コミュニケーション

預かり保育が再開しました

年末年始のお休みでした預かり保育が4日(月)から再開しました。同時に職員の日直出勤もはじまりました。

11日のディキャンプは総勢100名を超える親子と卒園生で冬のあそびを思いっきり楽しめそうです。

幼稚園は子どもの声が響くのが似合います。

今年もよろしくお願いします

新年あけましておめでとうございます。

おもちつき会でみんなでつくった鏡餅を 幼稚園のホールとガリバーそして園バスにお供えして 新しい年を迎えました。

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今年一年 職員一同 子どもの安心と安全をまもって保育を進めてまいりますので よろしくお願いいたします。

 

良い年をお迎えください

今年一年ありがとうございました。

園長便りの「春日山」に 毎年 夏・冬休みに前後して 吉野 弘の「生命は」という詩を掲載させていただいています。

生命は

自分自身だけでは完結できないように

つくられているらしい

花もめしべとおしべが揃っているだけでは

不充分で虫や風が訪れて

めしべとおしべを仲立ちする

生命は

その中に欠如を抱きそれを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分他者の総和

しかし互いに欠如を満たすなどとは

知りもせず知らされもせず

ばらまかれている者同士

無関心でいられる間柄

ときに

うとましく思うことさえ許されている間柄

そのように 世界がゆるやかに構成されているのは なぜ?

花が咲いているすぐ近くまで

虻(あぶ)の姿をした他者が

光をまとって飛んできている

私も あるとき

誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき

私のための風だったかもしれない

 

どんどん窮屈になっているようにしか見えない子ども達の育つ道程、子育て環境、そして近頃の社会のあり様を含めた子どもを取り巻く状況を思うとき、この詩の意味が胸に深くしみます。

「…世界は多分 他者の総和…」依存や支え合い、「お互い様」の関係がそれぞれの生活を豊かにし互いの関係に潤いを与えてくれるのでしょう。その事が、今どきの子育てにも教育にも社会にも欠如していることだと私は考えます。そして、富や危機危険の偏りも世の中を歪ませているのかも知れません。紛争や対立は途切れることなく世界のどこかで悲惨な現実を重ねています。

生命は不完全さを互いに補い合い、全体の総和の中で成立するもの…。吉野弘さんの「生命は」という詩は、現代の風潮の対極にあるのではなく、その悩ましさをも包含する大きな寛容さと謙虚さがあります。

年末年始 いつもにも増して子どもと共にする時間がふえることと思いますが、その中で、必ず新しい気づきや発見があるはずです。(それは親にとって良い面も悪い面も…両面あるはずですが…)。

もし、今まで自分が見過ごしていた子どもの姿があった時には、いちいち指摘し叱るのではなく、そこを仲間に補われ支えられて今の我が子の姿があることに思いを寄せてほしいです。

そんな一面はどの子どもも必ず持ち合わせていますから…。

それでは 良い年をお迎えください。

 

今年の保育を終えました

昨日の終業式で今年一年の保育を終えました。

今年も美晴の子どもたちは全体的に欠席は少なく感染症の大きな流行もありませんでした。

私は 現代の環境では 子どもが幼稚園や学校に毎日通えることは 当たり前の様で当たり前ではないと考えています。

子どもも保護者の皆さんも職員も 身体とこころの状態を整えて意欲をもって幼稚園に通えることを 来年も大事にしたいと思います。

それは こんな地道な取組みから 充実した保育の営みがうまれてくるからです。

冬休み中 大きな事故や病気・ケガにあわないよう願っています。

今年も一年間ありがとうございました。 【園長 東 重満】

優子先生の運転

昨日の帰りバスコース 赤・青コースは優子先生が運転しました。今年度 ガリバーや円山動物園遠足などでは運転していましたが 通園バスは初めてでした。ちょっとびっくりされたお母さんもいらしたかも…。

通園バスコース初運転が冬道になって そうとう緊張して運転したのか ドンリュウが帰宅したら ソファーで大きな口を開けて寝ていました!

冬道は運転が難しいうえに 道路が狭く路面も日によって異なります。どうしても事故になる確率が増えるので ドライバーは皆さん緊張し慎重になり神経質にもなります。

昨日も出入口でのバス乗車は危険なので移動してほしいというお願いをいただき変更しました。冬の送迎は大変ですが すみやかな乗降のため早めに安全な場所でバス停でお待ちいおただき 他の車や歩行者の妨げの原因にならないよう ご協力をお願いします。

園長も研修

昨日から三日間 就任から年月があまり経っていない園長先生を中心に 地域の保育現場のリーダーを養成する公社)全日本私立幼稚園幼児教育機構が初めて開催する研修会にオブザーバーで参加しています。北海道からもドンリュウが良く知る若手の園長先生 副園長先生方が参加しています。

これはジンクスというか なんというか 不思議と園長が不在の時にかぎって事故など普段起きないことが起こってしまうものです。それでも 様々な場に出かけて新しい知見や 他の園長と意見を交わして 自らをブラッシュアップすることはとても大切です。(他人事のように言っていますが…)

北海道の先生方は本当に頑張っています!

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豊平区の研修会

昨日(10日) 豊平区の特別支援教育研修会があり美晴幼稚園からは疋田、赤石両先生が参加しました。(園長は大学の授業と重なり残念ながら参加できませんでした)

小学校の特別支援学級の授業参観後 小学校の先生方と幼稚園の先生方で学び合いの時間を持ちました。4年ほど前から札幌市では幼保小の連絡協議会ができ年数回の研修会や連絡会を行うようになっています。昨日は小学校の校長先生も参加されていたようでとても良いことだと思います。

授業では40名ほどの先生方が参観していたようですが 子どもたちは落ち着いて授業に参加していたようです。美晴の卒園生も手をあげて意欲的に発言して参加していてとても立派だったといいう報告を聴きました。園長も実際にみてみたかった…。

昨日は月に一度のおしゃべりタイムでしたが 来室者はゼロ。いいことなのか そうではないのか ちょっと複雑です。

 

 

反省

ここ2週間ほどの間に 年少ピンクバッチと年中黄バッチの子どもが3名 頭を壁、床、階段のへりにぶつけて 2人は大きく腫れて病院で検査をし 1名は裂傷が深く脳神経外科で診断後に形成外科で縫合する事故が起きました。

本当に申し訳ないことをしました。

3件とも 本人がバランスを崩した結果起きたケガですが この時期に重なっていること 我々保育者が子どもの行動を予測しきれていないことを反省し再点検と再確認をしました。

偶発的に起きたようにみえても ケガや事故には必ず原因があります。しっかりふり返り 再発を防止するための具体の方法を確認し実行してゆきます。

 

佳作

造形あそびでお世話に高橋玲香先生が 道展で佳作を受賞され 11月1日まで札幌市民ギャラリーで開催されている展覧会で 作品が展示されています。

高橋先生はこれまでも入選され作家としてもご活躍されている先生ですが 美晴での造形はカリキュラムづくりから教材の準備まで たのしく丁寧にご指導いただいています。

機会があれば 市民ギャラリーで高橋先生の油彩画をご覧いただければ 先生の作家としての一面に触れられるかと思います。

日曜参観日

今日は日曜参観日でした。去年は近隣の小学校の行事と重なってしまったのですが 今年は幸い重複する学校はなかったようです。しかし 夜半からの強風と初雪が降るあいにくのお天気となりました。

でも 縮み上がるほどの寒さの中 初雪がうれしくて嬉々として園庭に入ってくる子どもとお母さんの姿がありました。

そうだよね 初雪の体験が指折おりで数えられる子どもには うれしい出来事だもんね。

 

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その寒風の中 たくさんのご家族のみなさんにご参加いただきました。お母さん方が調理してくださった恒例の豚汁 とってもおいしかったね!!

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今日は悪天候の予報だったので 園長からのお話はお休みしました。しかし 今日お話しようと思っていたことは お配りしましたリニューアルしたポリシーブックに書かれていることばかりおなので 是非 ご家庭でお読みください。

その中でも一番お伝えしたかったのは 非認知力。子どもが 「その人らしさ」を情緒の安定が守られた安心安全の中ではぐくまれることの大切さです。

大人はどうしても わかりやすい認知的な力 つまり 優劣とか 点数とか 何かができるできない といった目で見える力を過大評価しがちです。

しかし 大人になって その人やまわりの人を幸せにするには 非認知的な力(協調性 おもいやり やさしさ 忍耐力 想像力…などなど数量で表しずらい力)の基盤があってこそ だということは 今や 国際的な常識なのだそう。

幼少期のいま は 何を大切に子どもをはぐくむか は 言うまでもないでしょう。

 

そして 園長は今日 少し早く幼稚園を出させていただき 私の幼稚園でのキャリアの半分以上の期間 様々な機会にご指導いただき 時には 共に仕事をさせていただいた園長先生の奥様のお別れの会に参列させていただくため福島市に来ています(実はお別れの会は午後の早い時間であったので 日曜参観があった私は参列することはかなわず ご自宅に弔問に伺いました)。

現役の保育園の園長先生でもあり お元気だった奥様の突然の御他界は残念でなりません。お力をおとされている先生に どうしても直接お会いしてお悔やみを申し上げたかったのです。

まもなく創立80周年を迎える伝統ある めばえ幼稚園。宿泊先まで自家用車で送ってくださった副園長先生はご自身が卒園生で お母様もかつてめばえ幼稚園で教諭をされていた旧知の先生です。短い時間でしたが 園の歴史の中での 人と人とのご縁の大切さをあらためて教えていただきながら 故人を偲ばせていただきました。

今年 札幌市内でも 私が幼稚園で仕事をさせていただき始めた時から 様々にご指導いただいた 育英幼稚園の南條先生と 澄川幼稚園の米永先生が御他界されました。幼稚園の園長という仕事は その人の力というより 園児やご家族の皆さんとの出会い 様々な人々とのかかわりがあって はじめて担えるものです。寂しさと共に深い感謝の気持ちがたえません。