8月2016
今日は深夜の台風の通過がありましたが 保育園の織田先生が予めこぐまの森とガリバーを点検してくれて 中川先生も園バスの田中さんと再度点検し 雨模様が残っていましたがこぐまの森ガリバーでちゅーりっぷを行う決定をして出かけました。昨日のうちから幼稚園での保育の準備も整えたうえでの決断でした。
実は園長は昨日の誕生会の後 台風をかいくぐって石川県の教員免許状更新講習の講師を担当するため出かけていました。
園長不在でも天候の影響を見越して 念入りに準備を整えた上で適切な判断ができるようになっています。
子どもたちがこぐまの森に出かけてからは 雨にあたることなくあそべた様です。明日も継続したあそびができるといいですね。

2016年8月31日 8:31 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
今朝 園庭ではピニールプールや砂場に水を入れてあそんでいました。ただただ水浴び?を楽しんでいて微笑ましくもありましたが ドンリュウが少し遅れて幼稚園に出勤したので そのまま園内に入ると保育室で年長の男の子が 「きょうは みずあそびしかなくてつまんない… おそとにいきたくないなぁ…」とつぶやいてうかない顔をしていました。そんな子どもの思い だれか気づいていたかなぁ。園庭から戻ってくるころは いつもの表情だったけれど…。
そして 今日は8月うまれのお誕生会。逢坂先生も…。先生からのプレゼントはマジックでした。(汗びっしょりのお友だちも多かったね)









子どもにとって 家族にとってかけがえのない大事な日。クラスだよりのみんなの保育と玄関ホールのみはるカレンダーに保育者のミスがでてしまいました。(日にちの書き間違えと誕生会の今日 カレンダーに貼ってあるはずの顔写真が貼られていなかった…)
いずれも保護者からお申し出をいただきました。気まずいお思いの中でもお伝えいただきましたことに こころから感謝しますし こころから申し訳ない気持ちでいっぱいです。
子どもや家族に思いを寄せる ということは 保育者であればだれでも大事にすることですが 見切れていない(気づききれていない) しっかりやり尽くされてない私たちの実態があります。最終的にチェックを怠った園長の責任です。二度とないこの日なのに本当にごめんなさい。【園長 東 重満】
2016年8月30日 1:41 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
いよいよ今日から2学期の保育がスタートしました。
始業式では 今日から実習にはいる2名の学生(男女一名づつ)の自己紹介もしました。
元気な子どもたちの姿に こころもからだも一回り大きくなった様子がハッキリと…。
今学期もよろしくお願いします。

2016年8月22日 3:51 PM |
カテゴリー:保育の軌跡 |
投稿者名:どんりゅう
明日からいよいよ2学期の保育がはじまります。
2学期は子どもたちの関係性が広がると共に深まりをみせ 子どもの成長と共に保育が豊かになる大切な学期です。
夏休み前や全員参加ではありませんでしたが夏季保育(デイキャンプ)での子どもたちの様子には 例年にも増して着実な成長ぶり(軌跡)が見てとれました。この 今の子どもたちの姿を より成長・発達の軌道に導きその道程を支えるのは 私たち保育者の在り様と実際のかかわりです。
昨日のブログで 研修や幼児教育実践学会での経験から これまでの反省と共に私たち保育者と保育の課題の一端に触れました。
そのほとんどは ”保育者の在り様”にかんするものです。「保育」においては 省察(せいさつ)という「毎日の”保育の実態”や”保育者としての在り様”を丁寧にふり返りそのことを次の日へいかす…」その地道な繰り返しを大切にして保育の充実のため不断の努力を重ねてきました。「保育者の在り様」とは保育者としての自分の言動(言葉や一挙手一投足)が他者にどのように映るかということです。そのことを「自分に問いなおす」省察を通して 子どもと織りなす保育をよりよいものにしながら自らも保育者として成長することが 長い目で見た時に子どものためになり保育を豊かなものにするのだ と昔から保育の現場では信じてきたのです。
私は美晴幼稚園でもこのことを大切にして2学期の保育を進めたいと考えています(毎年そうですが今年はより強く思っています)。
今年は教頭ほか若い保育者が美晴の保育の担い手です。未熟なところや至らなさは確かにありますが これまで 積み重ねられてきた美晴の保育を基盤にしながらも 新しい風を吹き込み 既成概念にかたまらず 懸命に充実した実践を重ねなることによって 豊かな保育があたらしいかたちで展開してゆけると確信しています。
時には大胆に感じたりヒヤヒヤすることもあるかも知れませんが 前向きにチャレンジしたいです。
今はまだ 根拠のない確信と言えなくもありませんが 一日一日の保育の中で根拠をともなった確信にしながら 3学期につなげてゆくのが 園長である私の仕事だと覚悟をきめていますし 今年のメンバーであれば成し遂げられると考えます。
今日 高校野球選手権大会の決勝戦で北海高校の選手が懸命にプレイしていました。エースの大西君は予選の南北海道大会で4試合全て投げきりましたが その 投球数は500球を超えるもので NHKの解説を長く努められた恩師の三好先生曰く「自分の知る限り歴代の最多投球数だと思う」というピッチングでチームを甲子園に導きました。今日のテレビ放送でも 実況のアナウンサーと解説者が「大西君のピッチングはこれといった決め球がない打たせるピッチングだけれど いつも自分の気持に向き合いながら粘り強く懸命に投げぬいている」と表現していました。
そんな 孤独に自分の気持ちに向き合いながら投げぬく大西君のピッチングを支えるのは 後ろで守りスタンドで応援するチームメイトの存在です。
美晴の保育者も毎日の省察を通して子どもとの保育を毎日織りなす過程では 自然な笑顔でいられない 厳しさや難しさ 時には孤独感を感じる時もあるでしょう。その様な時は 美晴の保育者全員で互いに支え合い 時には叱咤激励しながら なれあいではない本当の同僚性を発揮して乗り越えてゆきたいです。
2学期も 子どもの命をまもり 子どもの成長・発達を支える保育の充実を 意識とチームワークをより高めながら 捲まず撓まず進めてまいりますので 保護者はじめ皆様の 美晴の保育と子どもたち全員への深いご理解とご協力をお願いいたします。
園長 東 重満
2016年8月21日 4:38 PM |
カテゴリー:コミュニケーション |
投稿者名:どんりゅう
保育者は夏休中の研修会や学会での発表 ディキャンプでの保育実践を通して多くの学びを得て リフレッシュや準備も整え2学期を迎えます。
しかし これらのことを通して 一層 保育を実らせ保護者やご家族の皆さんの信頼を得るための 現状における課題も浮き彫りになりました。(課題がある ということは まだまだ伸びしろもあるということ…)
ディキャンプでは充実した保育が実現できた一方で 保育者としての当たり前の準備や心構えができていないことがいくつかみられたこと。また 実践学会等への参加に際して 共同研究者や他園の先生との距離感が計れずに(保てずに) 言葉遣いや会話の内容あるいは振る舞いに 保育者としての自らの立場をわきまえない様子が垣間見られたこと。そして 東京での学会参加では旅程に余裕をもたせていて 残りの時間は慰安(労)も兼ねた自由時間はあったけれど 宿泊の部屋割りが年齢の近さやプライベートでの仲の良さが優先され 職務や同僚性の充実への意図がみられないものになっていたこと…。
部屋割りについては 園長としては1学期の保育から保育者どうしのチームワークが高まっていると実感していたことから 自ら決めず職員に委ねてみただけに 残念というか正直大きなショックをもって受けとめました。
今回の実践学会のシンポジウムでも 園内研修を円滑にするために飲みニケーション(飲み会)が大切などといった次元の低い話がいまだにある一方で 勤務経験数がわずか数年の若い保育者が口頭研究発表で「いくら良い保育をしていると思っていても 保育者が事務連絡や手続きをきちんとできていなければ保護者との確かな信頼関係は築けない…」と述べていたと参加した職員から伝え聞きました。
先にあげたことは とるに足らない些細なことかも知れませんが 私は保育者は”幼稚園の先生”である前に社会人として成熟し自律していなければならないと考えています。言い換えれば 社会人としての自律なしに 子どもの成長・発達を支え、保護者やご家族の子育てを支えることができる 真に信頼を寄せられる保育者には到底なれない…と。
美晴では保育者という仕事は専門的な知識や技能があれば事足りる仕事ではなく全身全霊をもってのぞまなければならない仕事であると考えています。
1学期末に保護者から「1学期は会議などで園長が不在の日が多かったようだが そのような日 先生方は少しゆるんでいるように思える…」とのご指摘いただきました。(いつもピリピリ張りつめていろ というのではなくて)
2学期以降 園長の在、不在に関係なく 保育者各自が自ら考えその場における適時適切な行動がとれるように 美晴幼稚園の保育者の社会人としての成熟を図るとともに 私自身が保育中の空気を敏感に感じ取りながら しっかり指導してゆきます。
2学期への思いは 明日21日 掲載します。
2016年8月20日 9:05 PM |
カテゴリー:どんりゅう園長のひとり言 |
投稿者名:どんりゅう
昨年度から帝京科学大学の吉川先生(この3月まで札幌大谷大学短期大学部)のご指導を受けながら 特別な支援や配慮(合理的配慮)を必要とする園児の幼児理解(実態把握)と指導計画(保育の方向性や目標)づくりの共同研究に継続して取組んでいます。
この研究の取組みは:
子どもが示す問題点(子どもができない、身についていないとこと)に着目する記録や評価 → 子どもは誰もが能動的な学び手であると捉え子どもの保育への意欲的な参加の姿を積極的に捉えてゆく記録や評価 へとシフト(移行)する
このことにより 子ども理解を充実させ そのことに基づいて参加可能な保育を計画し 多様で有機的なかかわりが保障された保育を実践し 継続することを試行しています。
その具体的な手続きは 対象となる子どもの スナップ写真を掲載したエピソード記述(ポートフォリオ)を週1枚書き ◯◯ちゃんだよりとして家庭とも共有します。そのポートフォリオに基づいて月例のカンファレンスを開き保育者全員(グループに分かれて)で話し合い 美晴幼稚園の教育課程の育ちの姿と重ねながら次の目標をたててゆくものです。
今回の幼児教育実践学会で 全国から集まった保育実践者から 考え方や視点への共感と共に 手続きの明確さや教育課程にマーイングする手法 そして 美晴の保育者の子どもをみる力と記録にまとめる能力を高く評価していただきました。また 緻密で保育者の多くの労力が必要なことから 現状では全園児への適用は難しいのではないか との指摘をいただきました。
今年度 2・3学期も 同じ手続きを継続して保育者のスキルを高め この手法の充実を図ることが直近の課題であると共に 来年度以降は 汎用化(簡略化)しながらも 本来の趣旨を損なわない手続きを検討し実行してゆきたいと考えています。
吉川先生のご指導のもと 美晴のもともとあった保育資源を再検討(再評価)させていただき これからの美晴の保育の展望が拓けたことは 保育課題が明確になり 今後の保育に大きな力となると考えています。
2016年8月20日 9:04 PM |
カテゴリー:どんりゅう園長のひとり言 |
投稿者名:どんりゅう
« 古い記事