それぞれに尤(もっと)もな言い分
今日は朝から雨模様で強風注意報も出されていたので 予定していたお芋掘りは延期となりました。
久しぶりに朝と帰りは園庭ではなく 屋内のホールでのあそびとなりましたが 帰りの片付けがはじまった頃 「えんちょうせんせいたいへんだ!!」と年中の男の子が呼びにきました。
どうしたのかとおもって周囲を見回してみると 大きなブロックの陰で年長の男の子二人が大もめにもめていました。
近くに寄って二人を引きなして それぞれにいったいどうしたのか訪ねてみると 4人で仲良くあそんでいたところに 他の男の子たちが断りなく入っていった事が原因らしい…。
入られた方の言い分は 折角仲良くあそんでいたのに 他のお友だちには勝手に入ってほしくなかった。
もう一方の言い分は ホールは皆で共有協力してあそぶ場なのだから 特定のメンバーだけで他の友だちを排除?するのは間違っている と。
どちらの主張も真っ当なものです。
ドンリュウは そうやって子どもどうし どんどんぶつかってほしいと心から願っています。
そんな体験をたくさん重ねながら 心も身体も大きく育ってほしい!
そうしていると 相手の気持ちや立場が 心の底から理解できて わかり合える時がくるから…。
いまきみたちはかけがえのない経験をしているんだよ。
それから グループ活動でアトリエに来ていた年長グループから 先生の目を盗んでドンリュウが仕事をしていた職員室にしばらく潜んでいた女の子もいました。
担当の保育者には グループに入りたがらない彼女の気持ちを放置しないで と職員会議でドンリュウから注意を促しましたが 彼女の気持ちはなんとなくわかっていたので ドンリュウからは強くグループのお部屋に戻るように強制はしませんでした。
年長児の心の機微を理解し望ましい対応をするには 保育者の感受性と力量が問われます。
そう ドンリュウも絶えず子どもたちに試され鍛えられているのです。
2014年9月4日 9:21 PM | カテゴリー:保育の軌跡 | 投稿者名:どんりゅう