していた先生二人といっしょに 嵐山にほど近い幼稚園に視察に行きました。

宿舎からタクシーで幼稚園に向かったのですが 偶然にもそのタクシーの運転手さんのお子さんがかつてその幼稚園に通っていた とのことで行き先を告げると一つ返事で向かってくださいました。

道中 40歳を過ぎた娘さんが通っていた当時のお話をされて

「うちの娘は幼稚園では『窓ぎわさん』でね 友達の中にはいらずに少し離れて過ごしていて ほとんどおしゃべりをしない子どもだったんです…」

「… 今ではそんな面影もなく 二人の子どもの母親ですけれどね…」

「そんな娘と私たち親に本当によくかかわってくれた幼稚園で ありがたい思い出深い幼稚園なんです…」

大正時代に設立された嵯峨幼稚園は 大正・昭和の各時代の骨組みを残して耐震補強工事をかねて全面改修された園舎と工夫された環境の素敵な幼稚園でしたが きっと子どもと保護者への関わりは 長い歴史を大事に受け継いでいるのだと 感じられました。

私立幼稚園ならではの良さを再確認する機会となりました。