小学校の運動会

今週 予定されていた小学校の運動会は今日(日曜日)に行われた学校がほとんどだったことでしょう。娘の小学校の運動会と父の会の片付けを終えて、ウサギたちにご飯をあげに幼稚園にいったところ、卒園児が「赤組が勝った!!」と嬉しそうに報告してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の春 卒園した1年生にとっては はじめての運動会となりましたね。

開会式の宣誓やラジオ体操、徒競走(短距離走)に表現、そしてリレーや玉入れ運命走など…。わずかな期間の小学校生活で一段も二段もギヤチェンジした、ハツラツとした姿がまぶしかったことでしょう。小学校に入学してから、環境の変化や美晴の生活や保育者との関係が子ども主体であったのが、客体というか受け身にさせられる印象が強くあって、戸惑う様子もあったようですね。

日本の小学校の運動会は明治時代の軍事教練にルーツがあって、身体を通して集団行動や規律を身につけさせる手段が程度や内容は変質してきてはいるものの、本質的なものは今なお引き継がれている面が否定できません。でもこのことは、リテラシー(読み・書き・そろばん(計算))教育とならんで日本ならではの良さでもあるといわれます。

一方で他の幼児教育や初等教育先進国から日本が立ち後れているといわれるものは、人権教育とシチズンシップ(民主的な市民教育)といわれます。

小学校と幼稚園(保育所)とは、生活の進め方や指導のあり方にある程度段差があり、かつ、教師(保育者)の子ども観や価値観(文化)の違いもあります。当然、子どもや保護者には戸惑うことがあるはずですが、前向きな学校生活を進めているうちに時間の経過にそって必ず子どもは良くも悪くも小学校に適応してゆきます。

小学校でも幼稚園でも春の運動会を経験することで、「子ども」も「子どもたち」もギアが一段切り替わるものです。これからがある意味で小学校生活の本番といえるのかも知れません。

それにしても肌寒く感じる一日でしたが、週をまたぐような延期にならず、子どもにとって何よりでした。

それから、明日は運動会があった小学校は代休となりますね。よかったら、短い時間でいいので美晴幼稚園にあそびに来てくれるとうれしいなぁ。(どんりゅう園長は最後の会議で朝バスがおわったら出かけちゃうけれど…)でも、お願いが一つ。幼稚園は新しくはいったお友だちがいるので、お兄さんお姉さん先生として、先生のお手伝いや小さな子どもたちと仲良くあそんでくれたら、とっても嬉しいです。

 

ライラックの薫る風にのって

 

 

 

 

 

 

あちらこちらにライラックが紫や白い花を咲かせています。リラ(ライラックの別称)冷えの少し冷たい風にのってほのかなライラックの香りが札幌の街に広がってます。

昨年のこの頃 卒園児の保護者などの有志でつくられた、美晴幼稚園を応援し卒園児や元職員の交流の場をつくっていただいていた「後援会」の発起人で会長でいらした古山貴子さんがご逝去されました。そのおおらかでお世話好きなお人柄は皆から慕われていらっしゃいました。

古山さんの言動ひとつひとつが私の園長としてのあり方にたくさんの示唆を与えてくださいました。

町内会のお役も担われていた古山さんは、この時期になると平和公園の周囲にたくさんのお花を植栽されていたものです(今でも続いています)。これからはライラックの花と香と共に古山さんが偲ばれます。

昨日は 天気予報がはずれ?て、さわやかなお天気になりました。今日はそれほどのお天気は期待できないかも知れませんが、多くの小学校で運動会がありますね。ライラックのようにさわやかな風を吹かせてくださいね!!