”こどものうごくかたち” 心情→意欲→態度

明日 お天気が良さそうなので運動会の総練習ができそうです。といっても子どもたちの取り組みはまだまだこれからなので 明日はお手伝いの保護者の皆さんと先生方の動きの確認が主なねらいといえるでしょう。

運動会は個人競技のような演目であっても みんなで取組む集団活動。そのような状況 動きが わかりずらい にがて やりたくない という子どもは少なくありません。

そんな子どもの様子を目の当たりにすると 大人は理屈や自分の思い(期待)で子どもを攻(責)めてしまいがちです。

それは 子どもを外見の姿(行動)からみてしまうから…。

しかし 子どもが具体的に動くのは 運動会のような活動ばかりでなく まず こころ(心情)が動き 興味や関心(なんだろう おもしろそう)がふくらみ 意欲(動機付け)につながって 最後に 言動や行動にあらわれる という順序性があります。

幼児の場合 逆進性はあり得ません。あるとすれば 強制や支配的な行き過ぎたかかわりの中でだけです。

そして 本来 幼児には ”どの子”にも同調性(共鳴したりつられたり)や協調性(いっしょにたのしむ)があります。違いは 見えずらいか見えやすいか です。

子どもたちの思いが 幼稚園の運動会という活動でどんな ”うごくかたち” になるのか が面白いのです。

それは 大人が既成概念で思い描くかたちばかりにはならないはず です。

そんな 運動会への取組みのプロセスが 子ども一人一人の あるいは 子どもたちみんなの 大きい意味の(長い時間軸の) 成長・発達につながってゆくことが大事だと 私は考えます。

運動会当日が終着点ではないのです。

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