5月2012

3歳児の可能性

今日はとても気持ちよく 日差しはまぶしく 日なたは暑いくらいでした。

学齢別のグループ活動で 年少ピンクバッチグループは平和公園でグランドを走り 運動会の徒競走の走り方をしてみました。

その後、平和公園の大きな欧州松の木陰で散策して お部屋に入って運動会の装飾でもある万国旗を描いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

具体にまねること(まなぶこと) 一緒にやってみること(同調性)

認めてもらえることに生きがいを感じれること(承認の要求) 豊かな感受性と実生活やあそびを結びつけられる事。

欧州松の下で見つけた 若く閉じた松ぼっくりを 「パイナップルみたい…」と嬉嬉として見せてくれました。

 

 

 

 

 

 

これはガリバーでの一コマですが この場面以外にも自分より小さな子どもに やさしく語りかけ手助けしていっしょにあそぶ三歳児の姿をあちらこちらに見ました。

昨日のお誕生会の場面でみれた 素朴に 自分のことは自分ですること。しようと試みる姿勢。

そして 自我が充実し 他者(ひと・もの・こと・できごと)と自分自身を対象化(相対化)できることは とても大事な姿です。これからの育ちの可能性が開ける姿です。

5月うまれの誕生会

今日は5月うまれのお友だちの誕生会がありました。(4月の誕生会に出席できなかったお友だちもお祝いしました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず お母さんやお父さんと一緒に入場して ステージ上のお誕生席に着席します。その後、全員からの歌のプレゼントやお祝いの言葉をいただき、それぞれのインタビューがあります。学年を問わず、大勢の前に立つことは特別なこと…。もともと照れ屋さんばかりでなく 突然 緊張し言葉が出ない事もありますが、それなとても自然な姿です。それから、大きくなったらも予め保育室で聴いていたことと違う答えも出てきます。

これからも「大きくなったら」は変わってゆくものですが お父さんお母さんのような立派な大人の人になってほしい。ごはんをモリモリ食べて ぐっすり眠って お友だちとなかよくあそんで もっともっと心も身体もおおきくなぁれ!!

今年度 2度目の誕生会 写真の通りクラスごとに並んで椅子に座ることも 気がつけば しぜんとできるようになっています。美晴では強制して着座させる指導はしませんが みんなが同じ方向を向く事で どんなことが出来るのか どのように楽しむことができるのか そのような状況をつくることは具体に進めます。

今日はピンクバッチのお友だちも 自分の椅子を2階のホールから保育室に運びました。自分の事で出来ることは一つ一つ着実に広がっています。

一段落してから 平和公園で玉入れをしてみました。

 

 

 

 

 

 

どの樹も新緑の葉を広げ、リラ冷えとは言いながらも、新緑をぬける風は初夏の香りに満ちていますね。

 

 

小学校の運動会

今週 予定されていた小学校の運動会は今日(日曜日)に行われた学校がほとんどだったことでしょう。娘の小学校の運動会と父の会の片付けを終えて、ウサギたちにご飯をあげに幼稚園にいったところ、卒園児が「赤組が勝った!!」と嬉しそうに報告してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の春 卒園した1年生にとっては はじめての運動会となりましたね。

開会式の宣誓やラジオ体操、徒競走(短距離走)に表現、そしてリレーや玉入れ運命走など…。わずかな期間の小学校生活で一段も二段もギヤチェンジした、ハツラツとした姿がまぶしかったことでしょう。小学校に入学してから、環境の変化や美晴の生活や保育者との関係が子ども主体であったのが、客体というか受け身にさせられる印象が強くあって、戸惑う様子もあったようですね。

日本の小学校の運動会は明治時代の軍事教練にルーツがあって、身体を通して集団行動や規律を身につけさせる手段が程度や内容は変質してきてはいるものの、本質的なものは今なお引き継がれている面が否定できません。でもこのことは、リテラシー(読み・書き・そろばん(計算))教育とならんで日本ならではの良さでもあるといわれます。

一方で他の幼児教育や初等教育先進国から日本が立ち後れているといわれるものは、人権教育とシチズンシップ(民主的な市民教育)といわれます。

小学校と幼稚園(保育所)とは、生活の進め方や指導のあり方にある程度段差があり、かつ、教師(保育者)の子ども観や価値観(文化)の違いもあります。当然、子どもや保護者には戸惑うことがあるはずですが、前向きな学校生活を進めているうちに時間の経過にそって必ず子どもは良くも悪くも小学校に適応してゆきます。

小学校でも幼稚園でも春の運動会を経験することで、「子ども」も「子どもたち」もギアが一段切り替わるものです。これからがある意味で小学校生活の本番といえるのかも知れません。

それにしても肌寒く感じる一日でしたが、週をまたぐような延期にならず、子どもにとって何よりでした。

それから、明日は運動会があった小学校は代休となりますね。よかったら、短い時間でいいので美晴幼稚園にあそびに来てくれるとうれしいなぁ。(どんりゅう園長は最後の会議で朝バスがおわったら出かけちゃうけれど…)でも、お願いが一つ。幼稚園は新しくはいったお友だちがいるので、お兄さんお姉さん先生として、先生のお手伝いや小さな子どもたちと仲良くあそんでくれたら、とっても嬉しいです。

 

ライラックの薫る風にのって

 

 

 

 

 

 

あちらこちらにライラックが紫や白い花を咲かせています。リラ(ライラックの別称)冷えの少し冷たい風にのってほのかなライラックの香りが札幌の街に広がってます。

昨年のこの頃 卒園児の保護者などの有志でつくられた、美晴幼稚園を応援し卒園児や元職員の交流の場をつくっていただいていた「後援会」の発起人で会長でいらした古山貴子さんがご逝去されました。そのおおらかでお世話好きなお人柄は皆から慕われていらっしゃいました。

古山さんの言動ひとつひとつが私の園長としてのあり方にたくさんの示唆を与えてくださいました。

町内会のお役も担われていた古山さんは、この時期になると平和公園の周囲にたくさんのお花を植栽されていたものです(今でも続いています)。これからはライラックの花と香と共に古山さんが偲ばれます。

昨日は 天気予報がはずれ?て、さわやかなお天気になりました。今日はそれほどのお天気は期待できないかも知れませんが、多くの小学校で運動会がありますね。ライラックのようにさわやかな風を吹かせてくださいね!!

 

救命救急講習

本日 消防署の担当者を招いて救命救急講習を行いました。職員の他に希望された保護者の方々にも参加していただきました。美晴幼稚園ではこの救命救急講習を毎年実施しています。今回、参加できなかった保護者の方も是非来年ご参加いただければど存じます。

 

 

 

 

 

 

もう5年以上前になるでしょうか、地下鉄東豊線の電車内で若い女性が刃物で刺されるという事件がありました。命に別状はありませんでしたが、その電車に美晴幼稚園の職員が乗り合わせていて、うなだれている女性の介抱をしたことがあります。

彼女曰く、この幼稚園で受けた救命救急講習で消防署の方が「訓練通りになんて出来なくていいから、とにかく勇気を出して行動し救命にあたることです…」と繰り返し訴えていたことを思い出して恐怖に震えながらも行動した…と話していました。

救急救命という誰しも躊躇しがちな状況で迅速に具体に行動するためにも、繰り返しの体験学習が必要なのですね。

園長はキリスト教保育連盟の幼稚園の園長・主任の学習会でお話しをする仕事で出かけていました。園長は消防団員でもあり救命救急の訓練を何度となく受講していますが、参加できる時は欠かさず参加しています。

学習会の後、月寒中央商店街の懇親会に出席しましたが、同じテーブルに小学校の校長先生がいらっしゃいました。区内21校の内11校が明日運動会の予定だそうですが、いくつかの学校が昼のうちに明後日への順延を決めていたようです。しかし、その校長先生の学校は明日の朝、中止か実施か決定するということで「今晩は寝ずに雨が降らないように祈ります…」と話されていました。「だって子どもたちは明日運動会が出来るようにと期待していますから…」。強い共感をもって校長先生のお話しにうなづいていました。

 

 

ガリバーで

昨日のガリバーの様子 本日のカンファレンスでも取り上げてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こぐまの森ガリバーには 固定遊具やおもちゃはありませんが 子どもの興味や関心 驚きや発見は尽きません。

新入園のお友だちは まだ身体でその環境をこなしきれない感じはあったようですが 年長や進級児の子どものかかわりかたをみたりまねたりしながら ガリバーならではのあそびの世界を広げてゆくでしょう。

 

ガリバーでちゅーりっぷ

今年はじめて ちゅーりっぷの活動でガリバーに出かけました。

雨が降ることなく、お昼もガリバーでいただきました。新入園児のお友だちにとって、遠足をのぞいて はじめてのガリバーでの活動はどうだったのか、いっしょに過ごしてみてみたかったです。

というのも 今日 全日本幼稚園連合会の総会があり東京に出張していて園を不在にしたからです。おかげ様でこの会をもって10年間勤めさせていただいた教育研究・研修委員会の仕事を終えることができました。

明日は幼稚園に戻りますので、写真を観ながら先生方から話を聴いて 今日の様子を振りかえりたいと思います。

 

みはるんひろばがスタート

今年度のみはるんひろばが今日からスタートしました。在園児の兄弟姉妹をはじめたくさんのお友だちお母様に来園していただきました。本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

その中に、安保先生と赤ちゃんも。

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは大喜び!!

 

 

 

 

 

 

 

園庭でお話しをしていたら、なんとウサギの赤ちゃんが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和公園では さわやかなお天気のもとグループ毎に活動していました。

日食

今日 日本の一部の地域で金環日食が観測されました。

北海道では部分日食でしたが、小学生の登校時間と重なった朝の8時前後、晴天の中で観測できましたね。晴れているのにあたりが薄暗くなる様子は神秘さを感じました。

北海道で金環日食が観測できるのは、2030年とのこと。18年後の日食の日、お天気になあれ!!。

青バッチGが小学校に出かけました

今日 年長青バッチグループが1・2年生の運動会の練習を見学に月寒小学校に出かけました。月寒小学校も今週土曜日が運動会。そろそろ仕上げの段階で先生方は正直ちょっとおっかないくらいの力の入りようでした。

一方、子どもたちは良い意味でどこ吹く風、美晴の卒園児を含めて、とても楽しそうにイキイキと表現に取組んでいました。

この月寒小学校との連携は、平成20・21年度 国立教育政策研究所の指定研究として市立かっこう幼稚園と月寒小学校と美晴幼稚園とで幼稚園と小学校との連携・接続の研究を行った成果の一つです。

児童間交流は互いに望むものの、日程の調整が難しい実態があり、そこで考えたのが「ゼロタイム交流」です。それぞれが特別に時間を設定するのではなく、それぞれの活動を見学したり参加することで交流を進めようというものです。月寒公園遠足の行き帰りに小学校の校舎や施設を見学したり、6年生が修学旅行で留守の時に実際に教室に入って「小学校」を体感するなど。その一環として運動会や発表会の取組みの見学があります。

昨年度は開校130周年事業の研究協議会の一環に位置づけられたひまわり学級の授業に招待され、とても充実した楽しい活動に参加させていただきました。これらの経験は他の小学校に入学した子どもたちにもいかされているようです。小学校には理科室や音楽室などの特別教室がること。保健室があること。トイレや手洗い場の施設の使い方など…。そして、とても広いこと…。を実感できる良い機会です。

見学は2時間目の授業から「なか休み」の時間帯でした。授業中とはまたひと味違う表情の卒園児が、何気なく寄ってきて言葉をかけてくれました。年長青バッチグループの子どもたちに小学校は、小学生はどのように映ったのでしょうか。

写真はカメラの電池が切れてしました。明日、掲載しますね。