10月2012

ワクワクひろば(劇場チームがやまびこ座へ)

今日は 劇場チームがやまびこ座へ出かけました。

札幌国際大学の人形劇団 あさっち と 今日の劇場見学で子どもたちの中にどんな芽生えがあったのか さっそく幼稚園に戻ってから振りかえりがあったようです。

今日は写真をUPできずにスミマセン。

実は どんりゅう園長は朝から移動して 青森県の弘前市に出かけています。というのも 明日から東北6県の保育者があつまる 東北地区の私立幼稚園教育研究大会がここ弘前市内の幼稚園を会場として開催され ひとつの分科会の助言者としての仕事があります。

明日も移動しながらではありますが 3つの幼稚園の保育をみることができます。新しい発見と学びの機会を得られるのは ほんとうにありがたいことです。

札幌市の幼稚園(公私立共も明日は教育研究大会で幼稚園や小学校で公開保育(授業)研究と分科会があります。美晴の保育者もいくつかの幼稚園に分かれて参加します。公開保育や研修で学んだことを自らの実践にいかしてゆくことが大事ですね。

キーワードは洞窟/洞穴

どうも アトラクションチームのキーワードは 「ほらあな」 とか 「どうくつ」 らしい。

そこで 今日は雨が降り出す前に 滝野すずらん公園の子どもの谷へ行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなワクワクドキドキ 発見や気づきがあったのでしょう。こらからどんなイメージがかたちになってあらわれるのか楽しみです。

ほとんど貸し切り状態だったので 思う存分あそべたようですよ。

 

暖房のスイッチON

本日 園舎の暖房のスイッチをONにしまた。

美晴幼稚園の園舎の暖房は蓄熱式の床暖房のみです。通常の床暖房とは違い、床の下に敷き詰められた蓄熱材(石こう)に電線が埋め込まれていて夜間電力を中心に通電され 蓄熱材を一定の温度(30℃)に保ち室内を暖めるふく射式暖房です。床面は30℃以上にならないので暖房中に触れても暖かくは感じません。(もちろんヒャッとすることもありません) それでも外気温が氷点下になっても室温は24時間20℃~22℃に保たれます。北海道にお住まいの人にはずいぶん低い室温だと思われるかも知れませんが 子どもたちにはちょうどよく 少し動けば汗をかく程なんです。

この暖房方式は動力を使わないので騒音は皆無 また送風しないので 余計な空気のかくはんが起きずに済み 室内の低いところと高いところの温度差が少なく 床面も過剰に熱をもたない といった利点があり 身体にやさしい暖房です。

それから 園舎は鉄筋コンクリートの躯体に外断熱を施した構造になっているので 一度 あたたまったコンクリート(石のようなもの)の外気との接触部分が断熱され 建物の躯体自身が温度の調整材の機能をはたしてくれます。冬暖かく 夏は涼しい建物です。

一度 入れたスイッチをOFFにするのは来年の5月。今年は例年より1週間ほど遅く暖房が入りました。

この冬も 予備電力が確保できそうとはいえ節電は継続するべきですが 美晴の暖房はもともと低い温度設定なので 暖房に関しては節電しません。【園長 東 重満】

ワクワクひろばに向けて(お母さん方編)

子どもたちはワクワクひろばに向けてチーム活動を本格化させています。今日はアトラクションチームが滝野すずらん公園の子どもの谷の出かけています。ドンリュウ園長は留守番隊です。

お店屋さんチーム、劇場チームもそれぞれ保育室に分かれて取り組んでいます。これから、やまぼこ座や三井アウトレットパークのフードコートなどに出かけるなどして、社会体験を交えながら活動を展開します。

美晴のワクワクひろばは2部構成。第1部(1日目)が子どもが主催でご家族や地域の方をお招きしてのワクワクひろば。第2部(2日目)はPTAが主催で子どもたちやお客様を招いてのバザーとなります。そのお母さん方の準備がどんどん進んでいるようで、今日は食券など事前販売のチケットの締め切り日でもありました。

 

 

 

 

 

今年はコーナーを統合するなどして お母さん方の負担が平均化され過重にならないように幹事さん方が配慮されているようです。今日はホール、たんぽぽ、アトリエに分かれてそれぞれ作業が進められていました。幼稚園に来ることが難しい場合はお家での作業をお願いしていますね。

準備をはじめ 様々に大変なこともあるのでしょうが 職員室までとどいている声は笑い声がほとんどで本当に楽しそうです。近年 このような保護者の関わりは敬遠されがちだというお話しを伺うこともありますが 親が子どもたちのために あるいは幼稚園全体のために 思いを寄せ汗を流している姿は必ず子どもに伝わっていて こころから嬉しく思っているものです。

美晴では そんな関係性が育まれる機会を これからも大切にして行きたいと思います。

 

豊平郵便局見学

年長青バッチグループが豊平郵便局に見学に出かけ自分で書いた幼稚園宛のハガキをポストに投函してきました。

 

 

 

 

 

まず 消印を押す機械をみせていただき 高速で動く大型の仕分け機は持参した自分たちのハガキでもデモンストレーションをしていただきました。その後 配送する自動車などを見せていただき郵便物がポストに投函して郵便局に集荷され仕分けられ そして 配送される仕組みをわかりやすく説明していただきました。

年長ともなると 実際の社会の仕組みに触れたり 実際にお仕事をされている人々の姿を観て感じることも大切な経験ですね。

今日 お休みしたお友だちのハガキも一緒にポストに投函しました。明日か明後日幼稚園に届くのが楽しみですね。

 

入園願書配布スタート

 今日10月15日から札幌市私立幼稚園の来年度入園願書配布が始まりました。幼稚園によっては配布部数を制限している園もあるようですが、美晴幼稚園は従前から願書配布の段階で配布部数の制限を行う事はありませんので、希望される方にはあまねくお渡しさせていただきます。

 今年は保育説明会と相談会の回数を増やし、出来るだけ早い時期から対応させていただくうように努力させていただきました。美晴幼稚園は、保護者の皆さんに園の保育理念や子どもの育ちについてご理解いただいた上で入園していただくことが大事な幼稚園です。

 説明会で私たちのお話しを真剣に聴いていただけることや、必要に応じてご質問や面談をしていただけることは、本当にうれしくありがたいことです。

 今年は現時点で年少3歳児の希望が多くいらっしゃいますが、これからも説明会や体験会、そして園長との面談は随時お受けしましので、美晴幼稚園の保育に興味や関心をお寄せの方は気軽にお問い合わせいただければ幸いです。【園長 東 重満】

現実に打ち拉がれて…

その今週末の教育研究大会で 小児科医で大学の教員でもある講師の基調講演がありました。演題は「気になる子どもと発達障害」。道北の私立幼稚園を中心に約500名の保育者が参加しました。

講師のお話しが終わった後、閉会式があり主催者の代表の挨拶がありました。その方は 基調講演を通して聴いていなかったようですが 「最近では文科省の調査結果等も踏まえて 疫学的に日本の10%前後の子どもに発達障がいを含めて特別な教育的ニーズ(特別な配慮や支援が必要)があるとの認識のもとに様々な施策がとられている…」 という講演の一部分を切り取って 冗談まじりに参加者をあるいは発達障がいのある人を揶揄していると思われても仕方ない発言がありました。

残念なのは その方の発言はもとより 小声でその様な発言を残念がったり批判する保育者がいる一方で その時の状況や雰囲気はあるものの 多くの保育者が声を出して笑っている事実があったことです。

講演で講師が 発達障がいのある子どもの対応で注意することとして 障がいそのものや子どもの失敗などを非難したり揶揄しないようにすることを示していたばかりなのに です。

そんな些細なことをいちいち… と思われる方もいるでしょうが その方やその日の参加者への皮肉などではなく その場に障がいと関係ある立場にいる あるいは自分自身が発達障がいで苦しんできた人がいるかも知れないということに 想像が及ばないことは 保育関係者としては一考ないし反省を求めたい と私は強く思います。

スティーヴン スピルバーグ氏が学習障がいであることを自ら明らかにしたことが報道される中で 日本の特別支援教育は社会の認識や意識を含めて 欧米から25年から30年遅れている状況であることが報じられました。

平成19年に改訂された学校教育法で幼稚園においても特別支援教育を行うことが明確に位置づけられて5年が経過しているにもかかわらず 幼稚園の保育者の認識や具体の保育実践がおいついていない現実。もちろん私学ゆえの様々な考え方 行政の施策の不備や不十分さや現場の事情は現実の問題として歴然としてありますが せっかく 教育研究大会の基調講演にこの演題この講師を選定した以上 全体が問題意識を共有することぐらいは 今 ここからでもできると 私は思うのですが…。

美晴のような幼稚園が特別な幼稚園ではない という状況になる日がくるのはいつになるのか…。現実に打ち拉がれそうになります。美晴の保育はまだまだ至らないことばかりですが 前に進み続けたいと思います。

 

保育は子ども理解から

先週と今週末 北海道私立幼稚園の教育研究大会で それぞれ公開保育研究で自園以外の保育をみる機会に恵まれました。今年の5月まで 財団法人全日本私立幼稚園研究機構の研究研修の仕事を担っていたので その間 全国の幼稚園の保育実践をみる機会を得ました。それぞれに建学の精神や独自の保育理念に基づいた素晴らしい保育実践で 多くの学びと刺激をうけてきました。もちろん 今月の北海道内での保育実践も しっかりした教育課程と指導計画に根ざした保育で多くの学びを得る機会ではありましたが 保育の難しさと怖さ を実感する機会ともなりました。

他の幼稚園の保育に触れる度に 美晴幼稚園の保育を見直す視点を得ることができます。

保育は「子ども理解」から その全てがはじまるという基本の基本は どの保育を観ても実感し再確認する最大の視座です。

このブログ 美晴の保護者や関係者ばかりでなく保育に関係する多くの方々に読んでいただいているそうなので 少し専門的な話でごめんなさい。文部科学省の指導資料集の中でも最も発行販売部数が多いといわれる第3集「幼児理解と評価」は養成課程の学生ばかりでなく現職の保育者や園長も熟読すべき必読書?であると再度思いました。

ワクワクひろば(チームが始動)

今日は全園児がそろっての保育で ワクワクに向けてチームでの活動が始動しました。

それから 玄関ホールが 子どもたちが「ワクワクわーるど」と名付けたワクワクのあそびを共有するセンターになっています。いつでもおもしろいことが起きていそうでしょう。

 

 

 

 

 

 

チームでは さっそく何やら取り組んでいましたが…

 

 

 

 

 

 

とにかく これからです。

 

「かんがえていたことがほんとうになる…」

今朝の通園バスで 年長青バッチグループの男の子が 「かんがえていたことが ほんとうになることがあるんだ…」と話していました。

話しぶりからは 最近 そんな気持ちになる出来事が頻繁にあるようでした。彼が言っていたことは「正夢」をみることとは違う と思いました。

夢やファンタジーの世界ではなく 毎日の家や幼稚園での生活の中で そのような場面が最近よくあるのだと思います。このことは 年長児の発達の一側面としてとても重要だと考えます。

そのような状況は 子どもの良い意味での万能感、自己有能感につながるからです。これからの数ヶ月 毎日の小さな出来事の中に子どもがそのように感じられる場面が確実にある保育にしてゆくのが私たち保育者の大事な仕事です。