保育の課題(共同研究と実践学会の発表から)

昨年度から帝京科学大学の吉川先生(この3月まで札幌大谷大学短期大学部)のご指導を受けながら 特別な支援や配慮(合理的配慮)を必要とする園児の幼児理解(実態把握)と指導計画(保育の方向性や目標)づくりの共同研究に継続して取組んでいます。

この研究の取組みは:

子どもが示す問題点(子どもができない、身についていないとこと)に着目する記録や評価 → 子どもは誰もが能動的な􏴷􏱯􏰞􏳮􏱼􏱽􏳄􏴏􏵌􏲮􏵎􏵍􏴺􏵍􏴋􏲇􏴸􏴼􏵌􏲮􏳏􏱍􏰀学び手であると捉え子どもの保育への意欲的な参加の姿を積極的に捉えてゆく記録や評価 へとシフト(移行)する

このことにより 子ども理解を充実させ そのことに基づいて参加可能な保育を計画し 多様で有機的なかかわりが保障された保育を実践し 継続することを試行しています。

􏴎􏲺􏴏􏰜􏵂􏱳􏵃􏰽􏵄􏰱􏱳􏰻􏴘􏲏􏰱􏴎􏲺􏴏􏰞􏰾􏳆􏰻􏰝􏰱 􏵅􏰶􏲿􏰝􏱩􏰝􏰻􏰝􏲼􏲽􏰶􏵆􏵄􏰜􏲤􏱓􏰠􏱍􏲎􏰻􏰪􏰫􏱼􏰀 􏴧􏴨􏰞􏱗􏱘􏱙その具体的な手続きは 対象となる子どもの スナップ写真を掲載したエピソード記述(ポートフォリオ)を週1枚書き ◯◯ちゃんだよりとして家庭とも共有します。そのポートフォリオに基づいて月例のカンファレンスを開き保育者全員(グループに分かれて)で話し合い 美晴幼稚園の教育課程の育ちの姿と重ねながら次の目標をたててゆくものです。

今回の幼児教育実践学会で 全国から集まった保育実践者から 考え方や視点への共感と共に 手続きの明確さや教育課程にマーイングする手法 そして 美晴の保育者の子どもをみる力と記録にまとめる能力を高く評価していただきました。また 緻密で保育者の多くの労力が必要なことから 現状では全園児への適用は難しいのではないか との指摘をいただきました。

今年度 2・3学期も 同じ手続きを継続して保育者のスキルを高め この手法の充実を図ることが直近の課題であると共に 来年度以降は 汎用化(簡略化)しながらも 本来の趣旨を損なわない手続きを検討し実行してゆきたいと考えています。

吉川先生のご指導のもと 美晴のもともとあった保育資源を再検討(再評価)させていただき これからの美晴の保育の展望が拓けたことは 保育課題が明確になり 今後の保育に大きな力となると考えています。􏴎􏲺􏴏􏰜􏵂􏱳􏵃􏰽􏵄􏰱􏱳􏰻􏴘􏲏􏰱􏴎􏲺􏴏􏰞􏰾􏳆􏰻􏰝􏰱 􏵅􏰶􏲿􏰝􏱩􏰝􏰻􏰝􏲼􏲽􏰶􏵆􏵄􏰜􏲤􏱓􏰠􏱍􏲎􏰻􏰪􏰫􏱼􏰀 􏴧􏴨􏰞􏱗