お盆休み

美晴幼稚園は11日(山の日)から今日15日までお盆休みをいただき 預かり保育も日直出勤もお休みしました。(保育園は給食の提供はお休みして保育は継続しました)

この期間 ドンリュウはいくつかのメディカルチェックをしました。その内の一つ 脳神経の定期検査では担当医の診察でのお話しの中に学ぶことがありました。

「検査技師さんが一生懸命勉強して画像の精度が上がったので 血管の状態がよくみえる様になったんですよ…」「この状態だと問題ありません。検査の間隔も延ばして大丈夫…」

機械を入れ替えた訳ではなく 検査技師の不断の努力で撮影と画像処理の技術があがり その事によって 診察する医師は脳や血管の状態がよりみやすくなったというのです。当然 診断の確度もあがりより確かなものになったことでしょう。

同じ臨床の保育も同じです。子どもをみるまなざしがより確かになれば 子どもの理解の確度も高まります。そのことは保育の様々なところに大きく影響します。

夏休み中 担当させていただいた北海道私立幼稚園協会が実施団体である教員免許状更新講習の幼稚園現職教員の試験答案の解答内容の貧しさに愕然としました(他県と同じ講座内容、試験問題ですが歴然とした差があります)。

今週も園内研修や幼児教育実践学会での学びの機会が在ります。美晴幼稚園の保育者(ドンリュウ園長も含めて)は絶え間なく学び続けながら経験をこえた力をつけて 子どもの前に立ちたいと思います。

 

生活を生活で生活へ

これは 大正から戦後にかけて日本の保育を牽引し 今なお大きな影響を与えている倉橋惣三先生の保育の本質を示した言葉です。

終戦記念日 昨年のような喧噪はなく オリンピックの中で影を潜めた感が否めないと感じるのは私だけでしょうか…。

大正生まれで戦争を青春の真っ只中で過ごした両親(二人とも他界していますが)をもつ私には ”歴史”としてとらえることはできません。

生活の中には 思いもよらぬ事 思い通りにならない事 裏切られる事 困難な事 などの連続かも知れませんが 今は 日本に住むほとんどの人々が 自分の生と衣食住が保障された中で 明日という一日を迎えることができます。

特別な日ではないありふれた一日を大切にしたいと願う静かな日が 一年の中で一日あってもよいと思います。