暖房のスイッチON

本日 園舎の暖房のスイッチをONにしまた。

美晴幼稚園の園舎の暖房は蓄熱式の床暖房のみです。通常の床暖房とは違い、床の下に敷き詰められた蓄熱材(石こう)に電線が埋め込まれていて夜間電力を中心に通電され 蓄熱材を一定の温度(30℃)に保ち室内を暖めるふく射式暖房です。床面は30℃以上にならないので暖房中に触れても暖かくは感じません。(もちろんヒャッとすることもありません) それでも外気温が氷点下になっても室温は24時間20℃~22℃に保たれます。北海道にお住まいの人にはずいぶん低い室温だと思われるかも知れませんが 子どもたちにはちょうどよく 少し動けば汗をかく程なんです。

この暖房方式は動力を使わないので騒音は皆無 また送風しないので 余計な空気のかくはんが起きずに済み 室内の低いところと高いところの温度差が少なく 床面も過剰に熱をもたない といった利点があり 身体にやさしい暖房です。

それから 園舎は鉄筋コンクリートの躯体に外断熱を施した構造になっているので 一度 あたたまったコンクリート(石のようなもの)の外気との接触部分が断熱され 建物の躯体自身が温度の調整材の機能をはたしてくれます。冬暖かく 夏は涼しい建物です。

一度 入れたスイッチをOFFにするのは来年の5月。今年は例年より1週間ほど遅く暖房が入りました。

この冬も 予備電力が確保できそうとはいえ節電は継続するべきですが 美晴の暖房はもともと低い温度設定なので 暖房に関しては節電しません。【園長 東 重満】