雨の日にこそ

春の遠足は小雨になりました。

集合が始まってから小雨が降ってきたので、平和公園の忠霊塔の横から藻岩山を観てみました。札幌では昔から”天気予想”を藻岩山の見え方で予想していました。山並みが近く、藻岩山の後方が雨に霞んで暗かったので、雨はやまないと予想しました。振り返って集まっている子どもとお母さん方を見てみると、傘をさし始め子どもはカッパを着はじめていました。

その様子を見て、雨の中を歩いてガリバーまで行こうと決めました。(みんなの準備が不十分ならバスで往復しようと考えていました)

環境教育の原点とわれる2つの著書があります。イディスコップ著の「イマジネーションの生態学〜子供時代における自然との詩的共感〜」。もう一つが最初に環境問題を告発したといわれる「沈黙の春」を著したレイチェルカーソンの「センスオブワンダー」です。

自然の不思議さやおもしろさに出会うには「雨の日か雨上がりがいい…」とすすめます。きっと子どもたちの感性をより敏感にし、詩的な共感を促してくれるからでしょう。

道中、うぐいすのさえずりが聞こえました。このあたりに種まきの時が来た事を知らせる合図だそうです。

子どもたちが”雨の遠足”を体験することができ、ちょうど良い時期に菜園の種植えが出来ましたのは、保護者の皆様の準備の確かさと、ご理解ご協力があったからこそだと、感謝しています。

 

 

 

 

 

同行(どうぎょう)

ガリバーまでの最後の下り坂で、年少ピンクバッジのお友だち2人が最後尾を歩いていました。ちょっとだけ抱っこされたりおんぶされたりしましたが、結局最後まで自分のリュックサックを背負い歩き通しました。

 

 

 

 

 

 

その後ろ姿がなんとも愛おしく素敵に感じカメラにおさめました。まさに同行二人ですね。