お支えいただいてこその美晴
30日 美晴の家保育園の竣工式の神事(豊平神社の三橋宮司様)とささやかなお祝いを美晴の家保育園のスタッフと設計施工いただきましたケント・ハウス株式会社の皆様にご臨席いただき終えることができました。
美晴幼稚園の保育は 地域の皆様 卒園生をはじめそのご家族などのご縁のある皆様 保育者養成課程の大学や小学校の先生方 そして 多様な子どもが織りなす保育に共感と理解を寄せてくださる保護者・ご家族の皆様方に支えられてはじめて実現しています。
この4月1日から保育がはじまる美晴の家保育園の立ちあげも 美晴幼稚園同様 多くの皆様のお気持ちとお力に支えられています。
何より記しておかなくてはいけないのは 10月に札幌市の子ども未来局をたずね地域型保育事業小規模保育事業を自主事業で保育施設を独自に新築して行う計画を打診したところ「最大のハードルは短い工期で設計施工を担える建築業者があるか否か…ですね」と最重要課題を示されました。その足でケント・ハウス株式会社様へ出向き社長と工事担当役員のお二人に工事の可能性をうかがったところ 二つ返事で「厳しい日程ですが かならず期限までに竣工させます」と快諾していただきました。この時のご英断がなければ 美晴の家保育園は存在していないといえます。
他のお客様の仕事が集中する時期にもかかわらず 設計から施工まで通常の「三倍速」のスピードで工事を進めていただきました。施主側の事情で限られた工期になっていたにもかかわらず 化学物質の測定でも国の指針値を下回っている状態を確認し 予定通り明日(4月1日)の開設が実現しました。
現在の保育制度と労働環境では 保育園の在所時間が長くなることは避けられません。だからこそ 子どもの成育環境を考えて 少しでも「お家」に近い環境で保育したい 施設のデザインと環境は住宅の中でもクオリティーが高いものでなくてはいけない と考え設計施工の実施者を選定しました。(ガリバーの設計者の小西氏とは両者の円熟期に次の仕事をしようと約束しています)
その他 保育士の求人に際しても 古くからのご縁をつないでくださった多くの皆様のかげのお力が大きかったのです。
明日からは 保育実践において 私たちが建物に魂と息吹をふきこみ 美晴幼稚園と共に 次の時代の美晴の保育をかたちづくってゆきたいと思います。本当にありがとうございました。
2016年3月31日 10:50 PM | カテゴリー:コミュニケーション | 投稿者名:どんりゅう