食育への思い

◾️食育への思い

給食(食)は単に空腹を満たすものではありません。
なぜなら、当園では給食(食)には様々な要素を包含していると考えるからです。

例えば、教育的要素(食に関する知識、食を選択する力の習得)、栄養的要素(心身の成長、健康維持・促進)、文化的要素(礼儀作法、儀礼・慣習、他文化理解)、社会的要素(グローバリゼーション、温暖化・飢餓などの社会問題、共食による人間関係の構築)などが挙げられます。

よって、こうづしま幼稚園では食に関する様々な要素を有機的に結びつけ構成することで、食の観点からも子どもたちの成長や社会に寄与できると考えます。

そこで、まずは以下の取り組みを行います。

〜今後の取り組み 「残食ゼロ」を目指します〜

2015年の国連サミットにおいてSDGs(持続可能な開発目標)が採択され17の分野で達成目標が設定されました。そのなかの1つに「飢餓ゼロ」があります。

また、WFP(国際連合世界食糧計画)の2018年の発表では世界に飢えで苦しむ人が約8億2100万人、そして1億5000万人以上の子ども達が発育阻害にあるといわれています。

一方、国内に目を向けると年間1人当たり51キロもの食品を廃棄している状況です(消費者庁2018)。

したがって、以上より当園ではなるべく残食が発生しないように子どもたちが食べやすい味付けや見た目を工夫し「残食ゼロ」を目指します。(残さず食べることによる達成感が子どもの自尊感情の涵養にも繋がると考えます。)