美晴保育の真髄

昨日(4・21)のポートフォリオに園庭のあそびをお約束をしっかり伝えてからあそぶ意味が書かれていました。

自分もお友だちも安全に楽しくあそぶためには 遊具の正しい使い方とあそび方をみんなが守らなければいけません。

園長が内閣府、厚生労働省、文部科学省の三府省が教育・保育施設の重大事故防止・対応ガイドラインを策定する会議に委員として参画した時 行動心理を専門として保育事故防止の指導を保育士にされている委員が「最大最良の事故防止対策は子ども自身が危険回避能力を高めることだ…」と強く主張され「そのためには小さな怪我をたくさん経験することに尽きる。それを保障するのは保育の質(保育者の質)そのものだ!」と強く意見を述べられていました。私もまったく同じ考えです。

そのような準備と配慮を不断に実践するように努めます。

そして 保育者の添え書きにとっても大事なことが書かれていました。

「自分自身はもちろんですが 大切な誰かを傷つけてしまわないように 守るべき大切なお約束・・・まだまだ難しいお友達はいるけれど、それでも これからも伝え続けていきます。たとえ意味が 難しくても 伝え続けていけば、必ず その大切さは こころに 伝わるものです。」

この短い一文に込められた保育者の意志は美晴保育の真髄です。

子どもは 自分のことを無条件で受け入れ本気で理解しようとしている人 自分に正面から向き合おうとしている人 自分のことを好きになろうとしている人に いつか 必ずこころを向けてくれます。

美晴の保育で 保育者が伝えるのは 子どもの目や耳へ ではなく こころに です。

それは 願いであり 祈りのようなものかも知れません。時には難しく厳しいことがあっても 子どもを信じて 愛をもって続けること をなにより大切にしたいものです。

【園長 東 重満】