なわてBOOKS 2018/07

 

今月のなわてBOOKSは「なつ・うみ」をキーワードに

恵文社バンビオ店の津村さんに絵本を3冊セレクトして頂きました。

 

3冊とも絵が素晴らしく、私も個人的に好きな作家さんたちばかりです。

第2次世界大戦中にポーランドのワルシャワで暮らしていたシュルヴィッツ、

私と同じ年で徳島県の阿南に移り住まれた羽尻利門さん、

そして少し前に浜松にある本人の美術館

(藤森照信さんの建築で素敵でした)を訪れたことがある秋野不矩さん。

この3冊はお話はもちろん、絵も存分に楽しんで頂ければと思います。

 

『うらしまたろう』/福音館書店/時田史郎 作/秋野不矩 絵

 

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魚をとって暮らしていた浦島太郎は、ある日、村の子どもたちにいじめられていた亀を助けて、海に逃がしてやりました。次の日、太郎が釣りをしていると、美しい娘が大きな亀をしたがえて現れ、自分が昨日助けられた亀で、実は竜王の娘・乙姫であることを告げ、お礼に竜宮に来てほしいといいます…。おなじみの昔話を古代の文献にまでさかのぼり精査して再話された絵本。美しい絵と選び抜かれた言葉から、昔話のすばらしさを存分に味わうことができます。海の中の美しい世界に想像をめぐらせながら、語り継がれてきた良質な昔話をぜひお楽しみください。

 

『よあけ』/福音館書店/ユリー・シュルヴィッツ 作・画

 

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山に囲まれた湖の畔、暗く静かな夜明け前。おじいさんと孫が眠っています。沈みかけた丸い月は湖面にうつり、そよ風の立てるさざ波にゆらめきます。やがて水面にもやが立ち、カエルのとびこむ音、鳥が鳴きかわす声が聞こえるようになると、おじいさんは孫を起こします。夜中から薄明、そして朝へ…。刻々と変わっていく夜明けのうつろいゆく風景をやわらかな色調で描きだした一冊。一日がはじまる瞬間を通して大自然の雄大さや生きる力を感じられる、子どもにも大人にも深く語りかけてくれる絵本です。

 

『夏がきた』/あすなろ書房/羽尻利門 文・絵

 

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海の近くに住む少年の夏の一日。セミの声、夕立、風鈴…。夏ならではの音と豊かな自然。風や日差しの強さや、心がわきたつ瞬間…。ページをめくると目にとびこんでくる、澄みきった夏の青。どこか懐かしさを感じる、まぶしい夏の一日をあざやかに切りとった、躍動感あふれる絵本です。
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