「カオスモスの運動と逆教育」−1

個人的なことでもありますが 園長になって 気がついたら今年度で20年目を迎えました。その節目ということもあり 数回に分けて 自分のキャリアを含めて美晴の保育を少しふり返ってみます。

ここ2年間 幼児教育・保育は子ども子育て支援新制度の施行で大きな動きのただ中にありますが それ以上に大きな変化の動きの中にあると実感しています。

① 日本ばかりではなく世界が大きく変化している状況で 今の子どもたちは厳しく難しい時代を生きてゆくのであろうと考えるとき 幼児期にどのような生活や学びを経験すると良いのか…。同時に 未来に向かって生きているものの 未来のため に生きているのではなく 幼児期という時間(「いま」「ここ」)を懸命に生きている子どもと どの様に過ごすことが良いのか…。その二つを矛盾せずに実現すること。

② 多様性が尊重される社会で 人々が互恵関係の中で共生してゆく時 障がいの有無にかかわらず合理的配慮や支援が生活やあそび(学び)の中に埋め込まれていて自然になじむこと。

この①と②を現実の保育(生活)で実現するには このブログの表題にした カオスモスの運動と逆教育という概念と具体の運動が必要不可欠である ということが 私の幼児教育の現場での経験でわかった「真実」です。(でも 実行(実践)は難しい…)

そして 子どもたちの幸福を希求するならば このことは必要不可欠であり 美晴幼稚園の存在意味と社会的な使命も ここにあると考えています。

キーワードにした「カオスモスの運動」と「逆教育」という概念? 何が何だかわからないと思いますが 後の号で詳しく書きますのでご容赦ください。