まず 子どもを信じることからはじめたい

【「子どもを信じる」ことから】

春日山20号でワクワクひろばへの取り組みについて、それぞれ参加するチームが決まりつつあることに触れました。

職員の打ち合わせの中で、3つのチームの「割り振り」がなんとなく保育者の中で行われていたことがわかりました。実際に長期間の継続した活動にはアイディアを出したり全体を進めたりまとめたりするリーダーが必要です。人数のばらつきも最小限の方が良いに決まっています。ワクワクの経験のない子どもにとってはイメージが具体ではなく、参加したいチームが不確かなことも十分理解しています。

しかし、私は初動の段階では子どもの意志を最優先したいと思うのです。その結果、偏りやバラつきがあっても、です。

私は「子どもを信じる」ことからはじめたいと思い先生方に疑問を投げかけました。

【自分たちのワクワクひろば】

もし、チーム編成にまずいところがあって、イメージが膨らまなかったり共有することが難しい状況になった時。イメージがかたまっても具体の活動が進まなかったり、未熟さや力不足でモノづくりがかたちとして実現しなかった時。等…。行き詰った時、壁にぶち当たった時に子どもたちもなにがいけないのか、変えなければいけないのか、どう工夫すればよいか、助け合えば良いか、助けを求めれば良いか、自分たち自身で気づいたり考えたりするはずです。

ワクワクひろばに限らず、美晴幼稚園の保育は日常の生活やあそびから行事も含めて、全て子どもが主人公でかたちづくられるものです。もっと言えば、自分たちが主人公だと実感しながら体験が織りなされるものです。だから私は、子どもを、子どもの力を徹底して信じています。

春日山 21号から