「どのくらすがかつかなぁ」
昨日は本当に清々しいお天気のもとで第55回大運動会を行うことができました。
私が園長に就任する前の平成5年(異常気象の年)から20年ほど延期することがなかった春の運動会が一昨年から3年連続で雨天延期になっています。やはり気候の変動が影響しているのでしょうか…。
西日本では大雨による被害が甚大で 多くの方々が犠牲になり行方不明の方がいる状況です。昨日は 被災地の皆さまに心を寄せながら 好天に恵まれたことに深い感謝の気持ちで一日過ごさせていただきました。
運動会の直前の金曜日に 年長青バッチの女の子からお手紙をもらいました。6月は大学の授業以外でも不在の日が多く このお手紙も直接受け取ることができなくてごめんなさい。
そのお手紙には「えんちょうせんせい うんどうかいがんばろうね どのくらすがかつかな」とえんぴつでかかれていました。
この一文に美晴幼稚園が運動会で大切にしていること おおげさにいえば真髄が記されているようで そして そのことを子どもがしっかりわかっていること わかりながら運動会に一所懸命に取り組み当日に期待していることが うれしかったです。
まず 自分だけでななく ”みんなでいっしょにがんばろう” という心もちをしっかりもっていること(取り組みの過程でほとんど一緒に過ごすことができなかった園長の私を含めて)。
そして 練習では 綱引きなどの紅白別の団体競技でも 年長青バッチのクラス対抗リレーでも ほぼ どこが勝つか決まっていて 保育者も少し困っていたようですが 子どもは あきらめたり決めつけてかかることはせずに 未来への期待 ワクワク感を失わずに 運動会では最後までベストを尽くそうという姿勢をもっていること…。
このような子どもたちになれるのは ご家族の皆さまの 日常家庭での子どもへのかかわり 美晴幼稚園の保育へのご理解の賜物と思います。
これかれも 素敵な子どもたちの健やかな成長・発達の支えになりますうように懸命に保育にあたってまいります。
【園長 東 重満】
2018年7月9日 9:50 AM | カテゴリー:保育の軌跡 | 投稿者名:どんりゅう