5月2012

こぐまの森菜園の畑起こし

夜半からの雨でしたが 早朝にあがってくれましたので こぐまの森菜園の畑起こしをしました。

 

 

 

 

 

 

年代物の”耕耘機”をいつも仕事をしていただいている篠原造園さんに操作していただき耕した畑の草取りを職員総出でおこないました。除草剤などを使わない畑づくりはけっこうたいへんなんです。雨のおかげでほこりも立たず ジャガイモの種芋にとってはちょうどよい”フカフカのふとん”になりました。

ガリバーのまわりは つくしんぼうやたんぽぽがいっぱいで サクランボの花が満開でした。

 

 

絵の具あそび

今日はグループ活動でした。年少・中はSIあそびをはじめておこないました。それぞれしっかり取組めていましたよ。

年長は水彩絵の具をつかって、絵の具を調合して塗り絵をしました。

 

 

 

 

 

保育者の反省として、絵の具の面白さを知るために調合の仕方や色ののせかたなど、表現方法も含めてひと工夫して次回以降につなげて、色の世界の楽しさを広げたいと考えています。

PTA幹事会と内科検診

今日は第1回目のPTA幹事会がありました。こんな感じです…

 

 

 

 

 

本当は幹事さんが帰ってから内科検診を と考えていたのですが どんどん話が進んだようで 幹事さん方は2階のアトリエに1時くらいまでいらっしゃいました。今村先生が病院のお昼休みに検診にきてくださったので 12時過ぎから子どもたちの検診がアトリエのすぐ隣ではじまりました。新入園児の中にはお母さんを恋しがる子どももいるだろうなぁ と思いましたが、ほとんどの子は平然と今村先生の検診をうけていました。(間仕切りの向こう側でお母さん方が話をしています)

 

 

 

 

 

聴診器を胸にあてるまえに「ちゅうしゃはしないでね…」とやさしくお願いしている年少のお友だちがいました。

3歳児はこのひと月足らずの間に、衣服の着脱、トイレでのおしっこなど、着実に身辺の自立が進んでいます。

出張していました

昨日早朝から全日本私立幼稚園連行会と財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構の役員会が有り東京に出張していました。今日の避難訓練、無事、完了したと報告を受けました。

今期で役員を退任する私には最後の役員会となりました。一年間の会務報告の後、外部役員の先生方から災害時および原発事故を含めた災害後の幼稚園としての対応について、大変貴重なご意見をたくさんいただきました。このことは、全国の幼稚園にとって大事なアドバイスであると同時に美晴幼稚園にとっても大変考えるべきことの多いお話しでした。

遠い土地へ避難された方も、地元にとどまっている方も、いずれにも繊細で複雑な思いがおありになること。そして、そのことをしっかり受けとめながら、幼稚園として出来る限り子どもとともにご家族への理解を深めることの大切さを再確認しました。震災も原発事故も進行中の問題であることをしっかり胸に刻んで、これからも保育を進めてゆきたいと思います。

 

避難訓練

明日 9日は今年度はじめての避難訓練です。火事を想定しておこないます。

新入園のお友だちにとって初めての体験となる子どもが多いでしょう。

避難訓練ではありますが 今日(訓練前日)の集会などで予告して 不安や恐怖を和らげるようにしています。また、明日の訓練は子どもの様子が落ち着いた頃を見計らって 「非常ベルの大きな音が鳴りますよ… うそんこの火事ですよ… 逃げる練習ですよ」と予告してから実施します。

避難訓練としては邪道ですが、まずは子どもが出来るだけ恐怖心を持たないように、不安でパニックにならないように配慮しながら行います。

今年度 学年歴では避難訓練を3度予定していますが、様々なかたちで毎月行う予定です。

本日 会議で茨城県の先生から連休中に発生した竜巻によると思われる災害について報告がありました。報道されている以外にも数カ所で竜巻が発生した形跡があるそうです。今のところ竜巻の経路にあった幼稚園一園が園舎に被害を受けたことが報告されています。幸い、休日中の出来事でしたが、平日であれば幼稚園で子どもが被災する可能性があります。火事、地震以外にこのような事態も想定する必要があるようです。

午後保育がはじまりました

美晴は連休あけから午後保育がスタートします(近頃は4月から午後保育をする幼稚園が多くなったけれど)。

生活のリズムは少しずつ整うものです。あせる必要はまったくありません。

帰りのバスでは学年関係なしに熟睡している子どもがいました。昼食前に大泣きした子どもが先生に抱かれながら寝てしまうこともありました。そのようにしながら午前中しっかりあそんでお昼ご飯を食べてからお家に帰るという大きなリズムをつかんでゆきます。

 「ぜんぶたべたよ」と先生に満面の笑みでおしえにきていた子ども。クラスのグループで楽しく食事をいただく様子。年少児もわんぱくさ、おてんばさを発揮しつつあります。年長は平和公園で昨晩降った雨水で出来た水たまりもあそび場にしていました。タカタカオニや砂場であそんだ後、平和公園をお散歩しました。桜の花びらが散り始めていたので、拾い集めて桜吹雪にしてみました。

休日の仕事

4日 5日と東京家政大学で開催された日本保育学会大会の 保育学会企画のシンポジウムで話題提供者として発表する仕事があり出かけていました。

東京家政大学は東京23区内にある大学としては東京大学に次いて2番目に広い敷地面積だそうで大木があちらこちらに茂っている素晴らしい環境のキャンパスです。

さぁ 明日からいよいよ午後の保育もはじまります。生活のリズムを整えながら一日をしっかり過ごすように配慮して行きます。

61年前のこどもの日にこんな約束が…

61年前のこどもの日に国民の約束事として「児童憲章」が制定されました。

昭和二十六年五月五日

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。

児童は、人として尊ばれる。

児童は、社会の一員として重んぜられる。

児童は、よい環境の中で育てられる。

一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保証される。

二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。

三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。

四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。

五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。

六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整つた教育の施設を用意される。

七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。

八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。

九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境からまもられる。

十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。

十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。

十二 すべての児童は、愛とまことによつて結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

当時、国民の総意として定められた「子どもへの約束」。本当にまもられ実現されているのか…。美晴幼稚園ではどうか?我が家ではどうか…?一年に一度は胸に手をあて考えてみたいものです。

 

「んぐまーま」

詩人の谷川俊太郎さんは絵本や小学校の教科書に掲載される文章をたくさん書かれています。「んぐまーま」や「もこ もこ もこ」を愛読されていた(いる)ご家庭も多いことでしょう。娘の小学校3年生国語の教科書は谷川さんの音読を楽しめる詩から始まっています。

ちょうど10年ほど前、その谷川さんを交えた小さな勉強会に参加し、谷川さんが小学生の授業で散文を書かせた体験を引いてお話ししていた内容が幼児期の保育にも共通するなぁと感心したことがありました。

曰く「10円玉を机の上にころがして『いまの様子を自由に書いてごらん…』とこちらが言ったとたん、子どもの鉛筆はとまります。なぜだか分かります?…」

 

子どもが自由でいられるということ

もし、そうではなくて「今の様子を『チャリン』じゃなくて、なんでもいいからみんなが思うように好きに書いてみてごらん。」といったら子どもの鉛筆はスラスラ進み、発想の泉が湧くようにどんどん面白い言葉、その子らしい表現が出てくるものです…。

『チャリンじゃなくて…』と言った瞬間に子どもの既成概念の呪縛が解かれ、新しい発想の窓を開いてくれるのでしょう。

子どもが自発的、自主的にあそびの世界を広げ自由自在に楽しむことができる状況をつくるには、なんでもありだよ、好き勝手にしていいよ…ということではなくて、まずは大人の強制や無意識の強要を解いてあげることから始まるといえるでしょう。