今朝 玄関に荷物を取りに行って 受取のサインをしてペンと伝票を差し出すと 「あのー 副園長先生ですよね…」とたずねられました。
歳の頃からいってきっと卒園生だとピンと来て 「当時はね…。今は園長だけど」と答えると 「やっぱり そうですか…」 今度は私の方から「お名前は?」「◇◇けんたろうです。妹のあさみもお世話になりました。」 とハッキリと答えてくれました。
彼の事はすぐに思い出しました。子どもらしいワンパクさと繊細な優しさをもった素敵な男の子でした。平成6年度の卒園ですから 27・8歳の彼は凛凛しい好青年になっていました。
その後 お昼頃に 平成13年に他界した前園長(父)時代の園児のお母さんが仕事で来園されました。
「前の園長先生が このお店のお菓子を 子どもがプレゼントしたチョコレートのお返しにくださったので…」とロイズさんのお菓子をお土産にとさし出されました。
9月に亡くなった前園長は その年の6月の運動会が幼稚園で子どもたちの姿を見た最後となったのですが そのお母さんはその事を覚えていらして 「園長先生が最後 運動会を見る事ができて良かったですね」としみじみとお話しくださいました。
こんなことがいつでも起こり得るのが 私立の幼稚園や保育園の良さですね。
2013年12月2日 7:39 PM |
カテゴリー:どんりゅう園長のひとり言 |
投稿者名:どんりゅう
美晴幼稚園は今日から三学期です。
通園バスコースも冬時間コースでの運行がはじまりました。
それから 月寒小学校の通学コースが今日から一部変更になり 国道36号線から「あんぱん道路」を通って学校へ通学していたコースが 美晴幼稚園の前の道を通って通学するコースへと変更になった様です。(これは冬道のあんぱん道路の通行が子どもにとって非常に危険だからです)
今朝 幼稚園の門柱のところで登校する子どもたちを見守っていたら 先週までと比べると倍以上の児童が幼稚園の前の道を利用して通学することになりそうです。
冬道の登降園は車にしても徒歩にしても危険が増します。周囲の状況と道路の状態に十分注意して通行するように心がけましょう。そして 幼稚園の送迎時には幼稚園の子どもと同様に小学生の通行にもご配慮をお願いします。
さて 幼稚園のホールにクリスマスツリーが飾られました。子どもたちは大喜びです。
師走12月は どうしても早く過ぎてしまう印象を持ちますが 子どもにとっては楽しみの多い月でもあります。幼稚園でも 三学期スタートの月 一年を締めくくる月 として充実した一日一日になるように心がけて保育を進めます。
2013年12月2日 3:46 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
この週末 高等学校時代の恩師の喜寿をお祝いする会がありました。
私はものごころついた時から野球というスポーツのトリコになり 放課後の草野球から町内会の野球チーム 中学校の部活動 高等学校での部活動 大学時代の活動と野球に没頭し 学部を卒業したあとの就職は東海大学の学務部で教務を担当しながら野球の指導も担いました。そう これまでの人生の前半分は野球というものが その中心でした。
その野球人生 いえ いまなお 師とあおぐのが このたび当時の教え子で開いた喜寿のお祝い会の主人公であり東海大学第四高等学校時代の野球部の監督である 三好泰宏先生です。
私は市内からの通学生でしたので寮生活はおくりませんでしたが 30人以上の生徒の寮母をつとめ陰ながらチームを支えられたのが 三好先生の奥様です。
土曜日は お二人のために大勢の教え子が 感謝と慰労 そして 末永いご健康を祈り集いました。
三好先生は道教委の教員から私学である東海大学に転身され 野球部監督退任後は再度道教委に転身され社会教育と高等学校の教育を担当された異例の経歴をもたれる教育者です。
三好先生の教育哲学と実践と生き方は 今、幼稚園の園長をさせていただいている私に 非常に大きな影響をあてえています。
具体のことは いずれこの紙面や春日山に書かせていただきますが 「哲学をもって実践にあたること」「具体的方法は国を超えて先進事例と本質(本物)を研究すること」「目先の成果(勝敗など)にとらわれず人間形成をその本分とすること」「それぞれの子どもに寄り添って平等にかかわること」を私は恩師に見習い 少しでも近づきたいと念願していることです。
教え子たちは次は米寿とってわかれました。師とあおげる先生がいることは幸せなことです。
2013年12月1日 11:29 PM |
カテゴリー:どんりゅう園長のひとり言 |
投稿者名:どんりゅう
今日は11月うまれのお誕生会がありました。(記念写真は保育アルバムで)
夜半から本格的な雪。朝になってみぞれにかわるのかな と思っていましたが雪のまま…
園庭や平和公園の樹々の葉はすっかり落ちて そのかわりに枝に湿った雪がはりついてとてもきれいでした。11月の誕生会と同じ日に 季節は冬に移ろいました。
2013年11月28日 10:54 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
交通安全指導員の方に来ていただいて 冬道の交通安全教室を行いました。
毎回 交通指導員の皆さんは 園児が集中してお話しを聴いて理解できるように 様々な嗜好をこらしています。今回はスライドを使って 冬ならではの 道路付近であそぶことの危うさ 除雪車の存在など注意事項を確認した上で 年間を通して注意し実行しなければならない 「とまる」「みる」「きく」「まつ」ことを再確認しました。
子どもたちもよく覚えていて 指導員さんの質問にハキハキと答えていました。
ご家庭でも雪道の注意事項を確認して 安全な生活を心がけてくださいね。
2013年11月27日 3:17 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
美晴は三期制の幼稚園ですが 12ヶ月を均等に3つに分けているので 12月から三学期がはじまります。
三学期のテーマは「殻やぶり」。一学期の生活づくりで足場をかため、二学期の関係づくりでコミュニケーションを豊かにし、三学期は一年のまとめの学期として進学・進級に向けて成長のステップをしっかり刻む学期です。その柱となるのが表現の飛躍です。
子どもの個別の表現意欲の充実はもとより 集団で仲間と協調/恊働しながら自分以外のお友だちや環境とのやりとりを楽しむ機会を豊富にする学期です。
黒板は昨日の活動で年長が2月末の発表会で演じる 総合劇のイメージを黒板を使いながら出し合った時の板書です。
右の写真は年少ピンクバッチグループが「おおきなかぶ」のお話しにふれた後で 粘土でカブの種を作ってあそんだ様子です。
このようにして 物語のモチーフをさまざまかたちで共有し いっしょにイメージを膨らませて行きます。
このような経験を通して ぐっ〜と成長の階段をのぼってゆくのでしょう。これから継続的に保育の中で表現あそびや劇あそびで楽しむ時間が増えて行きます。
2013年11月27日 3:02 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
昨日のことになりますが 学齢別のグループ毎にワクワクひろばの経験画を描きました。(左から年少→年中→年長です) 年少もワクワクの取り組みが豊かで印象深かったからか豊かな表現で絵が描かれています。
経験画とは子どもたちが生活やあそびで経験したことを振り返って描画することです。あそびや活動を振り返り 心に描いたイメージを絵として描画するなどして「ことば」で語り振り返ることは 次の生活や活動の展開や深まりに大きな意味をもちます。
ところで 日本ではこのように机や画板を台に平面に描くことがほとんどですが 欧米ではイーゼルや画板を立てて描くことが多いようです。(下の写真は先日訪ねたスウェーデンのプレスクールの様子ですが イーゼルの様に立ち上がった描画板と日本のようにテーブルに紙をおいて描く描き方の両方が準備されていました)
ドンリュウも幼稚園から高校までイーゼルを使って絵を描いたことはありませんでした。大学がデザイン系の学部だったので大学ではじめてイーゼルを使ってデッサンなどを描きました。これは日本ならではの学校における美術教育の歴史の所産なのかも知れません。
2013年11月26日 5:12 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
明日26日 ご案内しておりました通り幼稚園で保護者対象のCAPのワークショップがあります。毎年 この時期に年長青バッチグループがこの教育プログラムに参加するので 家庭で子どもを守る保護者と 幼稚園で子どもを守る私たち保育者も この教育プログラムをきちんと理解するために それぞれに用意されたワークショップに参加します。
CAPとは 防犯に限定されない 暴力防止/人権教育プログラムです。すべての子どもが 「安心」「自信」「自由」に過ごすためにどのようにすると良いのか。具体的に考え行動する教育プログラムです。
私たち保育者は毎年同じプログラムのワークショップに参加し理解と確認を重ねています。大人にとっても学び気づくことがたくさんありますので 事前に申し込みをされていなくても参加してみたいなぁ と思われた保護者の方がいらっしゃいましたら 年少・中の保護者の方でも結構ですので ぜひ 参加してみてください。
園長 東 重満
2013年11月25日 7:35 PM |
カテゴリー:お知らせ |
投稿者名:どんりゅう
週末のワクワクひろばに続いて 週明けの今日は英語あそび参観(参加)で保護者のみなさまに来園していただきました。その後はバザー係さんの打ち上げ?をアトリエとたんぽぽのお部屋で開かれています。
バザーの後片付けをしている時 「ひとつひとつ幼稚園の行事が終わって行くのがさみしい…」とつぶやいている保護者の方が何人かいらっしゃいました。幼稚園に来ることを面倒に感じることも無くはないでしょうが 幼稚園(子どもたちや保育者)に愛着を感じていただいていることは 私たち保育者にとってうれしくありがたいことばかりではなく 何より子どもたちの育ちを促すなによりの力です。
今日もお母さんはじめ お父さん 祖父母の皆さんのお顔がみられました。そして 楽しそうに子どもたちといっしょに参加していただきました。本当にうれしいかぎりです。
美晴幼稚園で保育の中に英語あそびを取り入れたのは 1992(平成4)年から。当時から子どもに何かを覚え込ませようとするものではなく 具体に身体をつかって歌やダンスを織り交ぜながらコミュニケーションのひとつとして英語に親しむことを目的に継続して行っています。
外部講師のハルミ先生は 美晴で英語あそびの時間を担当するようになってから 幼稚園教諭の一種免許を取得されました。ハルミ先生には幼児教育と幼児の発達を理解した上で このプログラムを担当していただいています。
この子らが成長して社会の担い手になるころは どこで生活しようとどんな職種で仕事をしようと コミュニケーションの手段の一つとして 英語を使えるか否かでその人の可能性の範囲が違ってくることは予想に難くありません。 子どもたちが英語教育を受ける段階で 少なくとも英語でのコミュニケーションに親しみをもって入ってくれること そして コミュニケーションの手段になるまでしっかり身につけられるように願ってこのプログラムを実践しています。
2013年11月25日 12:09 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
今朝 だんだんと風が強くなってきて 園庭のサクラとケヤキの葉がとばされ ところによっては園庭の中で渦を巻く様に葉が舞っていました。
バスで登園してきた年長の男の子が 「あっ はっぱがおよいでいる!!」と言いながら 両手を平泳ぎのようにかき始め 後に続く年中の男の子も同調して「はっぱがおよいでいる!」と言いながら 両手でかきながら踊るように玄関までかけて行きました。
子どもらしい気付きと表現だなぁと思っていたら 年中の男の子に「なんで いつもひとりでここにたっているの?」ときかれました。 ん~ そうきかれると 理由はこうだよ とはこたえられないし 理由をもっともらしく言うことは簡単だけれど 朝の出迎えでみんなの様子を感じられることは 理由はなくてもとっても大事なことだと思うんだ。(でもひとりぽっちは寂しそうに見えたのかな)
そういえば 先日の月寒小学校の給食交流会で 「しってるよ みはるようちえんのせんせいでしょ。いつもあさ立ってみまもってくれてるもんね…」と言ってくれる美晴の卒園生ではない2年生がいました。
朝はできるかぎり 園庭で子どもたちを出迎えるようにしていますが 子どもたちにドンリュウの姿は様々にうつっているのでしょうね。
2013年11月25日 10:31 AM |
カテゴリー:コミュニケーション |
投稿者名:どんりゅう
« 古い記事
新しい記事 »