喧嘩で見える力

「ダメー!!  触ったらダメ―!!」

自分が作った砂山を触られて、

怒っています。

 

一方の男の子は、そんな状況を怒りを知らん顔。

気にせず 砂山をいじります。

 

「ダメー!! 」と「知らん顔」が平行線で続くと、

周りの子が、「どうしたん?」と寄ってきて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生、先生!」と引っ張ってきて、

仲介に入ってもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダメー!!」という 声のある自己主張力と、

「知らん顔」という 無言の自己主張力と、

喧嘩を何とかしようという 人間関係力と、

でも、先生の力はまだ欲しいという 依存性と。

 

そう、これが 年中さんの今の力なのです。