心情 意欲 態度
幼児期の子どもが環境を通して育まれるものは 心情 意欲 態度 です。
これには順序性があって 心情→意欲→態度 の順です。
しかし 大人が子どもに向けるまなざしは 目に見え耳で聞くことができる行動や言動(態度)に向けられがちです。しかも 大人は従順性が強い幼児期や児童期の子どもの態度をコントロールできると錯覚しがちでもあります。(実際 テクニックがあると難しいことではありません)
保育者でも経験があればあるほど この陥穽(おとしあな わな)におちいりがちです。
本当に保育者(大人)に必要な資質・能力は 目に見えなく耳で聞くことがかなわない 子どもの心情や意欲を受けとめる感受性と触発するあり様とかかわりです。
子どもの心情や意欲が充実していれば ”態度” ばかりでなく様々な側面に回路がつながり その人らしい育ちの充実につながります。
今日の美晴の家保育園の月例ミーティングではこのような観点も議論されているはずです。
このことは美晴幼稚園の保育者にも共通する課題といえます。
活動の充実をはかりながら 子どもの生涯にわたる幸せにいかされる 基盤というか根っこの涵養を図ってゆきたいものです。
2016年11月8日 9:07 PM | カテゴリー:保育の軌跡 | 投稿者名:どんりゅう