育ちの軌跡

昨日 年長児の指導要録(学籍と育ちの記録)を書き終え それぞれの子どもが入学する小学校へ送付しました。

特別な教育的な支援や配慮を要する子どもたちが入学する小学校とは 担任(担当)と園長が直接面談をして引き継ぎます。

他の幼稚園の先生方の中には 忙しい年度末に指導要録をまとめて小学校に送付しても 小学校の先生方はなかなか読んでくれない と嘆く方が少なくありません。場合によっては 形式的にすませればいいんだ なんて声も聞きます。はたしてそうでしょうか…。

私はそうは思いません。

年度替わりで先生方の異動もあり新入生の受け入れで忙しいこの時期 小学校の先生方が 幼稚園や保育所から送られてきた要録を一枚一枚丁寧に読まれることは難しいでしょう。でも もし 目を通していただけるのであれば 読みやすく理解しやすい記述で幼稚園での子どもの様子 指導の実態が伝わるものにしたいです。

もし この時期に読まれなくても 一学期を終えたころ あるいは 指導に難しさを感じた時に読まれる先生が多いと聞いています。それであれば なおのこと 育ちの軌跡を限られた書面で伝えたいと考え 今回も担任担当に何度もダメ出しをしました。

指導の記録をしっかりまとめることは 保育者の省察(専門職としてのふり返り)として最も大切な手続きでもあります。そして その仕事は保育者を鍛え力量を高めてくれるものです。

子どもたち一人一人の育ちの軌跡は 私たち保育者にとってもかけがえのない宝物なのです。

 

 

第51回 卒園式・修了式

美晴幼稚園は毎年 春分の日に卒園式と修了式をいっしょに行います。

年少・中の子どもたちには 緊張感が続く式行事は難しい面はありますが 経験の積み重ねは来年度以降にいきてきますし なにより 異学年の子どもが共に生活しあそんでいる美晴の場合 卒園式と修了式をいっしょに行うことが自然です。

年少・中のお友だちは 今日でそれぞれの学年の課程を修め 4月からは新しい学年に進みます。

年長のお友だちは 小学校に入学して6学年の大きな集団と新しい学びの生活に入ります。

今日卒園したお友だちが 朝一番に 小さなお手紙を手渡してくれました。

封筒には 「○○より ようちえんのみんなのせんせいへ」とあり 中の便せんには「そつえんしてもまたくるね」と書いてありました。

卒園したお友だちみんなへ。「いつでも みはるようちえんに あそびにきてね まっています。どんなにおおきくなってからでもだいかんげい!!みはるようちえんは いつまでもみんなのようちえんだよ。」

遠くへお引っ越しするお友だちへ。「おてがみおくってくれるとうれしいなぁ。」

それでは またあうひまで!!

できるだけいつも通りに…

明日の卒園式・修了式を控えて 実質 今日が最後の保育となりました。

昨日 今日と 朝のみでしたが通園バスに添乗させてもらい 子どもたちの様子をみながら 楽しい会話に花を咲かせました。

でも 年長青バッチグループの子どもたちにも この年度末でお引っ越しをして転園する子どもたちにも 特別な言葉をかけることはなく かけれられることもなく この日を終えました。

前にも書いたように そのように淡々と粛々と 送り出すのが 子どもにとっても私たち保育者にとっても良いと思います。

明日は お父さんお母さんはじめ ご家族のみなさんに祝福される子どもたちを しっかりと見送りたいと思います。

ドンリュウ園長

感謝

今年も卒園児は イマダフォトサービスさんのアルバムに 有志のお母さん方が参加されたアルバム係さんが 春から撮りためた写真などで手作りしてくださったページを加えた素敵なアルバムと映像を受けとります。

冬休みがあけた頃から わざわざ挨拶するのが憚られるほど毎日のように作業されていて 最終盤ではボランティアのお母さん方にお手伝いいただき(来年度以降のこともお考えいただいて…) ました。

思いがこもったアルバムは 卒園生にとっても幼稚園にとっても宝物です。

こころから 深く感謝いたします。ありがとうございました。

園長 東  重満

みはる あそびのくに で最終回

今日でちゅーりっぷの活動は最終回となりました。

ホールは 春 夏 冬 秋 (というならびで)のコーナーをつくってあそんでいました。

冬のコーナーの積み木に白い布をかけてこしらえていた雪だるまが倒れた時 「あっ ゆきだるまがとけちゃった…」とつぶやいていました。見立てが豊かな子どもらしいあそびの感性ですね。

たんぽぽのお部屋は みどりののれんをくぐるとレストラン。

1階のすみれとみつばのお部屋は お店屋さんと工場? でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

額に汗をにじませて 楽しくあそびましたね。

 

卒園式総練習

卒業式 修了式を控えて 予行練習をおこないました。

お休みしたお友だちもいたけれど 一人一人しっかり証書を受け取る姿は年長児らしいものでした。

真っ正面に対面すると まっすぐ瞳をみつめる表情や仕草の中に なんともいえない緊張が混じっていることが伝わってきます。

子どもたちは 卒園式が大事な式であることをしっかりわかっています。だから 幼稚園だからといって劇場的なセレモニーではなく 儀礼 儀式としてのかたちを整える事が大事だと考えています。

その後 ドンリュウは東京へ移動して 東京大学で行われた国際シンポジウムに参加しました。

美晴幼稚園の保育が世界の保育の主流の中にあることを確認すると同時に 課題もはっきりと認識することができました。

 

3月うまれのお誕生会

待ちに待った3月うまれのお誕生会。(記念写真などは保育アルバムでご覧ください)

一年の巡り方で3月うまれのお友だちが最後となりました。美晴幼稚園では、お誕生日の当日か直近の日にクラスでお祝いしていますが 子どもにとって月例で幼稚園のお友だち全員にお祝いしてもらえるこのお誕生会は とても楽しみにしているようです。

それだけに待ちに待ったこの日なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

お誕生会の後 突然ですが(13日の金曜日にお願いされたのですが)FMしろいしさんが来園されて 年長青バッチグループのお友だちの卒園式で歌う歌といとり一言のインタビューを録音されていきました。(その様子をアルバム係さんがビデオで収録していました)

 

 

 

 

 

 

子どもたちの歌声とインタビューは19日にオンエアー。スポンサーの写真館さんが撮影した写真はパスワード管理されたインターネットで特別価格で販売してくださるそうです。

詳しくは 明日 お手紙を持ち帰りますのでお確かめください。

 

さぁ 最終の一週間

週末に先週の保育記録を読んでいたら いくつかの記述に目がとまりました。

年少ピンクバッチグループの様子で 最近 子どもたちが間違いに気づくのに 保育者が正しいことと間違っていることを同時に示して子どもの気づきを促しても混乱する事なく きちんと間違えに気づき正しい言動をとれるようになっている。入園当初は そのような促し方をすると混乱していたのに…。

おわかれ会に向けてプレゼントを準備していると なかなか関わりがうまくいかなかったお友だちに どうしても自分から直接プレゼントを渡したいといってきかない子どもが数人いた…。子どもは互いに成長する中で 自分にとって苦手な面だけではなく他の子どもの素敵な面にも気づいてゆくものなのですね。

そして 卒園児の中で寂しい思いをつのらせている様子がみられているということだったので 職員会議でドンリュウ園長から保育者に 「卒園は子どもにとって寂しいことではあるけれど その思いをしっかり受けとめながらも 幼稚園に思いをとどめさせるのではなく 旅立ち 新しい門出なのだから たんたんと送り出そう…」と話しをしました。

今年度 最終の一週間も 子どもたちの気持ちに寄り添って 前を向いてしっかり保育を進めてゆきます。

 

お別れ会

一年間を歌でふり返った後 お母さん方がフライングゲーム(クイズ)をしてくださり みんなで楽しみました。その後 先生方から発表会と同じ出し物を披露してもらい 妖怪体操第一の時は子どもたちも総立ちで一緒に身体を動かしていました。

 

 

 

 

 

 

発表j会のメイキングビデオを観た後 年少ピンクバッチさんからおわかれの言葉を 年中黄バッチさんからは飛び出すメッセージカードのプレゼントがありました。

 

 

 

 

 

 

第二部?は ホールで全員で給食とおやつをいただきました。

 

 

 

 

 

 

そして お別れ会担当のお母さん方から 年長青バッチグループのお友だちといっしょに卒園(退職)する池田先生にサプライズの贈り物をしたい というお申し出をいただき ちょうど今日は池田先生の誕生日なので みんなでハッピーバースディの歌をプレゼントしました。

お別れ会担当のお母さん方には 出し物の後 昼食会場の設営 配膳と片付けもしていただきました。おこころ遣いと共に 本当にありがとうございました。

 

朝の出迎え

朝はできるだけ 門前で子どもたちを出迎えるようにしています。

この時期は月寒小学校の子どもたちも通学路の関係でたくさん幼稚園の前を通っているので なかなか楽しい時間です。

今朝 バスを降りてきた兄妹が「おとうさんが さむいとき これはるとあったかいよ っていってたよ…」と言いながら それぞれ一袋ずつ 貼るカイロを差し出してくれました。それは お父さんとのやりとりが手に取るようにわかるような言い方で…。(うれしかった~)

さすがに真冬は寒くてつらい日もありますが それ以上に 子どもたちや保護者の皆さんの表情をみながら挨拶を交わすことは楽しいものです。

ドンリュウは 幼児の場合 言葉や態度での挨拶の仕方の善し悪しは あまり気にしていません。

大事なのは ちょっとした表情の変化にあらわれるこころもちだと思って 子どもたちにまなざしを向けています。

さぁ 今年度の保育も指折り数えるだけになってきました。来週は通園バスに添乗しようかな。