7月2017

第54回大運動会

雨で一週間延期になった運動会。意欲ますます高まってより子どもが自分のいまもっている力を存分に発揮できる運動会になりました。

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今晩はぐっすりだね。

子どもへ伝えることを怠らないこと

昨日(30日) 登園後 保護者から降園の仕方が変更になる(預かり保育になる)旨の連絡を直接受けながら お受けした保育者がその後の対応を忘れて 降園のバスに乗せてしまい園まで戻ってくるという事がありました。

美晴幼稚園では 朝 子どもが保護者と帰り方(再会の仕方)を約束してお別れしているのだから そのお約束が変わる場合は まず子どもに 「いつ」「だれから」「どの様な方法(お電話なのか…)で連絡があり」「どの様に朝のお約束が変わるのか」 をきちんと伝えた上で 職員間の連絡を所定の手続きで行うことになっています。が 昨日はその全てを実行しませんでした。

その事は 子どもの不安につながり 子どもと保護者の信頼関係を揺らがせます。

このことは 大人が思っている以上に 子どもに影響を与えます。

保育者の事務能力の問題ではなく 子どもと保護者へ思いを寄せられない無神経さが 園長としては残念です。

保育者一人一人の意識をしっかり改善し 同じ事が繰り返されない様 今日から園長の指導をゆきわたらせます。

【園長 東  重満】

名前

子どもの名前はヒトの無意識の領域に刻まれるもの(刷り込まれるもの)だから 命名も呼び方も大事にしたい と私は強く思っています。

かつて担当させていただいた保健センターの両親学級でも 小学校の家庭教育学級でも 保護者にお話する時は 必ずこのことはお伝えします。

このことを最初に思うようになったのは 大学の学生時代 先輩から交通事故で亡くなった学生の話を聴いたときに 事故現場で瀕死の状態の友だちを前に呆然としていた先輩に 通りがかった人が 「あなた 友だちなら名前を呼んであげなさい!」と言われ 我に返って名前(苗字ではなく)を呼んでみると 一瞬 息を吹き返したそうです。その繰り返しの中で救急車が到着したそうですが…。

自分の名前は無意識の領域に刻まれる…。

ことばが話せず未分化な時期からでも 自分の名前は愛情をもってやさしく呼ばれ続けることで 自分の深いところに刻まれる。

先日 伝え聴きで小学校で担任の教諭から ニックネームで呼ばれ 自分の作品に記名させられている事例を耳にしました。

そのニックネームは家族間の愛称ではなく 担任が勝手につけた 悪意をこめたものであるらしい…。残念なことですが身近で現在進行形でなされている事実です。

保育や教育の現場では名前の呼び捨ても常態化している場合があります。これも 悪意のニックネームほどではないけれど 大人は十分注意すべきだと私は考えます。呼び捨ては 名前を 名前の呼び方を粗雑にしてしまいます。

幼児期(10歳くらいまで)の子どもの名前の呼び捨てが認められるのは 親しい家族が愛情を込めながら呼ぶ場合だけだと 私は思います。

幼ければ幼いほど 多く語りかけられることばは 自分の名前ではないですか。大げさだと思われるかもしれないけれど 名前の呼ばれ方は その人の生きるかたちに 良くも悪くも影響すると考えています。

だから 美晴では子どもの名前の呼び方は大事にしたいと思います。

【園長 東  重満】