いよいよ通常(午後)保育がはじまります

連休中 親子で和やかにお散歩する様子も見かけました。連休中に札幌ならではの山コブシから山桜へと開花が移ろい(札幌では梅の花は桜の後) ムラサキツツジやレンギョウの花が一気に咲きました。(桜の花は散りはじめ木々には葉が広がりはじめています)

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美晴幼稚園では5月の連休明けから 通常の午後保育がはじまります。それまでは 新入園児が仲間入りした生活環境を考え また 保育者が家庭訪問や様々な情報を整理しながら子どもと生活を共にし 子ども理解を確かなものにするには これだけの時間は必要です。

先週の保育記録の中に進級児(年長青バッチ)が新年度の1・2週間 いつもの表情ではないことに思いを寄せて あそびの中で少しづつその子らしがもどっていたことに今後の保育の配慮点をみつけている記述がありました。

子どもたちは 新入園児 進級児を問わず幼稚園での生活の中で自分自身を取りもどしたり 位置付けたりしながら この3週間の時間を過ごしてきたのでしょう。

保育者も通常保育への準備を整え 保育室もバックヤードの教材室も環境を整え保育に向かいます。

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ところが 昨日 一時預かり保育があり園内環境をもう一度見直すと かたつむりの子どもたちの虫かごの中のキャベツの葉っぱが干からびて 敷いているシートもカラカラでした。少し大きく育った赤ちゃんカタツムリは貝殻に篭った状態で蓋の裏に張り付いていました…。キャベツの葉を取り替え 霧吹きで虫かごの中を潤った状態に戻してあげました。今朝 虫かごの中を見てみると 天井(蓋の裏)にはりついていたカタツムリはいなく 元に戻ったのでしょう。気付くのが遅くなってゴメンなさい!

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園庭で虫とり(ミミズやワラジ虫が中心で たまに 子どもたちがキンキラと呼んでいる甲羅が光る虫が採れますが)していて子どもたちが大事にバケツの中に入れて 帰りにもう一度あそぼうと玄関先に置いておいたら バケツからミミズが一気に這い上がり湿り気のある土の方に向かってタイルの床を這い始めます。居心地の良いというか 生き続けられる環境に移動するのでしょう。

カタツムリもいっしょですが 虫かごの中では限界があります。飼育している人間が 食べ物を含めて生存可能な環境を維持しなくては生き続けられません。

誤解を恐れずに言えば ミミズとカタツムリに教えられます。

人間も より居心地がよく より豊かな生活が保証される環境を希求している。

幼稚園であれば 子どもたちは安心安全でより確かな成長・発達が保証され 幸せに過ごせる生活を希求している…。

そのことをこころにとめて明日から保育にあたりたいと思います。